生姜(しょうが)とは?旬・栄養・食べ方・保存法まで徹底解説【調理師監修】

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しょうがの英語・漢字表記

生姜は古くから料理や薬として親しまれている食材です。

  • 漢字では「生姜」と書きますが、ひらがな表記の「しょうが」もよく使われます。
  • 英語では「Ginger」と表記され、世界中でその香りと風味が高く評価されています。
  • 発音は/ˈdʒɪndʒər/(ジンジャー)となり、国際的なレシピにも広く採用されています。

生姜の旬|おいしい時期

新しょうがの旬は5~8月ごろ

旬カレンダー(1月〜12月)※色が付いている月が旬の目安です。

  • ハウス物は5月中旬ごろ〜出回り始める
  • 初夏(6〜8月)に出回るのが「新生姜
    → 白くてみずみずしく、やさしい辛味が特徴です。
  • 秋以降に流通するのが「ひね生姜(根生姜)
    → 収穫後に貯蔵・熟成され、辛味や風味が強く引き締まった味わいになります。

ほかの5月旬食材もチェックするなら、野菜と果物の一覧表(保存版)をどうぞ▶【保存版】5月|旬の野菜と果物【一覧表】

生姜とは |解説

生姜 しょうが(Ginger)
  • 世界中で広く使われる食材である
  • 香辛料や生薬として使われる
  • ショウガは栽培・収穫方法により根生姜、葉生姜、矢生姜(軟化生姜)に分類される

生姜(しょうが)は、ショウガ科ショウガ属に分類される多年草で、主に**根茎(地下茎)**の部分を香味野菜や薬味として利用します。
特有の辛味と爽やかな香りが特徴で、加熱料理や漬物、薬味として幅広く使われています。


生姜の主な種類

種類特徴代表的な使い方
ひね生姜
(根生姜)
収穫後、貯蔵熟成させたもの。辛味が強く皮が茶色い薬味・炒め物・煮物
新生姜
(しんしょうが)
初夏に収穫された若い生姜。白くてやわらかく、辛味がマイルド甘酢漬け・ガリ・天ぷら

新生姜との違い

  • 見た目:新生姜は白くてみずみずしい、ひね生姜は茶色く締まっている
  • 風味 :新生姜はさわやかでやさしい辛味、ひね生姜はピリッと強い辛味
  • 出回り時期:新生姜は初夏〜秋限定、ひね生姜は通年流通
現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

新生姜とひね生姜は「別物」と思うくらい、食感も味も違います。
料理に合わせて使い分けるのがおすすめです。


生姜と相性の良い食材

肉・魚

  • 豚肉:生姜焼き、炒め物で定番。脂の重さをさっぱりさせる
  • 鶏肉:唐揚げ下味、照り焼き、スープで相性◎
  • 牛肉:しぐれ煮、炒め物、煮込みの香り付け
  • 青魚(鯖・鰯・鯵):煮付け・つみれで“くさみ”対策に強い
  • :ムニエル、ホイル焼き、ちゃんちゃん焼き風にも合う
  • 牡蠣・あさり:生姜入りの酒蒸し、炊き込みで体が温まる系

野菜・きのこ

  • ねぎ(長ねぎ・万能ねぎ):鍋、スープ、薬味で鉄板コンビ
  • にんにく:中華・炒め物の香りを一段上げる
  • 玉ねぎ:生姜焼き、煮込み、スープで甘み+香り
  • 大根:おでん、煮物、みぞれ系に生姜で風味UP
  • 白菜:鍋・スープで相性抜群
  • きのこ(しめじ・舞茸・椎茸):炒め物、炊き込み、スープで香りが合う
  • ごぼう:きんぴら、炊き込みで“土っぽさ”を締める

豆腐・卵・乳製品

  • 豆腐:冷奴・湯豆腐の薬味に最高
  • 油揚げ:煮物、味噌汁、炊き込み
  • :卵スープ、生姜あんかけ、炒飯にも合う

発酵・調味料(相性を作る“組み合わせ”)

  • 味噌:生姜味噌、味噌汁、豚汁
  • 醤油:生姜焼き、漬けだれ
  • :生姜甘酢、南蛮漬け、さっぱり系
  • みりん・砂糖:照り・甘辛だれ
  • ごま(すりごま/ごま油):和え物・中華風に
  • 酒(日本酒):煮魚、蒸し物の香り付け

飲み物・果物系(意外と合う)

  • レモン:生姜レモン、魚のソテーにも
  • はちみつ:生姜はちみつ(湯割りなど)

生姜の保存方法と日持ちのコツ

保存方法一覧

保存方法状態保存期間の目安ポイント
常温保存丸ごとのひね生姜1週間程度
(風通しの良い場所)
夏場は避ける。新聞紙に包んで乾燥防止。
冷蔵保存新聞紙+ポリ袋/水に浸す2〜3週間野菜室で乾燥防止。水は2〜3日ごとに交換。
冷凍保存すりおろし/薄切り/みじん切り約1ヶ月小分けにしてラップ+ジッパー袋で保存。使うときは凍ったまま調理可能。

生姜は保存方法によって味や風味が大きく変わる食材です。

  • ひね生姜は冷蔵・冷凍保存に強く、使いやすい
  • 新生姜は水分が多いため、早めに使い切るのがおすすめ

冷蔵庫では新聞紙で包んでからポリ袋へ
より長持ちさせたい場合は、水に浸して密閉容器で保存する方法もあります。

冷凍保存はとても便利で、すりおろし、薄切り、みじん切りなど、用途に合わせて小分けしておくと時短調理にも便利です。


保存のコツまとめ

  • 乾燥と高温を避けることが最大のポイント
  • 冷凍は生のままカットしてOK
  • 解凍せずそのまま加熱調理すると香りが立ちやすい

主な品種群

  • 近江生姜(滋賀県)
  • 三州生姜(愛知県)
  • 土佐生姜(高知県)
  • 矢生姜(はじかみ)
  • 金時生姜

生姜には「ひね生姜」「新生姜」といった分類に加え、地域ごとの伝統品種やブランド品種がいくつか存在します。それぞれの品種は香り・辛味・見た目・用途が異なり、料理との相性も変わってきます。
たとえば、愛知県の三州生姜は新生姜としての代表格で、ガリや甘酢漬けなどに多く使われています。一方、高知県の土佐生姜は、風味が強く炒め物や煮物にも向いています。
また、「矢生姜(はじかみ)」のように見た目や彩りを重視する添え物向けの生姜もあります。


生姜が活きる代表的な料理

  • 豚の生姜焼き
  • ぶりの照り焼き/煮つけ
  • さばの味噌煮
  • 冷奴(しょうが+かつお節+醤油)
  • なすとしょうがの炒め物
  • 酢しょうがドレッシング
  • 鶏団子と生姜のスープ
  • 生姜の甘酢漬け(ガリ)

手のひらの生姜100g

生姜 しょうが (Ginger)

生姜の栄養素 (食品成分表)

生姜はビタミンやミネラルも含みますが、注目されているのは“香りと辛味成分”です。
特にジンゲロール
は生の状態で多く、加熱するとショウガオールに変化します。
この変化によって、辛味の質が変わり、体感として「温かくなる」と感じることがあります。

また、食物繊維も適度に含まれており、薬味や食材の一部として日常的に取り入れやすい食材です。

しょうが (生)
可食部100g当たり

栄養素新生姜皮なし単位
廃棄率1020%
エネルギー1028
水分96.091.4g
タンパク質0.30.9g
脂質0.30.3g
食物繊維(総量)1.92.1g
炭水化物2.76.6g
ナトリウム36
カリウム350270
カルシウム1112
マグネシウム1527
リン2325
0.50.5
亜鉛0.40.1
0.040.06
マンガン7.655.01
ヨウ素
セレン1
クロム11
モリブデン36
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)64
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.10.1
ビタミンK
ビタミンB10.010.03
ビタミンB20.010.02
ナイアシン0.20.06
ビタミンB60.050.13
ビタミンB12
葉酸108
パントテン酸0.050.21
ビオチン0.50.7
ビタミンC22
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

しょうがはマンガンが非常に豊富(◎)。微量でもしっかり摂れます。
カリウムは堅実(〇)で、塩分バランスに寄与。
食物繊維とマグネシウムは少し期待できる(△)。
新しょうがは水分が多く軽やか、皮なしはB6・パントテン酸・Mgがやや多めという違いがあります。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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