暑い日でも“しっかり食べたいけど重いのは嫌”。
そんな時にちょうどいいのが、Oisixのミールキット 「冷しゃぶ入り!坦々ぶっかけ飯」 です。
坦々風のピリッとした辛さと、豆乳ベースのまろやかさがしっかり調和し、冷しゃぶの柔らかな食感がご飯を一気に進ませる“中毒性の高い一品”。ラー油の量で辛さを調整できるため、辛味が得意でない人でも食べやすい構成です。
調理は 「混ぜる → 茹でる → 冷やす → 盛り付け」 の4ステップ。
麺ではなく“ご飯にかけるスタイル”のため、箸ではなくスプーンで食べるのが正解。豚肉・丘ひじきの下ごしらえがあるので多少の手間はありますが、その分「しっかり満足できる味」に仕上がっています。
この記事では、現役調理師として 味・手間・ボリューム・注意点・アレンジ を本音でレビューします。まずは結論からお伝えします。
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Oisixを初めて使う前に必ず読んでほしい
▶ 現役調理師の本音レビュー|Oisixはどんな人に本当に向く?
結論
結論:冷しゃぶ入り坦々ぶっかけ飯は“夏専用のさっぱり・ピリ辛系ミールキット”。
ラー油と豆乳ベースのたれが軽くまとまり、ご飯がスルッと進む仕上がり。
食欲の落ちる暑い日・冷たい料理が好きな人にはおすすめ。豆乳が苦手・冷飯が苦手な人には不向き。
冷しゃぶとおかひじきを茹でて冷やす工程は必要ですが、それ以外は混ぜるだけで完成します。
暑い日の“さっぱりごはん”としてはかなり優秀で、ラー油の量で辛さも調整可能。
反面、豆乳ベースのたれは好き嫌いが分かれやすく、冬の温かい食卓には向きません。
ご飯が残っている日や簡単に済ませたい時にこそ、力を発揮する一品です。
実際に作ってみた感想

調理の手間・作業工程
結論から言うと、手間の中心は「具材のカット」と「食材を茹でる工程」 です。
- 冷しゃぶの火入れ(湯通し or 下味程度)
- 坦々だれは“混ぜるだけ”で完成
- 豚肉・胡瓜・長ねぎ・丘ひじきを切る
- 丘ひじきと豚肉を茹でて冷やす
- 最後に盛り付け
下ごしらえの分量はあるものの、調理難易度は低め。料理が得意でない人でも失敗しにくい設計でした。
味(旨辛のバランス・香り・肉の食べやすさ)
一番の魅力は “旨辛×冷たいご飯”の相性の良さ。
- 辛さはラー油の量で調整可能
- 付属の食べるラー油を全量入れても“激辛”にはならない
- ただし子どもにはやや辛い
- 冷たい出汁(豆乳ベース)がご飯に絡み、さらっと食べられる
味の方向性は 「冷たい担々茶漬け」 という表現が一番近い。豚肉も柔らかく、冷しゃぶ特有のパサつきはほぼ感じません。
食感(冷しゃぶ × ご飯 × 坦々だれ)
タレの粘度は軽めで、全体が重たくならないのが好印象。水っぽくなる心配はほぼありません。冷しゃぶの柔らかさと、丘ひじきのシャキ感が良いコントラストタレはご飯に適度にしみて“つるっ”と食べ進む。冷たいミールキットの中では、食感のまとまりがかなり良い部類 です。
ボリューム
ご飯で調整できるので、食べる人に合わせて量を増減できるのが利点。男性はやや多めのご飯にすると満足度アップ。ただし入れすぎると味が薄まるので注意。付属の「かぼちゃとおくらのホットマリネ」が地味に優秀で、副菜として食卓が華やぐ。全体としては、夏バテ気味でも食べやすい“軽め〜中間”ボリューム。

◆ メリット・デメリット(H2)
メリット
- 肉が入ることで満足度が高い
冷しゃぶのボリュームがしっかりあり、ご飯メインでも物足りなさを感じにくい。 - 坦々だれの旨辛とご飯の相性が抜群
豆乳ベースのまろやかさにラー油の辛みが加わり、“冷たい坦々茶漬け”のようにスルッと食べられる。 - 手間が圧倒的に少ない(茹でて混ぜての2ステップ)
たれは混ぜるだけ。具材の下処理もシンプルで、作業量が少ない。 - 盛り付け次第で見栄えが良くなる
冷しゃぶ・胡瓜・丘ひじきの3色が映える。夏向けの“爽やか系どんぶり”として仕上がる。
デメリット
- 辛味が苦手な人には向かない
ラー油を調整できるとはいえ、基本は“旨辛”設計。小さな子どもや辛味耐性の低い人は注意。 - 豆乳が嫌いな人にも向かない
豆乳ベースのまろやかさが特徴。乳製品や豆特有の風味が苦手な人には合わない。 - 冷たいご飯×冷しゃぶに抵抗がある人は合わない
“さらっと食べる冷たい丼”なので、温かい食事が好きな人は満足度が下がる可能性あり。
盛り付け・アレンジ

盛り付けのコツ
盛り付けるときは、まず ご飯を軽くドーム状に成形 して皿の中央へ。上部に 胡瓜・丘ひじき を均一に広げると、緑の色味が生きて清涼感が出ます。豚しゃぶは一番目立つ食材なので、最後に上へふんわり置く のがポイント。付属の豆腐は 3~4等分に割り、ごはんの周辺に添える と白がアクセントになり、全体が締まります。
アレンジ(味の“方向性”を変えて楽しむ)
● キムチトッピングは相性抜群
坦々だれの旨辛とキムチの酸味がよく合います。赤色が加わることで盛り付けも映える ので、写真を撮る人にもおすすめ。
● 辛味UPアレンジ
ラー油の量で辛さが自由に調整できるが、花椒(ホアジャオ)や七味を加えると一気に中華寄りの香りに。
● さっぱり方向に振りたい場合
大葉の千切り、すりごま、ミニトマトを添えると、夏でも食べやすい“さっぱり坦々風”に変化する。
量・保存・再加熱
● 量について
冷しゃぶ入りのため満足感はあるが、1人前としては軽め。女性ならちょうど良い量、男性の場合は**+ご飯か副菜**を足したほうがバランスが取れる。
● 再加熱について
この料理は“冷たい坦々ぶっかけ飯”が前提。温め直しは不可。タレの豆乳が分離しやすく、食感も落ちるため、作ったら即食べ切る前提で考えてほしい。
● 保存について
タレをかけて完成させると、ご飯が水分を吸って劣化が早いため保存はおすすめしない。
そもそもオイシックスの品質保証は到着日+1日。特に、生の胡瓜・丘ひじき・豚肉の鮮度に左右されるため、手元に届いたら早めの調理一択。
総評・リピート判定
結論として、夏場は間違いなくリピート候補。冷たいご飯と旨辛タレの相性が良く、食欲が落ちる時期でもするっと食べられる“救済系ミールキット”です。
冷しゃぶの柔らかさ、豆乳ベースのまろやかさ、ラー油のピリ辛が一体になり、見た目以上に満足度が高い一品。特に今回はキムチを追加しませんでしたが、次回はキムチ+大葉でさらに味が締まるのが容易に想像できるため、アレンジ前提でのリピート価値があります。
一方で、「豆乳が苦手」「冷ご飯が好きではない」「辛味がほぼNG」という人には向きません。
しかし “軽さ × 満足度 × 調理のラクさ” を両立した希少タイプのミールキット なので、夏向けアイテムとしてはかなり優秀です。
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現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
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