11月の食の歳時記|行事・食べ物・季語・草木茶花まとめ

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11月の食の歳時記では、七五三や新嘗祭などの行事、寒さが増す時期にぴったりな旬の食材、草木茶花や季語についてまとめました。温かい料理が恋しくなる季節、旬の味覚で冬支度を整えましょう。

11月 食の歳時記
 

食の歳時記|11月の概要・特徴

秋が深まり、冬の足音が聞こえ始める11月。七五三や新嘗祭など、日本の伝統行事が多く行われる季節です。
根菜類やきのこ類、カキやブリなど、温かい料理にぴったりな食材が旬を迎えます。冷え込む日が増えるこの時期、旬の食材で体を温めながら冬支度を整えましょう。

農林水産省富山県射水市の学校給食「ベニズワイガニ」

 

11月の主な行事と行事食

行事日付行事食
七五三11月15日千歳飴
赤飯

寿司
勤労感謝の日11月23日新米
旬の野菜料理
ボジョレーヌーボー解禁日11月第3木曜ワインに合うおつまみ
和食の日11月24日和食全般
  • 七五三
    3歳、5歳、7歳の子どもの成長を祝う日本の伝統行事
    千歳飴(長寿を願って贈られる紅白の細長い飴)
    赤飯(お祝いの席で定番の赤飯は、七五三のお祝いでも供されます)
    鯛・寿司(特別な日のごちそうとして、鯛の焼き物や寿司が振る舞われる)
  • 勤労感謝の日
    働くことへの感謝と新穀の収穫を祝う日。
    新米(新嘗祭に由来し、その年に収穫された新米を炊いて食べる)
    旬の野菜料理(11月は白菜、ほうれん草、長いもなどが旬を迎えるため、これらを使った料理)
  • ボジョレーヌーボー解禁日
    フランスのボジョレー地方で生産される新酒ワインの解禁日
    ワインに合うおつまみ(チーズや生ハム、パテなど、ワインと相性の良いおつまみ)
  • 和食の日
    和食の文化とその魅力を再認識する日として制定
    和食全般(伝統的な和食メニュー)
 

11月|旬の食材~野菜・果実

12月が旬の野菜ーほうれんそう

ほうれん草

緑黄色野菜で、鉄分やビタミンが豊富な栄養価の高い野菜です。クセが少なく、炒め物やお浸し、スープなど幅広い料理に使われます。栄養価が高く、様々な料理に使える万能野菜。

旬のハーブ パセリ | 秋の料理に彩りと香りを添える定番ハーブ

パセリ

料理の彩りや風味付けに使われる香味野菜です。栄養価が高く、特にビタミンCや鉄分が豊富なのが特徴です。生のままやドレッシング、スムージーなどにおススメです。

人工栽培が難しく自然栽培でも繁殖しにくいので貴重な「松茸」8月に獲れ始め、9月10月11月と旬を迎える

松茸

特有の強い香りと歯ごたえのある食感が特徴のキノコです。日本では秋の味覚の王様として珍重され、高級食材として扱われています。

【保存版】11月|旬の野菜と果物【一覧表】 – japanese-food.net
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11月に旬を迎える野菜と果物をご紹介します。このページでは、11月の旬の野菜と果物を知ることができます。
https://japanese-food.net/top-page/seasonal-ingredients-table/november-vegetables-and-fruits/
 

11月|旬の食材~魚介類~

11月|旬の魚介類

ふぐ

日本では高級食材として珍重されます。特に「トラフグ」は冬の味覚の王様とされ、刺身や鍋料理に用いられます。ただし、猛毒の「テトロドトキシン」を持つ種類も多く、調理には免許が必要です。

11月|旬の魚介類

はたはた

日本海沿岸に生息し、特に秋田県の郷土料理に欠かせない魚です。「雷魚(カミナリウオ)」とも呼ばれ、冬の雷が鳴る頃に漁獲されることで知られています。

旬の食材|まぐろ

本鮪

クロマグロとも呼ばれます。マグロの中で最も高級とされ、濃厚な旨味と脂の甘みが特徴です。特に、大間産の本鮪は最高級品として知られています。世界中で高級食材として扱われ、部位ごとに異なる味わいを楽しめる

11月|旬の魚介類 一覧表【保存版】 – japanese-food.net
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11月が旬の魚介類一覧表。秋も深まり、冬の魚介類が旬の走りです。河豚、鰤、鮟鱇など、これから冬に向けて十分な脂を蓄えて旬になります
https://japanese-food.net/top-page/seasonal-ingredients-table/november-seafood/
 

11月|草木茶花の楽しみ方

11月は紅葉が最盛期を迎え、街や山々が美しい色に染まる季節です。
モミジやイチョウの葉が鮮やかに色づき、ツバキや山茶花も冬へ向けて咲き始めます。
「モミジ」は日本の秋を象徴する木で、「山茶花(さざんか)」は寒さに負けずに咲く花として親しまれています。

紅葉

秋になると美しく色づくことで知られる落葉樹。特に日本では、庭木や公園の景観樹として人気があります。日本庭園に欠かせない、四季折々の風情を楽しめる日本を代表する美しい樹木です

山茶花(さざんか)

冬に美しい花を咲かせる常緑樹です。ツバキ(椿)に似ていますが、花びらが散るのが特徴で、庭木や生垣に広く植えられています。に咲く可憐な花が特徴の山茶花は、寒い季節でも庭を華やかに彩る貴重な植物です

秋が深まり、紅葉の美しさが際立つ11月。
モミジやイチョウの紅葉、冬に咲くツバキや山茶花などが見ごろを迎えます。
このページでは、11月に楽しめる草木茶花の種類や特徴を一覧で紹介します。

秋菊つわぶき寒桜白玉椿
高台寺菊酔ふよう八朔梅万作
寒菊振袖柳はしぱみ水仙
つるもどき寒梅冬牡丹谷桑
蝋梅はんの木千両万両
椿の類山茶花ななかまど 
 

11月|季語・古称について

11月は晩秋を迎え、寒さが増してくる時期です。
「霜月(しもつき)」という古称は、霜が降り始めることに由来し、冬の訪れを予感させます。
季語には「七五三」「立冬」「小春日和」などがあり、秋から冬へと移り変わる季節の情景を表しています。

どんぐり

ブナ科の木(カシ・ナラ・シイ・カシワなど)の実の総称です。日本の森林に広く分布し、リスやシカ、イノシシなどの動物の大切な食料になります。また、縄文時代には人間の食糧としても利用されていました。

枇杷の花

初冬に小さな白い花を咲かせる果樹です。春から初夏にかけて甘くてジューシーな実をつけることで知られていますが、その花は冬の寒い時期に開花する珍しい特徴を持っています。

秋の終わりと冬の始まりが交差する11月は、寒さとともに穏やかな陽気も感じられます。
霜月、七五三、立冬、小春日和など、晩秋の美しい言葉が多く残されています。
このページでは、11月の季語・古称について一覧で紹介します。

霜月霜見月雪待月神帰月
霜降月神楽月雪見月酉の市
亥の子十日夜落ち葉
枯れ葉焚火寒雁山茶花
冬紅葉立冬小雪晩秋
初霜七五三熊手炉開き
鴨月朝寒夜寒そぞろ寒
見に入る蘆刈どんぐり胡桃
稲刈刈田落ち葉藁塚
錦木つた黄落鹿
いのしし末枯行秋秋惜しむ
初冬柊の花八手の花石蕗の花
小春小春日和冬晴紅葉散る
時雨冬日顔見せみみずく
息白し枯木冬枯
冬ざれ枯草枇杷の花冬萌
干菜山眠る枯野冬眠
炭火暖房冬籠り
 

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