和食は、素材の持ち味を最大限に引き出し、四季の恵みを大切にする日本独自の料理文化です。
「難しそう」「手間がかかる」というイメージがありますが、実は基本を押さえれば誰でもおいしく作れます。
このページでは、和食の定番レシピから、季節の料理、家庭で役立つ調理のコツまで、
現役の和食調理師(調理歴25年以上)がわかりやすく解説しながらご紹介します。
▼こんな方におすすめ
・和食を基礎から知りたい
・失敗しない調理のポイントを知りたい
・毎日の献立に和食を取り入れたい
・旬の食材を上手に使いたい
煮物・焼き物・揚げ物などの調理法別に探せるので、目的のレシピがすぐに見つかります。
和食をもっと気軽に、もっとおいしく。専門店で培った知識と技術を、今日の食卓へ。
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レシピまとめ|カテゴリー別|一覧

煮物
煮物は食材にじっくりと味を含ませることで、素材そのものの旨味を引き出す和食の基本的な調理法です。出汁と調味料のバランス、火加減、煮る時間によって風味が大きく変わります。
ポイントは最初の下ごしらえと加熱の順番。
現役の和食調理師が、家庭で失敗なくおいしく作れるコツも交えながらご紹介します。

酢の物
酢の物は、酢の爽やかな酸味で食材の旨味を引き立て、さっぱりと食べられる和食の定番副菜です。脂っこい料理の口直しや食欲が落ちる季節にも向いており、ミネラルやビタミンを無駄なく取り入れられるのも特徴です。
「酸っぱすぎてしまう」「水っぽくなる」というお悩みには、下ごしらえが重要。塩もみで余分な水分を抜くことで、味がしっかり決まり、食感も良く仕上がります。

焼き物
焼き物は、素材の香ばしさと旨味を引き出す、和食の代表的な調理法です。直火で焼く、グリルで焼く、フライパンで焼くなど、方法によって食感や風味が大きく変わります。
「パサついてしまう」「火が入りすぎる」といった失敗を防ぐには、焼き始めの温度管理と、仕上げの余熱を上手に使うことがポイント。

蒸し物
蒸し物は、食材にやさしく熱を通し、ふっくらとした食感と素材本来の旨味を閉じ込める和食の伝統的な調理法です。油をほとんど使わずに仕上げられるため、胃にやさしく、ヘルシーな料理としても人気があります。
「水っぽくなる」「すが入ってしまう」などの失敗を防ぐには、温度管理と蒸し時間がとても重要。茶碗蒸しの繊細な火入れ、魚や野菜の蒸し焼きなど、料理によって最適な蒸し方が異なります。

和え物
和え物は、旬の食材をさっと下ごしらえし、調味料と合わせることで手軽に仕上げられる和食の副菜です。火を使わずに作れるものも多く、忙しい日の一品にも役立ちます。
「味が薄い」「食感がベチャっとする」という悩みは、塩もみや下茹でで余分な水分をしっかり切ることで解決。調味料と絡みやすくなり、香りや味わいが引き立ちます。

揚げ物
揚げ物は、衣や表面を高温の油で加熱することで、外はサクッと、中はジューシーに仕上げる和食の人気調理法です。
家庭で作ると「ベチャッとしてしまう」「揚げ色が均一にならない」といった失敗が起こりがちですが、実は基本を押さえれば簡単です。ポイントは油の温度管理と、衣の厚さ。食材の水分を適度に逃がしながら、うまく閉じ込めることで、軽くて香ばしい揚げ物に仕上がります。

鍋料理
鍋料理は、具材をひとつの鍋で煮込むことで、
旨味が溶け合い、体も心も温まる和食の人気メニューです。季節の野菜や魚介、肉をバランスよく取り入れられ、栄養満点で後片付けも簡単なのが魅力です。
「味が薄い」「具材が硬くなる」という悩みには、出汁をしっかり効かせ、火の通りが遅い順に入れるのがポイント。仕上げに薬味やポン酢などを添えると、味に変化がつき、最後までおいしく楽しめます。

汁物
汁物は、出汁の旨味をベースに食材の風味を生かして仕上げる、和食に欠かせない料理です。主役の料理を引き立て、食卓全体のバランスを整える役割もあります。味噌汁や澄まし汁はもちろん、具材を変えるだけで季節感や栄養価がぐっと高まります。「塩辛くなってしまう」「風味が弱い」という場合は、出汁の取り方と味噌を溶き入れるタイミングがポイントです。

漬物
漬物は、塩・酢・糠・味噌などに食材を漬け込み、保存性を高めながら旨味と食感を引き出す和食の伝統的な一品です。発酵によって生まれる酸味や香りは、食欲をそそり、毎日の食卓に欠かせない名脇役でもあります。
「塩辛すぎる」「味が均一にならない」という悩みには、漬ける時間や塩の量の調整が重要。また、下ごしらえで余分な水分を取り除くことで仕上がりの食感と保存性が大きく変わります。

出汁・ソース・タレ
和食の味を支えるのは、 “出汁” と “調味料の合わせ方” です。素材の旨味を引き出す出汁、味をまとめるタレやソースは、同じ食材でも仕上がりを大きく変えるほど重要な役割を担っています。
「いつも味が決まらない」「お店の味にならない」そんな時は出汁の濃さや調味料の割合がポイント。

調理師の覚書
和食の現場で積み重ねた技術や知識は、レシピだけでは伝えきれない大切な「経験値」です。
このページでは、作り方というよりも割合や分量を一覧表にしています。例えば、もずく酢の作り方は覚えているけど、合わせ酢の割合を忘れたときなどに便利です

現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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