【食中毒】腸炎ビブリオの潜伏期間と症状のまとめ


起因菌

  • 腸炎ビブリオ

 

症状

  1. 潜伏期間 8~15時間(早い人で2~3時間)
  2. 症状   下痢、腹痛、嘔吐、発熱、重症の場合は脱水症状
  3. 備考   コレラに似た症状で死者は少なく、致命率は低い

 

汚染源

  • 生食する魚介類
  • 加工品
  • 魚介類を調理した後の調理器具や手
  • 漬物や塩辛など塩分が多い食品(二次汚染)
    *魚を切ったまな板で胡瓜を切り、漬物に。結果、漬物内で菌が繁殖)

 

 

特徴

  • 3%の食塩を好み、最も発育する
  • 増殖スピードが速い
  • 海水温が20度以上になると海水に大量に発生する
  • 海水20度時に獲れた魚には菌がついていると考えてよい
  • 水揚げから流通過程で増殖している可能性が高い
  • この菌の食中毒発生時期は5~9月に集中している
    (最近では冬場でもみられる)

 

 

予防方法

  • 真水に弱い(流水でよく洗う)
  • 熱に弱いので加熱調理する(60℃で10分)
  • 乾燥に弱く、低温(4度以下)では繁殖しない
  • 魚介類を流水でよく洗い流すのも効果的
  • 2次感染を防ぐため、調理器具、ふきんなどを乾燥、消毒
  • 調理から摂取まで短時間で済ませる方が良い






まとめ

  • 腸炎ビブリオは熱に弱いので十分に加熱する
  • 調理器具、ふきんの除菌を徹底する
  • 乾燥低温に弱いので冷蔵庫、冷凍庫は望ましい
  • 生食するときは十分に注意する
  • 調理した後はすぐに食べるか、冷蔵庫で保存する
  • 家庭にたどり着いた時には増殖している可能性がある
  • 流水で洗い流すと効果的

 

 

備考

「食中毒」一覧表

サルモネラ菌 ボツリヌス菌
腸炎ビブリオ セレウス菌
病原大腸菌 ノロウイルス
ウエルシュ菌 フグ中毒
カンピロバクター 貝毒
エルシニア 植物性自然毒
リステリア 科学性食中毒
ブドウ球菌

 

「寄生虫」一覧表

アニサキス トキソプラズマ
大複殖門条虫 回虫
旋尾線虫 ズビニ鉤虫
顎口虫 鞭虫
肝吸虫 肝蛭
横川吸虫 赤痢アメーバ
日本海裂頭条虫 ランブル鞭毛虫
ウェステルマン肺吸虫 クリプトスポリジウム
旋毛虫 エキノコックス
無鉤条虫 広東住血線虫
有鉤条虫 アンソン裂頭条虫