飛魚 とびうお(Flying fish)

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おいしい時期

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とびうお

9月のおいしい魚介類を一覧表にしました
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9月|おいしい魚介類の一覧表|旬の魚介類
https://japanese-food.net/september-seafood/

飛魚(とびうお)とは~解説~

  • 浜飛魚は「春トビ」と言われ、春の味わい(3,4月)
  • 鳥のように滑空する(尾びれを使って加速し400m飛ぶ)
  • 加工品(ちくわ、煮干し)などにも使われる
  • 40cmを超える大型のものは「大トビ」と呼ばれ高級
  • 脂が少ないが魚本来の味が味わえる
  • 飛魚の出汁を「あごだし」という(九州では飛魚のことをあごと呼ぶ)
  • あごだしは鰹や煮干しの出汁に比べると、上品な味とコクが特徴(出汁の中でも高級品)

地方名

  • 角トビ
  • 春トビ
  • 夏トビ
  • フルセン

目利き

  • 血合い部分が赤いものが良い
  • うろこがきれいについていてお腹側が光っているもの

仲間

  • 細飛魚(ホソトビウオ)
  • 筑紫飛魚(ツクシトビウオ)
  • 浜飛魚(ハマトビウオ)

レシピ

  • 飛魚の塩焼き
  • 飛魚の刺身、寿司
  • あごだし
  • 飛魚の竜田揚げ

飛魚の栄養素 ~食品成分表~

とびうお(生)
可食部100g当たり

栄養素単位
廃棄率40%
エネルギー89
水分76.9g
タンパク質21.0g
脂質0.7g
食物繊維(総量)g
炭水化物0.1g
ナトリウム64
カリウム320
カルシウム13
マグネシウム37
リン340
0.5
亜鉛0.8
0.06
マンガン0.01
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)3
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD2.0
ビタミンE(トコフェロールα)2.3
ビタミンK
ビタミンB10.01
ビタミンB20.1
ナイアシン7.1
ビタミンB60.47
ビタミンB123.3
葉酸8
パントテン酸0.42
ビオチン
ビタミンC1
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

タンパク質:21.0 g
 白身魚らしく高たんぱく。しかも脂質は0.7 gと少なめ。

リン:340 mg
 魚類の中でも多め。骨・歯、エネルギー代謝に重要。

ナイアシン:7.1 mg
 魚の中で高水準。糖質・脂質代謝を後押し。

ビタミンB6:0.47 mg
 たんぱく代謝に必須。魚類の中でもしっかり多い。

ビタミンE:2.3 mg
 抗酸化ビタミンとしては魚で多めの部類。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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