塌菜(ターサイ/タアサイ)とは?栄養・保存法・相性の良い食材を解説|Tatsoi

TOP
TOP » 野菜 » 塌菜(ターサイ/タアサイ)とは?栄養・保存法・相性の良い食材を解説|Tatsoi

塌菜は、漢字で 「塌菜」、英語では Tatsoi と書く葉物野菜です。日本では ターサイ/タアサイ など表記が分かれることもあります。

この記事では、塌菜の旬(おいしい時期)・味の特徴・栄養のポイント・保存方法・相性の良い食材まで、調理師目線でやさしくまとめます。

塌菜(ターサイ/タアサイ)の英語・漢字表記

※本記事には広告が表示されます。

塌菜は、漢字で 「塌菜」 と書きます。読み方は一般に 「ターサイ」(または 「タアサイ」)として流通しており、表記ゆれがある野菜です。
英語では Tatsoi と書かれ、海外のレシピや商品表記でもこの名前がよく使われます。

※記事内では分かりやすさを優先して 「塌菜(ターサイ/タアサイ)」 と併記します。

  • 漢字:塌菜
  • 読み方(日本語):ターサイ/タアサイ(表記ゆれ)
  • 英語:Tatsoi

ほかの野菜・果物の漢字・英語表記もまとめて探したい方は、野菜・果物180種一覧(漢字・英語表記)もどうぞ。

塌菜(ターサイ/タアサイ)の旬|おいしい時期

たあさい/ターサイの旬は12月から2月ごろ

旬カレンダー(1月〜12月)
※色が付いている月が旬の目安です。

塌菜(ターサイ/タアサイ)は冬が旬の葉物野菜で、目安は12月〜2月ごろ。特に2月ごろに収穫が多いと言われています。寒さに当たるほど葉に甘みが出やすく、やわらかい食感を楽しめるのが冬の魅力です。

また、塌菜は寒い時期ほど地面に広がるロゼット状に育ちやすく、見た目が“ぺしゃんこ”に見えるのも特徴のひとつ。冬は炒め物やスープにすると、青菜らしい香りとやさしい甘みが引き立ちます。

なお、栽培方法や地域差によっては冬以外の時期にも出回ることがありますが、「味がのっておいしい」と感じやすいのは冬(12〜2月)と覚えておくと分かりやすいです。

ほかの旬食材もまとめて知りたい方は
1月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】 もどうぞ。

塌菜(ターサイ/タアサイ)とは~解説~

たあさい
  • 中国野菜で白菜・青梗菜の仲間
  • アブラナ科アブラナ属の植物
  • 「ターツァイ」「如月奈(きさらぎな)」と呼ばれる
  • アジア系の野菜として欧米でも人気があるTatsoi(塌菜/たあさい)は、日本ではチンゲン菜に似た見た目と味わいから「小松菜やチンゲン菜の仲間」として扱われることが多い
  • 旬は冬で霜が降りる頃に甘みが増しおいしくなる
  • 葉は濃い緑色で、茎は黄緑色
  • 肉厚な葉はへらのような形をしている
  • 火の通りが早く、アクが少ないので調理しやすい
  • 豚肉や牛肉との相性が良い
  • 地を這うように葉を広げて育つので土が入り込んでいることが多いのでよく洗う

味わい・食感

塌菜はクセが少なく食べやすい葉物で、炒め物・スープ・おひたしなど幅広く使えます。アクが強い野菜ではないため、家庭料理なら下ゆでなしでそのまま調理しやすいのも扱いやすいポイントです。食感は葉はやわらかく茎はシャキッとした歯ごたえが出やすいタイプ。
特に炒めると、茎の歯ごたえが残りやすく、葉の緑もきれいに仕上がります。加熱しすぎると葉がくたっとしやすいので、強火で手早く仕上げると食感と色が生きます。


選び方

塌菜(ターサイ/タアサイ)は、見た目で鮮度が分かりやすい野菜です。選ぶときは次のポイントを目安にすると失敗しにくくなります。

  • 葉の色が濃く、つやのある鮮やかな緑色のもの(黄ばみや乾きが少ない)
  • 葉に厚みがあり、葉先までハリがあるもの(しおれていない)
  • 葉に細かいしわ(ちりめん状の凹凸)が多いものは、甘みを感じやすいと言われます

あわせて、茎(付け根)が乾いていないか、泥や傷みが目立たないかもチェックすると安心です。


塌菜(ターサイ/タアサイ)の保存方法

塌菜(ターサイ/タアサイ)は葉がやわらかく、乾燥するとしおれやすい野菜です。ポイントは「乾かさない」「水気を残しすぎない」のバランス。買ってきたら早めに保存して、できるだけ鮮度の良いうちに使い切りましょう。

冷蔵保存(3〜4日が目安)

  1. 乾いた汚れがあれば軽く落とし、洗う場合はしっかり水気を切る
  2. 軽く湿らせたキッチンペーパーで全体を包む
  3. ポリ袋(または保存袋)に入れて口を軽く閉じ、野菜室

葉先が乾くと傷みやすいので、ペーパーは葉の部分を中心に包むと持ちが良くなります。
※保存中にペーパーがびしょびしょなら交換すると安心です。

冷凍保存(加熱調理向き)

  1. さっと洗って食べやすい長さに切る
  2. 軽くゆでる(さっとでOK)→冷水に取って色止め
  3. 水気をよく絞り、小分けにして冷凍(ラップ+保存袋がおすすめ)

冷凍すると食感は落ちやすいので、解凍はせずにそのまま炒め物やスープ、味噌汁に入れると使いやすいです。

塌菜(ターサイ/タアサイ)と相性の良い食材

塌菜(ターサイ/タアサイ)はクセが少なく、やさしい甘みがある葉物野菜。炒めても煮ても使いやすいので、たんぱく質や旨みのある食材と組み合わせると、味がまとまりやすくなります。

  • 塌菜 × 卵
    ふんわりした卵が塌菜の食感を包み、やさしい味に仕上がります。中華風の卵炒めや、スープのかき玉にもおすすめ。
  • 塌菜 × ベーコン
    ベーコンの塩気と脂のコクが加わると、塌菜の甘みが引き立ちます。さっと炒めて、仕上げに黒こしょうを効かせると相性◎。
  • 塌菜 × 豆腐
    クセのない豆腐は塌菜と合わせやすく、和風スープあんかけにすると食べやすい一品になります。やさしい味にしたい日に便利。
  • 塌菜 × きのこ類
    きのこの旨みが塌菜に移り、シンプルな味つけでも満足感が出ます。炒め物はもちろん、煮びたしやスープにも合います。
  • 塌菜 × にんにく
    にんにくの香りを立てると一気に中華っぽく。油で香りを出してから塌菜を加え、強火で手早く炒めると色も食感もきれいに仕上がります。

タアサイ(塌菜/ターサイ)の栄養まとめ

タアサイ(塌菜/ターサイ)は低カロリーで、毎日の副菜に取り入れやすい葉物野菜です(100gあたり:生12kcal、茹で11kcal)。水分が多く、脂質も少ないのが特徴です。

栄養面で目立つのは、β-カロテンビタミンK。β-カロテンは生で2200μg、茹でで2400μg、ビタミンKも生220μg、茹で230μgと、緑色の濃い葉物らしい値になっています。さらに、ビタミンCも含まれ、生31mgに対して茹では14mgと差が出るため、ビタミンCを意識するなら加熱しすぎない調理がポイントです。

ミネラルでは
カリウム(生430mg/茹で320mg)
カルシウム(生120mg/茹で110mg)
食物繊維も、生1.9g・茹で2.1gと、野菜としてしっかり摂れる範囲です。

「生」と「茹で」で比べると、ビタミンCやカリウムのように加熱で減りやすい栄養素がある一方、β-カロテンやビタミンKのように数値の変化が小さいものもあります。炒め物やスープにする場合は、短時間でさっと加熱すると、色も食感も栄養も活かしやすいです。

塌菜(ターサイ/タアサイ)の栄養素|食品成分表

たあさい
可食部100g当たり

栄養素茹で単位
廃棄率66%
エネルギー1112
水分95.094.3g
タンパク質1.11.3g
脂質0.20.2g
食物繊維(総量)2.11.9g
炭水化物2.32.2g
ナトリウム2329
カリウム320430
カルシウム110120
マグネシウム1823
リン4346
0.60.7
亜鉛0.40.5
0.040.05
マンガン0.320.38
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)24002200
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.71.5
ビタミンK230220
ビタミンB10.020.05
ビタミンB20.030.09
ナイアシン0.40.9
ビタミンB60.050.12
ビタミンB12
葉酸4265
パントテン酸0.090.19
ビオチン
ビタミンC1431
出典「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

タアサイ(塌菜/ターサイ)まとめ

タアサイ(塌菜/ターサイ)は、クセが少なく炒め物やスープに使いやすい冬の葉物野菜です。英語では Tatsoi と書き、日本では「ターサイ/タアサイ」と表記が分かれることもあります。旬は12〜2月ごろで、寒い時期ほど甘みを感じやすいのが魅力です。

選ぶときは、葉の色が濃くツヤがあるもの葉先までハリがあるものが目安。保存は乾燥に弱いので、湿らせたキッチンペーパー+袋で野菜室に入れると持ちが良くなります。冷凍する場合はさっとゆでて水気を切り、小分けにすると便利です。

栄養面では、β-カロテンやビタミンK、カリウム、カルシウムなどを含み、低カロリーで副菜に取り入れやすい野菜。献立に迷ったら、卵・ベーコン・豆腐・きのこ・にんにくなどと合わせると手早くまとまります。

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

プロフィールを見る
タイトルとURLをコピーしました