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栗の英語表記
Chestnut
Japanese chestnuts
栗の旬 ~おいしい時期~
くり
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
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*各数字で歳時記を表示
◆月別◆旬の食材一覧表 ~食材カレンダーまとめ~
栗とは ~解説~
- イガ=皮、鬼皮=果肉、渋皮&中身=種
※イガは他の果物でいう皮に当たる
※一般的に栗の皮だと思われている鬼皮が果肉
※渋皮とその中身が種 - ケーキの“モンブラン”は、栗とは関係ない
※フランス語で“モン”は山、“ブラン”は白という意味 - 日本一の栗の木が山形県にある(樹齢は300年以上と推定される)
- 皮に艶があり重い物が良い
栄養素
炭水化物を含む高カロリー食品
タンパク質、ビタミンC、B1、B2、ナイアシンを多く含む
栗のビタミンCはでんぷん質に含まれるので、加熱しても損失が少ない
渋皮にはタンニン、食物繊維が含まれるのでそのまま調理が良い
おいしい栗の見分け方
鬼皮(外側の硬い皮)に張りがある
鬼皮の茶色が濃い
指で押してもブカブカしていない
白いブツブツがついていない
座(底の部分)に黒っぽい箇所がない
座がベトベトしていない
栗の下処理
手軽な栗の食べかた
(1)沸騰した湯に生栗を入れる
(2)中火にして40分から50分ゆでる
(3)ゆで上がったら、やけどしないように注意し、包丁で縦半分に切る
(4)中身をスプーンですくい取って食べる
鬼皮のむき方
(1)生栗を熱湯に10分つけておく
(2)包丁で座(ザラザラした面)を少し切り落とす
※切りすぎると渋皮に傷がつくので注意する
(3)座と反対側に切り込みを入れ、①の湯に戻す
(4)座の部分から鬼皮を引っ張るようにして剥く
時間がある時は
(2)(3)の工程後に水に浸け、一晩おく
渋皮のむき方
(1)沸騰した湯に鬼皮をむいた栗を入れる
(2)1分から2分ゆでる
(3)火を止めて鍋から出す
(4)手で触れるくらいに温度が下がるまで待つ
(5)手で渋皮をむく
農林水産省→知って得する「栗」のこと
良い食べ合わせ
保存方法
- 栗は傷みやすいのでなるべく収穫した日に食べるのがおすすめ
- ビニール袋に入れて冷蔵庫で保存する(0℃付近が良い)
- 常温放置すると鬼皮と渋皮の間についた卵が孵化するので注意
主な品種群
- 銀寄(ぎんよせ)
- 利平(りへい)
- 筑波
- 丹沢
- ぽろたん
栗を使った料理
- 栗の渋皮煮
- 栗の甘露煮
- 栗きんとん
- 栗ご飯
- 栗まんじゅう
- 焼き栗
栗の栄養素 (食品成分表)
可食部100g当たり
日本ぐり
栄養素 | 茹で | 甘露煮 |
---|---|---|
廃棄率 | 20 % | 0 % |
エネルギー | 152 ㎉ | 232 ㎉ |
水分 | 58.4 g | 40.8 g |
タンパク質 | 3.5 g | 1.8 g |
脂質 | 0.6 g | 0.4 g |
炭水化物 | 36.7 g | 56.8 g |
ナトリウム | 1 ㎎ | 7 ㎎ |
カリウム | 460 ㎎ | 75 ㎎ |
カルシウム | 23 ㎎ | 8 ㎎ |
マグネシウム | 45 ㎎ | 8 ㎎ |
リン | 72 ㎎ | 25 ㎎ |
鉄 | 0.7 ㎎ | 0.6 ㎎ |
亜鉛 | 0.6 ㎎ | 0.1 ㎎ |
銅 | 0.37 ㎎ | 0.15 ㎎ |
マンガン | 1.07 ㎎ | 0.75 ㎎ |
ヨウ素 | – | – |
セレン | – | – |
クロム | – | – |
モリブデン | – | – |
ビタミンA(レチノール) | – | – |
ビタミンA(β-カロテン) | 24 ㎍ | 15 ㎍ |
ビタミンD | – | – |
ビタミンE(トコフェロールα) | – | – |
ビタミンK | – | – |
ビタミンB1 | 0.17 ㎎ | 0.07 ㎎ |
ビタミンB2 | 0.08 ㎎ | 0.03 ㎎ |
ナイアシン | 1.0 ㎎ | 0.3 ㎎ |
ビタミンB6 | 0.26 ㎎ | 0.03 ㎎ |
ビタミンB12 | – | – |
葉酸 | 76 ㎍ | 8 ㎍ |
パントテン酸 | 1.06 ㎎ | 0.18 ㎎ |
ビオチン | – | – |
ビタミンC | 26 ㎎ | – |
食物繊維(総量) | 6.6 g | 2.8 g |
「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用
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