壬生菜(みぶな)とは?特徴・栄養・旬・相性の良い食材を解説|京都の伝統野菜

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壬生菜 みぶな(variety of wild mustard)
 

壬生菜の旬

みぶな

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壬生菜とは~解説~

  • 壬生菜は水菜と共に「京菜」と呼ばれ、京野菜のひとつ
  • 水菜と違い、葉のふちに切れ込みがなくスプーン状になった葉が特徴
  • 壬生菜はクセのある香りとピリッとした辛味が特徴
  • 京都の伝統野菜のひとつで、水菜の一種に分類される
  • 葉は細長く、やわらかく、ほんのりとした辛みと香りがある
  • 京都市壬生(みぶ)地区で栽培されていたことが名前の由来
  • 水菜よりも切れ込みが少なく、全体的に丸みのある葉が特徴
  • 生食でも加熱でも使える万能葉物で、シャキシャキとした食感が楽しめる
  • おひたし、漬物、炒め物、サラダ、味噌汁の具などに利用される
  • 冬から春(12月〜3月頃)が旬で、寒さに強く冬場においしく育つ

壬生菜の栄養

  • エネルギーは100gあたり約20kcalとされ、低カロリーな葉物野菜のひとつ
  • 水分が多く、食物繊維も含まれている
  • ビタミンCやβ-カロテンを含む緑黄色野菜の一つ
  • カルシウムやカリウム、鉄などのミネラルを含んでいる
  • シャキシャキとした歯ざわりとともに、栄養を手軽に摂取できる点が評価されている
 

壬生菜の保存方法

  • 乾燥に弱い
  • 湿らせた新聞紙に包みビニール袋に入れ冷蔵庫で保存する
  • 可能な限り立てて保存する
  • 葉が柔らかく、長期保存には向かない
 

壬生菜の品種

  • 京びいき
  • 京なじみ
  • 京錦
  • 京風味
  • 京奏曲
  • 暁生丸葉壬生菜
  • サラダ壬生菜
 

壬生菜と相性の良い食材

  • 壬生菜 × 油揚げ × 醤油:定番の炒め煮やおひたしに
  • 壬生菜 × 豆腐 × ごま:さっぱりした白和えやナムル風におすすめ
  • 壬生菜 × にんじん × だし:色味と食感を活かした和風おひたしに
  • 壬生菜 × 卵 × しめじ:炒め物や卵とじでボリュームアップ
  • 壬生菜 × ごはん × 漬物:京風のお茶漬けや混ぜご飯にも合う
  • 壬生菜 × 鶏ひき肉 × 味噌:そぼろ風炒めでご飯のお供に最適
 

壬生菜の栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

みぶな(生)

栄養素単位
廃棄率10%
エネルギー14
水分93.9g
タンパク質1.1g
脂質0.3g
食物繊維(総量)1.8g
炭水化物2.9g
ナトリウム32
カリウム490
カルシウム110
マグネシウム30
リン34
0.5
亜鉛0.2
0.03
マンガン0.22
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)1800
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.9
ビタミンK160
ビタミンB10.04
ビタミンB20.07
ナイアシン0.7
ビタミンB60.11
ビタミンB12
葉酸110
パントテン酸0.12
ビオチン
ビタミンC38
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

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→ たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなど、健康に必要な栄養素35種類を、分類ごとにわかりやすく解説しています。

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【2025年度版】日本人の食事摂取基準一覧(年齢別の摂取量)
→ 厚生労働省の最新版をもとに、年齢・性別ごとの1日の推奨摂取量を一覧表にまとめています。

 

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