牛肉の中でも最高級部位として不動の人気を誇る「リブロース」。
肩ロースとサーロインの間に位置し、美しくきめ細かな霜降り(サシ)とフワッととろける柔らかさが最大の特徴です。すき焼きやステーキに選べば間違いなく食卓が華やぐ主役級のお肉ですが、いざ選ぶとなると
脂っこすぎて途中で食べ飽きないかな?
肩ロースやサーロインと何が違うの?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
高価なお肉だからこそ、絶対に選び方や調理で失敗したくないですよね。
そこで本記事では、調理師としての25年の経験を基に、リブロースの詳しい場所や特徴、さらに細かく分かれる「リブアイロール」などの部位の正体まで徹底解説します。
記事の後半では、すき焼きにして一番美味しく食べるためのコツや、プロが「ここなら100%間違いない」と太鼓判を押す最高峰ブランド和牛の具体的なお取り寄せ先、よくある疑問(Q&A)まで網羅しました。
ご自身が選ぶリブロースが本当に正解か、ぜひ答え合わせをしながら最後までチェックしてみてください!
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リブロ―スとは?どこの部位? ~概要~

リブロースは、牛の背中の中央部分に位置する高級部位で、肩ロースとサーロインの間にあります。第6~12肋骨のあたりにあり、ロース系の中でも特に霜降りが入りやすく、柔らかくコクのある味わいが特徴です。
この部位は、赤身と脂のバランスが絶妙で、焼いても煮てもおいしい万能部位。
ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ローストビーフなど、さまざまな料理に使われます。
また、リブロースは「リブアイロール(Ribeye Roll)」とも呼ばれ、骨やスジを除いた芯の部分は海外で人気の「リブアイステーキ」として提供されます。
一般的に「ロース」と呼ばれる部位の中でも、最も霜降りが美しく、旨みの濃い部分がこのリブロース。肉質の良さから、和牛の高級部位としても知られています。
📍部位の位置
- 位置:肩ロース(チャックロール)とサーロインの間
- 範囲:第6~12肋骨周辺
- 分類:ロース系(高級部位)

現役和食調理師のヒント
脂の甘みと旨みを活かすなら、厚切りステーキやすき焼きが特におすすめ。
しっかりとしたコクがあり、口の中でとろけるような食感を楽しめます。
リブロースの特徴と部位の魅力を調理師が解説

リブロースは、赤身と脂のバランスが非常に優れた部位です。
脂肪が細かく入り込む「霜降り」が豊富で、やわらかく、口の中でとろけるような食感が魅力。脂の甘みと赤身の旨みが調和し、ジューシーで濃厚な味わいを楽しめます。
特に和牛のリブロースは、きめ細かなサシが入り、甘みのある脂が豊か。熱を加えることで脂が溶け出し、肉全体に旨みが広がります。ステーキにすると芳醇な香りと柔らかな肉質を堪能でき、すき焼きやしゃぶしゃぶにしても上品なコクが味わえます。
一方、輸入牛では脂が控えめで、あっさりとした食味が特徴。赤身の旨みをしっかり味わいたい方に向いています。
リブロースの特徴まとめ
| 項目 | 特長 |
|---|---|
| 肉質 | やわらかく、霜降りが多い |
| 脂肪 | 甘みと香ばしさがあり、口どけが良い |
| 味わい | コクと旨みが強く、濃厚 |
| 向く料理 | ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶ、ローストビーフ |
| 食感 | しっとりジューシーで、とろけるような食感 |
リブロースとサーロイン、肩ロースは隣り合う部位だからこそ違いが分かりにくいですが、プロの目線で見ると「サシのきめ細かさ」や「脂の融点(溶ける温度)」に決定的な違いがあります。
「ギフトや特別な日のごちそうに、結局どっちを買うべき?」と迷っている方は、下記の比較記事で10項目の違いを徹底解説していますので、合わせて参考にしてくださいね。 👉 サーロインとリブロースの違いを徹底比較【どっちを買うべき?選び方ガイド】

現役和食調理師のヒント
リブロースは「火入れ」が味を左右する部位です。
表面を香ばしく焼き、中をミディアムレアに仕上げると、脂の旨みと赤身のコクが最高に引き立ちます。
リブロースの細かい部位と呼び名(リブアイロールなど)

| 名称 | 部位の位置 | 特徴 |
|---|---|---|
| リブキャップ (マキ) (カブリ) | リブロースの上部(背中側)、芯を包み込む部分 | 脂が多く、濃厚でコクがある。旨みが強い |
| リブアイロール (リブ芯) | リブロースの中心部 | 霜降りが美しく、柔らかくジューシー。脂の甘みが強い |
| エンピツ | リブロースの芯の横(肋骨側)に沿った細長い筋肉 | 希少部位。繊維が細かく、しっとり柔らかい |
サーロインよりやや脂控えめで、肉の旨味が濃いのがリブロース。
👉 伊萬里牛の詳細を見る(公式サイト)

現役和食調理師のヒント
リブロースは1つの塊でも、部分によって食感や味わいが大きく変わります。
芯(リブアイ)はステーキ、マキ(カブリ)はすき焼きやしゃぶしゃぶ、エンピツは繊細な肉質を活かして軽く火を通すのがおすすめです。
リブロースに向いている料理|すき焼き用としての実力

| 料理名 | 特徴・ポイント |
|---|---|
| ステーキ | 厚切りにしてミディアムレアで焼くと、脂の甘みと赤身の旨みが最大限に引き立つ。高温で香ばしく仕上げるのがコツ。 |
| ローストビーフ | 肉の内部をじっくり加熱することで、しっとりとした食感に。リブロースの霜降りがとろけるような旨みを生む。 |
| すき焼き | 脂が甘く、タレとの相性が抜群。さっと火を通すことで、やわらかさとジューシーさを保てる。 |
| しゃぶしゃぶ | 脂が溶け出して旨みがスープに広がる。赤身と脂のバランスが良く、軽やかな味わいを楽しめる。 |
| 焼肉 | サシが多く、焼くと脂が香ばしく溶け出す。ジューシーで食べごたえがある。 |
リブロースの持つ「きめ細かい霜降り」と「口の中でとろける脂の融点の低さ」を120%活かせる最高の調理法が、実はすき焼きです。
リブロースを使ったすき焼きを失敗せずに一番美味しく食べるための焼き方のコツや、他のお肉の部位(ロースやモモなど)との味わいの違いについては、下記の「すき焼き肉・部位選び決定版ハブページ」で詳しく解説しています。 👉 【すき焼きの肉】部位はどこが正解?調理師が教える失敗しない牛肉選び

現役和食調理師のヒント
リブロースは「高温で焼く」「短時間で煮る」など、脂を活かす火入れが鍵。すき焼きやしゃぶしゃぶでは、火を通しすぎずさっと加熱がポイントです
【プロ厳選】自宅用・ギフトにおすすめの高級和牛リブロースお取り寄せ
リブロースのポテンシャルを最大限に味わうなら、普通のスーパーのパック肉ではなく、職人が最高の厚みにカットした産地直送のブランド和牛を選ぶのが一番の近道です。ここでは、調理師である私が「この品質なら100%失敗しない」と太鼓判を押せる、お取り寄せ・ギフトに最適な厳選ショップをご紹介します。
【カネ吉山本】近江牛すき焼き用リブロース
伝統ある近江牛の極上リブロース。芸術的なサシと、口に入れた瞬間にスッと消えるような独自の融点の低さが特徴。目上の方へのギフトや、外さない特別な日のごちそうに。
実は、近江牛の老舗『カネ吉山本』は、仕入れたお肉をただカットするだけでなく、職人が肉の繊維を丁寧に見極めて手切り(すき焼きに最適な厚み)にこだわっている名店です。
調理師の目から見ても、ここのリブロースは「割り下の味に負けない肉本来の旨味」が群を抜いています。ハレの日の食卓で「本当に美味しいお肉を食べた」という感動を味わいたいなら、ここを選べば間違いありません。▶価格の目安:近江牛の極上リブロース 300g 5832円〜
【カネ吉山本 公式サイト】
極上の近江牛リブロースを見る
【米沢牛黄木】米沢牛すき焼き用リブロース
山形の厳しい大自然とはちみつを含む独自の飼料で育った、最高峰ブランド和牛「米沢牛」の極上リブロース。中心にある旨味が最も濃厚な「リブアイロール」を贅沢に味わえる一品です。知名度も抜群で、特別なご褒美やどなたに贈っても喜ばれる逸品。
米沢牛の最大の特徴は、なんと言っても「脂の圧倒的な甘み」にあります。 老舗『黄木』のリブロースは、サシ(霜降り)が非常にきめ細かく、割り下の中で煮込んでも肉質が一切固くならずにスッと箸が通るほど柔らかく仕上がります。 赤身の濃厚な旨味ととろける脂が、絡めた生卵のコクと合わさる瞬間の“完璧な調和”は、まさに米沢牛リブロースならではの特権です。価格の▶価格の目安:特選すき焼き用最高級の米沢牛リブロース 400g 12,000円〜
【米沢牛さかの 公式サイト】
最高級の米沢牛リブロースを見る
| ショップ名 | お肉の特徴 | こんなシーンにおすすめ |
| 【カネ吉ヤマモト】 | 職人の手切り。繊細で上品な肉本来の旨味 | 目上の方へのギフト・伝統の味 |
| 米沢牛専門店 さかの | きめ細かいサシ。とろける濃厚な脂の甘み | 知名度抜群・自分へのご褒美 |
調理師が答える!リブロースのすき焼きに関するよくある質問
- Qすき焼きにリブロースは「脂っこい」ですか?
- A
確かにサシは多いですが、和牛のリブロースは脂の融点が低いため、良質な割り下と生卵を絡めることで驚くほどさっぱりと召し上がれます
- Qリブロースと肩ロースはどっちが美味しい?
- A
とろける柔らかさを楽しむならリブロース、肉らしいしっかりした食感とコクを楽しむなら肩ロースがおすすめです
リブロースの栄養素(和牛肉100gあたり)
リブロースは、牛肉の中でもエネルギーが高く、たんぱく質と脂質のバランスに優れた部位です。
脂肪が多い分カロリーは高めですが、良質なたんぱく質やビタミンB群、鉄、亜鉛などを豊富に含んでいます。
以下の表では、文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、和牛リブロース(赤身)と脂身つきの栄養成分を比較しています
和牛肉 リブロース 生
※可食部100あたり
| 栄養素 | 赤身 | 脂身付 | 単位 |
|---|---|---|---|
| 廃棄率 | 0 | 0 | % |
| エネルギー | 395 | 514 | ㎉ |
| 水分 | 47.2 | 34.5 | g |
| タンパク質 | 14.0 | 9.7 | g |
| 脂質 | 40.0 | 56.5 | g |
| 食物繊維(総量) | – | – | g |
| 炭水化物 | 0.2 | 0.1 | g |
| ナトリウム | 53 | 39 | ㎎ |
| カリウム | 210 | 150 | ㎎ |
| カルシウム | 3 | 2 | ㎎ |
| マグネシウム | 14 | 10 | ㎎ |
| リン | 120 | 84 | ㎎ |
| 鉄 | 1.7 | 1.2 | ㎎ |
| 亜鉛 | 3.9 | 2.6 | ㎎ |
| 銅 | 0.04 | 0.03 | ㎎ |
| マンガン | – | – | ㎎ |
| ヨウ素 | 1 | 1 | ㎍ |
| セレン | 11 | 8 | ㎍ |
| クロム | – | – | ㎍ |
| モリブデン | 1 | 1 | ㎍ |
| ビタミンA(レチノール) | 6 | 10 | ㎍ |
| ビタミンA(β-カロテン) | 2 | 3 | ㎍ |
| ビタミンD | – | – | ㎍ |
| ビタミンE(トコフェロールα) | 0.4 | 0.6 | ㎎ |
| ビタミンK | 7 | 8 | ㎍ |
| ビタミンB1 | 0.05 | 0.01 | ㎎ |
| ビタミンB2 | 0.13 | 0.09 | ㎎ |
| ナイアシン | 3.5 | 2.4 | ㎎ |
| ビタミンB6 | 0.23 | 0.15 | ㎎ |
| ビタミンB12 | 1.5 | 1.1 | ㎍ |
| 葉酸 | 5 | 3 | ㎍ |
| パントテン酸 | 0.50 | 0.35 | ㎎ |
| ビオチン | 1.4 | 1.1 | ㎍ |
| ビタミンC | 1 | 1 | ㎎ |
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現役和食調理師のヒント
リブロースは「ごちそう肉」として脂が多めですが、少量でも満足感が高い部位です。
たんぱく質や鉄分など栄養価も高く、特別な日の食事や体力をつけたい時におすすめです。
リブロースの英語表記・海外での呼び方
リブロースは英語で一般的に 「Rib Roast(リブ・ロースト)」 または 「Ribeye(リブアイ)」 と呼ばれますが、国やカットの規格によって呼び名が変わることがあります。
アメリカとオーストラリアでは同じ部位でも異なる名称が使われており、部位の位置や用途を理解しておくことで、海外レシピや輸入肉を選ぶときにも混乱せずに済みます。
- 🇺🇸 アメリカでは、骨付きのリブロースを「Rib Roast」または「Prime Rib」と呼び、
骨やスジを除いた芯の部分を「Ribeye Roll」、ステーキカットを「Ribeye Steak」と呼びます。 - 🇦🇺 オーストラリア(およびニュージーランド)では、同じ「リブロース芯」を
「Cube Roll(キューブロール)」 と呼び、ステーキ用にカットされたものは「Scotch Fillet(スコッチフィレット)」という名称になります。
つまり、
🔹 Ribeye Roll(アメリカ)= Cube Roll(オーストラリア)
であり、どちらもリブロースの芯(リブアイ)を指します。
| 名称 | 使用地域 | 意味・特徴 |
|---|---|---|
| Rib Roast | アメリカ イギリス | 骨付きリブロース(ロースト用)。「Prime Rib」とも呼ばれる |
| Ribeye Roll | アメリカ | リブロースの芯。骨やスジを除いたロール部分 |
| Ribeye Steak | アメリカ | Ribeye Rollをステーキ用にカットしたもの |
| Cube Roll | オーストラリア ニュージーランド | Ribeye Rollと同義。リブロース芯のロール状の部位 |
| Scotch Fillet | オーストラリア | 骨なしリブロースをステーキ用にスライスしたもの |
| Ribeye / Rib Section | 共通 | 肋骨周辺の総称やステーキ用の呼び名 |
海外のメニューやレシピでは、部位名が英語で表記されていることも多くあります。
👉 【英語一覧】牛肉・豚肉・鶏肉の部位の名前まとめ で、主要な部位の英語表記を一覧で確認できます。

現役和食調理師のヒント
海外では、同じ「リブロース」でもカットの仕方や販売形態によって名前が変わります。
アメリカで「Ribeye」と書かれた肉は、オーストラリアでは「Cube Roll」や「Scotch Fillet」として売られていることもあります。
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