プルーンとは?栄養・旬・保存方法まで|英語表記や食べ合わせも解説!|Prune

TOP
TOP » 野菜 » プルーンとは?栄養・旬・保存方法まで|英語表記や食べ合わせも解説!|Prune

※本記事には広告が表示されます。

漢字・英語表記|Prune(プルーン)

  • 漢字表記:西洋李(せいようすもも)
  • 英語表記:Prune
  • 発音記号:/pruːn/(プルーン)

📝 英語の豆知識

  • Plum:生のスモモ
  • Prune:乾燥させたプラム

を指します。日本で「プルーン」と呼ばれる果物は、英語では “dried plum” とも表現されます。

プルーンの旬

プルーン(西洋すもも)は、7月下旬から10月ごろにかけてが旬の果物です。生食用として出回るのは夏から秋にかけてで、8〜9月が最盛期とされています。


🫐 プルーンの旬カレンダー(国産)

▶ 季節ごとの野菜・魚介を一覧でチェックする【年間カレンダー】

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

生プルーンは、皮にハリがあり、濃い紫色で弾力があるものが食べ頃。乾燥プルーンは、しっとりやわらかく、香りが豊かなものを選ぶと良いですよ。

プルーンとは?

西洋李 プルーン(prune)

プルーンは、スモモの一種である「西洋すもも」のことで、甘みと酸味のバランスが良く、やわらかな果肉が特徴です。
生のままでも、乾燥させてドライフルーツにしても美味しく食べられる果物として親しまれています。

🫐 プルーンの特徴

  • 果皮は濃い紫〜黒紫色、果肉はやわらかくジューシー
  • 種は中心に1つあり、食べるときは取り除くのが一般的
  • 生プルーンは日持ちが短いため、市場に出るのは限られた時期のみ

🌿 乾燥プルーン(ドライプルーン)との違い

特徴生プルーン乾燥プルーン(ドライ)
見た目紫がかったつやのある果皮しわのある黒っぽい実
味わいさっぱりした甘み濃厚でねっとりした甘さ
保存性日持ちしにくい常温で長期保存が可能
栄養ビタミンCなどが多い食物繊維やミネラルが凝縮されている
現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

生プルーンはそのまま食べるのが一番ですが、皮ごと煮てコンポートにすると風味が引き立ちます。ドライプルーンは、刻んでサラダや煮物に加えると、自然な甘みが料理に深みを出してくれますよ。

保存方法

プルーンは生と乾燥で保存方法が大きく異なる果物です。それぞれの特性に合わせて保存することで、風味や栄養を損なわずに楽しめます。


🫐 生プルーンの保存方法

  • 冷蔵保存が基本。洗わずそのままポリ袋または保存容器に入れ、野菜室で保存します
  • 完熟しているものは、なるべく2~3日以内に食べきるのがおすすめ
  • 追熟が必要な場合は常温で1~2日おき、果皮にハリが出たら冷蔵庫へ

✅ ワンポイント

・水で洗ってから保存すると傷みやすくなるため、食べる直前に洗うようにしましょう
・食べきれない場合は半分に切って種を取り、冷凍保存も可能(1ヶ月ほど保存可)


🍇 乾燥プルーンの保存方法

  • 直射日光を避け、常温で保存可能(未開封の場合)
  • 開封後は空気に触れないよう密閉容器やジップ付き袋に移し替えて、涼しい場所または冷蔵庫へ
  • 湿気や乾燥で品質が変わるため、開封後は1〜2週間以内に食べきるのが理想
現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

ドライプルーンは、一度に使いやすいサイズにカットして冷凍保存もできます。火を入れる料理に使うときは、水やワインで軽く戻してから使うと、食感も味わいもアップしますよ。

主な品種|プルーンの種類と特徴

プルーンには多くの品種がありますが、日本で食べられているのは、主に生食用の西洋すもも(プルーン専用品種)と、アメリカなどから輸入される乾燥加工用の品種に分かれます。


🫐 日本で栽培される主な生食用プルーンの品種

品種名特徴
サンプルーン日本で最も多く流通する品種。甘みが強くジューシー。果皮はやや赤紫色。
シュガー小ぶりで果肉が締まり、酸味も少なく甘みが強い。皮が薄く食べやすい。
アーリーリバー早生品種で7月ごろから出回る。果肉はやややわらかめ。
スタンレイ(スタンレー)アメリカ由来の代表的品種。乾燥用にも使われるが、生でもおいしい。

相性の良い食材・食べ合わせ

プルーンは、自然な甘みとほどよい酸味を持ち、果物としてだけでなく、さまざまな料理と相性の良い万能食材です。生でも乾燥でも使えるのが特徴です。


🧀 プルーン × チーズ

  • クリームチーズ、カマンベール、ブルーチーズと好相性
  • プルーンの甘みとチーズの塩気が絶妙にマッチ
  • おつまみや前菜におすすめ

🥩 プルーン × 肉料理(豚・鶏)

  • ドライプルーンは煮込みやローストのソースにすると、自然な甘みが加わりコクがアップ
  • 鶏肉とプルーンの赤ワイン煮、豚ロースのプルーン巻きなども人気

🥬 プルーン × 野菜

  • サラダに刻んで加えると、ドレッシングなしでも甘酸っぱさがアクセントに
  • ほうれん草やルッコラ、ナッツとあわせてバランス◎

☕ プルーン × ヨーグルト・紅茶

紅茶にドライプルーンを入れて軽く煮出すと、甘いフルーツティーに
朝食にぴったり。整腸作用が期待される食べ合わせ

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

プルーンは甘すぎずクセがないので、和食にも意外と合います。刻んでなますに加えたり、酢味噌和えに少し入れると、砂糖を使わずに自然な甘さが出ますよ。

プルーンの栄養素 (食品成分表)

栄養素乾燥単位
廃棄率05%
エネルギー21149
水分33.386.2g
タンパク質2.40.7g
脂質0.20.1g
食物繊維(総量)7.11.9g
炭水化物62.312.6g
ナトリウム11
カリウム730220
カルシウム576
マグネシウム407
リン6914
1.10.2
亜鉛0.40.1
0.270.06
マンガン0.360.09
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)1100450
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.31.3
ビタミンK92
ビタミンB10.070.03
ビタミンB20.070.03
ナイアシン2.10.5
ビタミンB60.340.06
ビタミンB12
葉酸335
パントテン酸0.320.22
ビオチン
ビタミンC4
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

プルーンは乾燥食物繊維(7.1g)・カリウム(730mg)・β-カロテンがグッと高まり、骨に関わるビタミンKも含有。葉酸・ビタミンCが強み。目的に合わせて乾燥=凝縮栄養/生=みずみずしいビタミンで使い分けましょう。

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
五大栄養素・ビタミン・ミネラルをまとめたページへ

関連記事

李(すもも)とは?英語表記・旬・保存方法・相性の良い食材まで紹介!
ブルーベリーの栄養と効能|保存・品種・安全性までまるわかり解説!
ぶどうの種類と栄養|美味しい季節・保存方法・食べ合わせまで徹底解説!|Grapes

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

プロフィールを見る

タイトルとURLをコピーしました