アセロラの漢字は「西印度櫻桃」|読み方・意味と旬・保存も解説

西印度櫻桃 アセロラ Acerola 野菜
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アセロラの漢字は 「西印度櫻桃(せいいんどおうとう)」 です。
「どう読むの?」
「どんな意味?」
「“櫻”って旧字体?」

と気になった方向けに、まずは結論からわかりやすく整理します。この記事では、漢字の意味・由来(西インドの“桜桃に似た果実”というイメージ)と表記の違い(櫻/桜)を押さえたうえで、旬の目安、保存方法(冷蔵・冷凍)、食べ方のコツまで現役調理師の目線でまとめました。
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アセロラの漢字は「西印度櫻桃」|読み方・意味・由来

まず結論です。アセロラは、漢字で 「西印度櫻桃」 と表記されることがあります。読み方は 「せいいんどおうとう」 がよく使われます。

漢字表記

  • 西印度櫻桃(せいいんどおうとう)
  • (表記ゆれ)西印度桜桃 …「櫻」は「桜」の旧字体です

意味
西インドの“桜桃(さくらんぼ)みたいな果実”。この漢字は、名前の通り 「西印度(=西インド諸島)」+「櫻桃(=桜桃/さくらんぼ)」 という組み合わせです。
アセロラの実は見た目がサクランボに似ているため、英語でも West Indian cherry(西インドチェリー)Barbados cherry(バルバドスチェリー) と呼ばれます。

※「桜桃」は日本語でも 「さくらんぼ(おうとう)」 を指す漢字として使われます。


由来
別名(呼び名)から広まった“説明的な漢字”
アセロラは、スペイン語圏などでの呼び名(acerola)や、英語の別名(West Indian cherry / Barbados cherry)に由来して日本でも紹介されてきました。
そのため「西印度櫻桃」は、植物学的な“和名の漢字”というより、どんな果実か伝わりやすい説明型の表記(当て字的な呼び名)として使われるケースが多いです。


補足
他の呼び名も知っておくと混乱しません。資料によっては、アセロラを 「バルバドスサクラ」 と呼ぶこともあります。また、台湾華語ではアセロラを 「西印度櫻桃」 と呼ぶ表記も見られます。

野菜・果物の漢字一覧表190種|50音順で探しやすい – japanese-food.net
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「食材の英語を知りたい。漢字やひらがなも一緒に確認できる一覧があれば便利!」ということで検索機能付き一覧表を作成しました
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アセロラの旬

アセロラは日本では主に沖縄で栽培されていて、旬(収穫シーズン)は5月〜9月ごろが目安です。地域や年によっては11月ごろまで続くこともあります。

アセロラは完熟すると傷みやすく、日持ちが短い果実です。生で流通する量は多くないため、沖縄以外ではジュースや冷凍(ピューレ等)で出会うことが多いのも特徴です。

旬の使い分け

  • 生のアセロラを狙うなら:5月〜9月(沖縄)
  • 加工品(ジュース・冷凍)は通年(旬の時期に収穫・加工されることが多い)

※沖縄・本部町では収穫開始の時期に合わせて5月12日が「アセロラの日」として紹介されることもあります。

【保存版】7月|旬の野菜と果物【一覧表】 – japanese-food.net
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7月は夏野菜が出回り始め、おいしくなっていきます。梅雨が明け、夏が到来。7月は夏休みがあり、人の動きが活発になります
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アセロラの解説

西印度櫻桃 アセロラ Acerola

アセロラは、赤くつやのある実が印象的な果実で、さくらんぼに似た見た目から英語では West Indian cherry(西インドチェリー) と呼ばれることもあります。漢字では 「西印度櫻桃」 と書かれることがあり、英語表記は Acerola です。

国産はほとんど沖縄産|温暖な地域で育つ
アセロラは温暖な気候を好み、日本の国産はほとんどが沖縄産です。ただし、完熟した実はとても傷みやすく日持ちしないため、スーパーで「生の実」として見かける機会は多くありません。流通では、ジュース・冷凍・ピューレ・ジャムなど、加工品として出会うことが多いのが特徴です。

酸味種と甘味種がある|用途がけっこう違う
アセロラには大きく分けて 酸味種甘味種 があり、向いている食べ方が変わります。

  • 酸味種:酸味が強く、香りも立ちやすいタイプ。
    ジュース・ジャム・シロップなど加工向き(砂糖やはちみつと相性◎)
  • 甘味種:酸味がやわらぎ、甘みを感じやすいタイプ。
    生食に向きやすい(ただし完熟は特に傷みやすい)

「赤い宝石」「美肌フルーツ」と呼ばれる理由
アセロラは鮮やかな赤色から「赤い宝石」と呼ばれることがあります。また、ビタミンCが多い果実として知られ、「美肌フルーツ」と紹介されることもあります(※含有量は品種・熟度・加工の有無で変わります)。

家庭菜園で育てる人が多いのは“足が早い”から
収穫後の傷みが早いぶん、完熟のタイミングで食べたい人は 家庭菜園(鉢植え含む) で育てるケースもあります。「生のアセロラを食べてみたい」方は、旬の時期に産地直送や家庭菜園の情報を探すと出会いやすいです。

加工品を選ぶコツ|砂糖・果汁割合・冷凍の使い方

アセロラは日持ちしにくい果実なので、手軽に楽しむなら ジュース・冷凍果肉(ピューレ)・ジャムなどの加工品が現実的です。選び方のポイントは3つだけ押さえると失敗しにくくなります。

砂糖の量は「原材料の順番」でざっくり分かる

原材料表示は、基本的に 使用量が多い順に並びます。

  • アセロラ(果汁・果肉)が先に書かれている → アセロラ感が出やすい
  • 砂糖(糖類)が前の方に来る → 甘めで飲みやすいが“果実感”は弱まりやすい

「酸っぱすぎるのが苦手」なら甘め(砂糖あり)でもOK。
逆に“アセロラ感”を重視するなら、果汁・果肉の表記が前のものを選ぶのがコツです。

果汁割合は「用途」で選ぶ(100%が正解とは限らない)

  • ジュースとして飲みたい → 果汁割合が高めの方が満足しやすい
  • 炭酸割り・ヨーグルトに混ぜる → 濃いと酸味が立つので、ほどほどでも使いやすい
  • 料理・ソース・ドレッシングに使う → 砂糖控えめの方が味を組み立てやすい

※「果汁100%」は“濃くて良い”というより、酸味も濃いことが多いので、好みと用途で選ぶのが正解です。

冷凍(果肉・ピューレ)は「小分け」「加熱しすぎない」が使いやすい

冷凍アセロラ(果肉・ピューレ)は、アレンジが一番ききます。使い方はこの3つが鉄板です。
加熱は短時間
香りと酸味が飛びやすいので、ジャムやソースは“軽く火を入れる程度”がまとまりやすい
半解凍で使う
シャーベット感が出て、スムージーやヨーグルトに相性◎
製氷皿で小分け冷凍
必要な分だけ使えて便利(ソースやドリンク用)

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

「飲みやすさ」なら 甘めのジュース
「アレンジ重視」なら 冷凍(果肉・ピューレ) が一番おすすめです。使う量を調整できるので、酸味が苦手な人でも続けやすいですよ。

おすすめの食べ方3選|炭酸割り・ヨーグルト・ドレッシング

炭酸割り(いちばん手軽で“アセロラ感”が出る)

目安の割合
アセロラ(果汁 or ピューレ)1:炭酸水 3〜4

  • グラスに氷を入れ、アセロラを先に入れてから炭酸水を注ぐ
  • 酸味が強いときは はちみつ or ガムシロを小さじ1から調整
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現役和食調理師のヒント

甘味は“後入れ”が正解。最初から入れると甘くしすぎやすいです。


ヨーグルト(酸味が丸くなって続けやすい)

目安の割合
プレーンヨーグルト 150g に、アセロラ 大さじ1〜2

  • よく混ぜるだけでOK
  • 酸っぱければ はちみつ小さじ1、コクを足したければ きなこ少々も相性◎
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現役和食調理師のヒント

冷凍ピューレなら“半解凍”で混ぜると、シャーベット感が出ておいしいです。


ドレッシング(肉・魚・サラダに合う“酸味ソース”)

目安(作りやすい比率)

  • アセロラ(果汁 or ピューレ)…大さじ1
  • オリーブオイル … 大さじ2
  • しょうゆ … 小さじ1(和風) or 塩 … ひとつまみ(洋風)
  • はちみつ … 小さじ1/2(酸味調整)

アセロラの保存方法|生・冷凍・ジュース別

アセロラは完熟するととても傷みやすく、保存のコツは「生は最短で食べる/難しければ冷凍か加工品」です。ここでは手に入る形ごとに、失敗しない保存方法をまとめます。H3:生のアセロラ(手に入ったら最優先で食べる)

生のアセロラ

生のアセロラは日持ちしにくいので、基本は 当日〜翌日が目安です。

  • 洗うのは食べる直前(水気が付くと傷みやすい)
  • パックのまま、またはキッチンペーパーを敷いて 冷蔵(野菜室)
  • つぶれやすいので 重ねない・押さない(やさしく扱う)
  • やわらかくなってきたら、その日のうちに ジュース・シロップ・ジャムに回すとムダになりません

冷凍(果肉・ピューレ・生の実を凍らせる)

冷凍はアセロラをいちばん扱いやすくする方法です。使う分だけ取り出せる形にしておくと便利です。

  • 生の実を冷凍する場合:軽く拭いて水気を取り、重ならないように冷凍 → 凍ってから袋へ
  • ピューレや果肉は 製氷皿で小分け冷凍がおすすめ(必要な分だけ使える)
  • 解凍は 冷蔵で自然解凍、または 半解凍(ヨーグルト・スムージー向き)
  • いったん解凍したものの 再冷凍は風味が落ちやすいので、できれば避けます

ジュース・ジャムなど加工品

加工品は商品ごとにルールが違うので、まずは パッケージの保存方法と賞味期限を優先します。

  • 冷凍ピューレは、使う分だけ取り出して 残りはすぐ冷凍庫へ戻す(溶け戻りを減らす)
  • 開封後は基本 要冷蔵。酸味のある飲料でも、風味は落ちやすいので早めに使い切る
  • 濃縮タイプは味が変わりやすいので、開封後は早めが安心
現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

生で手に入ったら「すぐ食べる」。難しければ「冷凍で小分け」。これがアセロラをおいしく無駄なく楽しむコツです。

アセロラの品種(酸味種/甘味種)と用途の違い

アセロラには大きく 酸味種甘味種 があり、向いている食べ方が変わります。

  • 酸味種:酸味が強く香りが立つため、ジュース・ジャム・シロップなど加工向き
  • 甘味種:酸味がやわらぎ甘みを感じやすく、生食向き(ただし完熟は特に傷みやすい)
    ※売り場では品種名が出ないことも多いので、迷ったら「生=甘味寄り、加工=酸味寄り」と覚えると失敗しにくいです。

アセロラの栄養素含有量

アセロラ
※甘味種と酸味種の違いはビタミンCの含有量のみ

栄養素甘味種酸味種単位
廃棄率2525%
エネルギー3636
水分89.989.9g
タンパク質0.70.7g
脂質0.10.1g
食物繊維(総量)1.91.9g
炭水化物9.09.0g
ナトリウム77
カリウム130130
カルシウム1111
マグネシウム1010
リン1818
0.50.5
亜鉛0.50.5
0.310.31
マンガン
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)370370
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.70.7
ビタミンK
ビタミンB10.030.03
ビタミンB20.040.04
ナイアシン0.30.3
ビタミンB6
ビタミンB12
葉酸4545
パントテン酸0.250.25
ビオチン
ビタミンC8001700
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

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参考文献
農林水産省→アセロラ

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
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