生クリームを使った食パンは配合や組み合わせによって驚くほど味や食感が変わります。
ふんわりミルキーな口当たり
しっとり濃厚な風味
ふわふわな食感
素材を加えることで生まれるアレンジの楽しさ――
ホームベーカリー奮闘記シリーズでは調理師が実際に複数のレシピを試し、その違いを記録しています。
このページでは、
- 純生クリームの配合レシピ(20%/32%/40%+牛乳など)
- 植物性クリームを使った配合レシピ(40%+水/40%+牛乳/16%+練乳など)
- アレンジレシピ(片栗粉・緑茶・ココア・ミルクティーなどの追加素材)
といった 全11種類 のレシピをまとめ、味・香り・食感の違いをわかりやすく比較できるようにしています。
各ページでは
- 実際の焼き上がり写真
- 味・香り・食感の特徴
- おすすめの食べ方やアレンジポイント
を詳しく紹介。
「ふわふわ系」「しっとり系」「リッチ系」――あなたの好みにぴったりの配合が見つかるはずです。
🍞 パン作りをもっと楽しむために
少しの配合や素材の違いで、食パンの仕上がりは大きく変化します。
このまとめを参考に、あなただけの理想の食パンを見つけてみてください。
👉 他の配合も気になる方
▶ホームベーカリー奮闘記|レシピ一覧
👉 さまざまな材料を気軽に試したい方
▶ホームベーカリーのサブスク
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生クリームの食パンの魅力と特徴

生クリームを使った食パンは、牛乳や水だけのパンとはまったく違う、リッチで上品な仕上がりが魅力です。
焼き上がりはふんわりと柔らかく、しっとりとした口当たり。生地全体にほんのりとした甘みとコクが広がり、香ばしいミルクの香りが楽しめます。
生クリームには乳脂肪が多く含まれており、これがパンの
「しっとり感」
「コク」
「風味の豊かさ」
を生み出します。
配合の割合を変えることでさまざまな表情を楽しめるのが大きな特徴です。
- 軽くふわふわな仕上がり
- ミルク感が濃厚なリッチ系
- アレンジ素材と組み合わせた風味パン(緑茶・ココア・練乳など)
家庭のホームベーカリーでも、配合を少し変えるだけで
「カフェのような高級食パン」から「毎朝食べやすい軽めのパン」まで自由自在。
まさに、自分好みの食パンを探す実験にぴったりの素材です。
生クリーム|植物性と動物性の違い

ホームベーカリーで使う「生クリーム」には2種類あります。
動物性(純生クリーム)
植物性(ホイップ)
この2つの他に混合された生クリームがあります(混合の割合も違う)
一般的な違いは以下の通りです。
- 動物性(純生クリーム):ミルクの自然なコク・豊かな香り・濃厚な味わい
- 植物性クリーム(ホイップ):あっさり・軽め・やや人工的な風味
私が試した結果、ホームベーカリーで焼く食パンでの生クリームの味の違いはあまり感じられませんでした。(極端に人工的なものを除く)
それぞれの特徴や選び方については、こちらの記事で詳しく解説しています👇
👉 生クリームと植物性クリームの違いを調理師が解説
ホームベーカリーで作る生クリームの食パン|レシピ一覧

ここでは、実際に試した11種類の生クリーム・植物性クリーム配合レシピをまとめています。
配合の違いによって、食感・香り・仕上がりがどう変わるのかを比較できます。
各ページでは、焼き上がり写真・味の感想・おすすめの使い方を掲載しています。
| 配合 | 特徴 |
|---|---|
| 生クリーム20%の食パン | 軽めのミルキー感。毎日食べやすいふんわりタイプ。 |
| 生クリーム32%の食パン | コクとしっとり感のバランスが良い王道配合。 |
| 生クリーム28%+片栗粉 | 弾力ともちもち感をプラス。和風アレンジ向き。 |
| 植物性クリーム40%+水48% | あっさり軽い食感。さっぱりとした口当たり。 |
| 植物性クリーム40%+水40% | バランス型。香り控えめで毎朝パンに最適。 |
| 植物性クリーム40%+牛乳40% | ミルク感が増し、ふんわり濃厚な風味。 |
| 生クリーム40%+牛乳48% | リッチなミルク食パン。焼き上がりの香りが魅力。 |
| 植物性クリーム40%+緑茶3.2% | 緑茶の香りと軽い口当たりが特徴。和風テイストに。 |
| 植物性クリーム40%+ミルクティー | 香り高く、スイーツパンのような風味。 |
| 植物性クリーム16%+ココアパウダー12% | ふわっと軽いチョコ風味のデザート食パン。 |
| 植物性クリーム16%+練乳16% | やさしい甘さとしっとり感。おやつにもおすすめ。 |

現役和食調理師のヒント
ホームベーカリーでの食パン作りは、ほんの少しの配合の違いで、香り・味・食感がまったく変わります。生クリームを加えることで、ふわふわの柔らかさと、ミルクのやさしい甘みが引き立ちます。
生クリームの食パンについて|まとめ

生クリームの配合や種類を変えるだけで、パンの味・香り・食感は驚くほど変化します。
生クリームを加えることで、ふわふわとした柔らかい食感と、ほんのり甘くミルキーな香りが生まれます。
さらに、緑茶・紅茶・ココア・ミルクティーなどを組み合わせることで、
「香り豊かでスイーツのようなパン」や「和風の風味パン」など、アレンジの幅が一気に広がります。
味わいを比べたいときや、まず試してみたい方には
👉 「生クリーム32%の食パン」 がおすすめ。
濃厚すぎず軽すぎず、基本のミルク感・しっとり感・香ばしさをバランスよく体験できます。
配合を少しずつ変えていくことで、
「ふわふわタイプ」「しっとりタイプ」「リッチタイプ」など、自分好みの食感が見つかりますよ。

現役和食調理師のヒント
まずは「生クリーム32%」から試してみて、しっとり感や香りの違いを感じてみてください。そこから「もっと濃厚に」「もっと軽く」など、あなたの理想の一枚を探していくのが一番の楽しみです。
ホームベーカリーをもっと楽しみたい方
いろいろな配合を試してみると、
パンの世界がぐっと広がります。
もし、「もっと手軽にいろんな材料を試したい」「自分のペースで焼きたてパンを楽しみたい」と思ったら、
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