鰤 ぶり (Amberjack)

TOP
TOP » 魚介類 » 鰤 ぶり (Amberjack)

鰤の旬

※本記事には広告が表示されます。

ぶり

はまち・いなだ・わらさ

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

鰤とは ~解説~

鰤 ぶり (Amberjack)
  • 英語名は【Yellowtail】
  • 鰤の旬は冬から早春
  • 鰤は「冬の味覚の王様」と言われる
  • 厳しい冬から雪解けの頃は「寒ブリ」と呼ばれ脂がのりおいしい
  • 出世魚でツバス→ハマチ→メジロ→ブリなどの呼び名が変わる(地方によって異なる)
    (出世魚→成長するにつれて、名前が変わる)
  • 日本では伝統料理によく使われ、なじみ深い魚である
  • 大型の鰤は非常に高価になる
  • 養殖物は年間を通して流通していて、安定した価格
  • 天然鰤(切り身)→余分な脂がついていないため赤っぽい
  • 養殖鰤(切り身)→脂がたっぷりなので白くテカテカしている
  • 鰤は温帯性の回遊魚で日本全国の海に生息する

呼び名

15~30cm=ワカシ、ツバス、ツバイソ
30~60cm=イナダ、はまち、フクラギ
60~80cm=ワラサ、メジロ、ガンド
80cm~=ぶり
*地方により呼び名は変わる(上記は一例)

ひみの寒ブリ宣言とは
重さ6キロ以上で脂ののったブリが安定して出荷できる見通しが立った時に出される宣言である。
①富山湾の定置網で獲られたブリである
②氷見漁港で競られたブリである
③6キロ以上の重さがあるブリである

認定されたブリは、1尾ずつ販売認定証を付けられ全国各地へと出荷されてる

地方名

  • オオイオ
  • ガンド
  • メジロ
  • フクラギ
  • メジ
  • アカンボ
  • ゴブリ
  • モンダイ
  • ヤズ
  • ワカナゴ

目利き~鰤の選び方~

良品悪品
尾びれが大きい血合いの色が悪い
背の青色が鮮やか黒ずんでいるものは鮮度が落ちている
体表の黄色い帯線が鮮やか身が白く濁っている
エラが鮮紅色のものが新鮮切り身のカドの鋭角が失われている

仲間

鰤を使った料理

  • ぶり大根
  • 鰤の照り焼き
  • 鰤の塩焼き
  • 鰤の刺身、寿司
  • 鰤しゃぶ
  • カルパッチョ

鰤の栄養素(食品成分表)

ぶり 成魚
可食部100g当たり

栄養素
廃棄率0 %0 %
エネルギー222 ㎉260 ㎉
水分59.6 g51.8 g
タンパク質21.4 g26.2 g
脂質17.6 g20.4 g
炭水化物0.3 g0.3 g
ナトリウム32 ㎎40 ㎎
カリウム380 ㎎440 ㎎
カルシウム5 ㎎6 ㎎
マグネシウム26 ㎎28 ㎎
リン130 ㎎170 ㎎
1.3 ㎎2.3 ㎎
亜鉛0.7 ㎎0.9 ㎎
0.08 ㎎0.10 ㎎
マンガン0.01 ㎎0.01 ㎎
ヨウ素24 ㎍
セレン57 ㎍
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)50 ㎍42 ㎍
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD8.0 ㎍5.4 ㎍
ビタミンE(トコフェロールα)2.0 ㎎2.1 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.23 ㎎0.24 ㎎
ビタミンB20.36 ㎎0.39 ㎎
ナイアシン9.5 ㎎10.0 ㎎
ビタミンB60.42 ㎎0.38 ㎎
ビタミンB123.8 ㎍3.8 ㎍
葉酸7 ㎍6 ㎍
パントテン酸1.01 ㎎1.38 ㎎
ビオチン7.7 ㎍
ビタミンC2 ㎎2 ㎎
食物繊維(総量)
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
五大栄養素・ビタミン・ミネラルをまとめたページへ

関連記事

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

プロフィールを見る

タイトルとURLをコピーしました