食材・栄養・レシピ・食中毒・料理の基本などをまとめてお届けします
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特徴
- 脂溶性ビタミン
- 紫外線の作用により、皮膚でかなりの量のビタミンDが作られる
(季節や野外活動時間などにより大きく左右される)
- 紫外線による産生は調整されているので必要以上に産生されない
- ビタミンDにはD2からD7まで6種類ある
(D4~D7は食品にはほとんど含まれない)
- 植物性食品にはプロビタミンD2
(紫外線を浴びてビタミンD2に変化)
- 動物性食品にはプロビタミンD3
(紫外線を浴びてビタミンD3に変化)
- 健常人が適度な日光のもとで通常の生活をしている場合、ビタミンDが不足することは少ないと考えられます
- 高齢者は皮膚におけるビタミンD産生能力が低下する
- 高齢者は活動量減少で通常よりも多くのビタミンDを食事から摂取する必要があることが指摘されています
働き
- 血中のカルシウム濃度を正常に保つ
- カルシウムが骨に沈着するのを助ける
- 腸管や肝臓でカルシウムとリンの吸収を促進する


欠乏症
- 紫外線により生成されるため、欠乏の心配なし
- 骨粗しょう症、骨軟化症
- 歯がぐらつく、下あごの骨が弱る
過剰症
- 食事で過剰に取ることはほとんどない
- サプリメントによる過剰症に注意
- 高カルシウム血症(血中カルシウム濃度が上昇)
- 腎機能障害
- 軟組織の石灰化
- 食欲不振、嘔吐、多尿など
多く含む食材




まとめ
- 脂溶性ビタミン→体内に蓄積される
- 植物性→プロビタミンD2(紫外線に当たりビタミンD2になる)
- 動物性→プロビタミンD3(食べて皮膚に紫外線が当たりビタミンD3になる)
- ビタミンD2,D3は体内でビタミンDになる
- 働き→カルシウム、リンの吸収を高める
- カルシウム、リンと同時摂取が望ましい
- サプリメントによる過剰症に注意