貽貝 いがい(Korean mussel)

貽貝 魚介類
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貽貝(いがい)の旬 ~おいしい時期~

いがい

 

 

フランス産(ムール貝)

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

貽貝(いがい)とは ~解説~

  • 全国の岩礁域に生息する
  • ムールガイ(ムラサキイガイ)に比べて陰が薄く、入荷も少ない
  • 市場ではイガイを「ムールガイ」と表記されている事が多い
  • 味が良く、天然物しかない
    (養殖はされていない)
  • 貝殻は薄く硬いが簡単に割れる
  • 足糸と呼ばれる分泌物を出し岩などに付着している
  • 濃厚な旨味だしがあり、加熱しすぎると極端に縮む
  • 本場フランスでは7月に漁が解禁され、12月まで行われる
  • 長期にわたって毒性を保ちやすいので、必ず店で購入するようにする

地方名

  • エガイ
  • タチガイ
  • シイリ
  • シイレ
  • シュウリガイ
  • ニタガイ

目利き

  • 殻が硬く閉じているものが良い
  • 持った感じが重い物が良い
  • 生きの良いものが良い

仲間

  • ムラサキイガイ
  • ムールガイ

レシピ

  • 蒸し物
  • 和え物
  • 煮物
  • 汁物
  • 炊き込みご飯

貽貝(いがい)の栄養素 ~食品成分表~

いがい(生)
可食部100g当たり

栄養素単位
廃棄率60%
エネルギー63
水分82.9g
タンパク質10.3g
脂質1.6g
食物繊維(総量)g
炭水化物3.2g
ナトリウム540
カリウム230
カルシウム43
マグネシウム73
リン160
3.5
亜鉛1.0
0.05
マンガン0.86
ヨウ素65
セレン37
クロム5
モリブデン9
ビタミンA(レチノール)34
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.1
ビタミンK
ビタミンB10.01
ビタミンB20.37
ナイアシン1.4
ビタミンB60.02
ビタミンB1210.0
葉酸42
パントテン酸0.63
ビオチン6.4
ビタミンC5
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

イガイは63kcal/100gと軽く、鉄・B12・マグネシウムなどのミネラル・ビタミンが充実。強火でサッと加熱し口が開いたらすぐ止めると、ふっくらとした食感と独特の旨みが活きます。

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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