オイシックスで人気の「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」。 梅の酸味とおかひじきの食感が魅力のキットですが、いざ作ってみると「これだけで足りる?」「プロならどう仕上げる?」と気になる方も多いのではないでしょうか。
「ミールキットは便利だけど、どこか家庭の味に一歩届かない……」
そんな悩みに対し、現役の調理師が自腹で実食レビュー!素材のクオリティから味の設計まで、プロの視点で鋭く分析します。さらに、うどんを茹でる時間で完成する「相性抜群の副菜レシピ」も公開。
この記事を読めば、オイシックスのキットをただの「時短ツール」から、お店のような「大満足の献立」に変えることができます。
数あるオイシックスの商品から、調理師の視点で「買うべき逸品」だけを厳選しました。この記事以外にも、ガチでリピートしている評価一覧をまとめています。
▶【25年の調理師が厳選】オイシックスで「買うべき」逸品まとめ
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結論|オイシックスの「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」はどんな人に向いている?
軽めの食事がほしい人に最適/ガッツリ系を求める人には物足りない。
梅だれの酸味が強すぎず、豚しゃぶの旨味と合わせることで“酸っぱさではなく爽快感”が残る一杯です。食欲が落ちる季節でもスッと喉を通り、冷蔵庫から出してすぐ作れる点も使い勝手が良いところ。一方で、満腹感を求める人は副菜(おにぎり・冷や奴・揚げ物)を合わせたほうがバランスが取れます。
オイシックスの「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」を実際に作ってみた感想

調理の手間・作業工程|オイシックス「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」
おかひじきとオクラを茹でたゆで汁をそのまま豚を茹でるのに使えるのは、オイシックスのミールキットの最大の効率ポイント。余計な鍋を増やさず、早く調理できる。
ただし、麺を茹でる湯は別途必要。ここだけ避けられないが、オイシックスが指定するうどんの茹で時間は 約4分 なので、その間に具材の水気を切ったり盛り付け準備ができる。
→ 総じて手間は少なく、工程の無駄がない“上手い設計”。
【調理師の視点:さらに味を極めるなら「道具」にも注目】
このキットの唯一の「手作業」は、おかひじきや香味野菜を切り、オクラを刻む工程です。こうした繊細な野菜は、包丁の切れ味ひとつで断面の細胞が変わり、シャキシャキ感や風味が劇的に違ってきます。
今、料理界で非常に注目されているのが、予約しても手元に届くのは10か月後という超硬合金包丁『KISEKI:』です。25年以上食材と向き合ってきた私から見ても、これほどまでに「素材の味を活かす」ことに特化した包丁は稀有な存在。
プロが長い月日を待ってでも手に入れたいと願う、その異次元の切れ味の秘密を詳しく分析しました。
味(オイシックスの梅×豚しゃぶ×うどんのバランスが良い)
味のベースは、オイシックス特製の梅だれが持つ爽やかな酸味と豊かなだし感です。特に暑い日でも箸が進む「夏向けのさっぱり系」に仕上がっています。
豚しゃぶを加えることで、本来なら物足りなさを感じやすい梅味の麺料理に、しっかりとした肉の旨味が乗ります。オイシックスが提案するこの梅とうどんの相性は抜群で、麺がツルッと喉を通るため、食欲が落ちている時でも無理なく食べられる絶妙なバランスです。
ボリューム・満足度
「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」の量については、女性なら1人前でちょうど良い満足感を得られますが、男性やしっかり食べたい人には、このオイシックスのキット単品ではやや軽めの印象を受けるかもしれません。
特に、こうした「つるっと食べられる和え麺系」は、満腹感よりも爽快感が先に立つため、おにぎり・冷奴・小鉢などを1品プラスするのがおすすめです。オイシックスの良さである「軽やかさ」を重視したい人には最適ですが、がっつり派の方は副菜を準備しておくのが正解です。
調理師が教える、梅だれうどんに合う3分副菜レシピ
「あと一品欲しい」を叶えるなら、梅だれの酸味と相性抜群の「ちくわの磯辺焼き」が正解です。うどんを茹でている間に、フライパン一つで完成します。
ちくわの磯辺焼き

梅だれの「酸味」と、うどんの「つるっとした食感」に対して、「青のりの磯の香り」と「油のコク」「ちくわの弾力」が加わることで、献立としての完成度が格段に上がります。
材料(1〜2人分)
- ちくわ:1袋(4〜5本)
- 片栗粉:大さじ1
- 青のり:小さじ1
- マヨネーズ:大さじ1(油の代わりに使用)
プロが教える3分調理ステップ
- ちくわをちぎる(またはキッチンバサミで切る)
まな板を汚さないのがプロの時短術。ひと口サイズにカットします。 - 袋でシャカシャカ
ポリ袋にちくわ、片栗粉、青のりを入れて振ります。全体に粉をまぶすことで、少ない油でもカリッとした食感になります。 - マヨネーズで焼く
フライパンにマヨネーズを熱し、ちくわを投入。マヨネーズの油分とコクがちくわに馴染み、普通の油で焼くよりも深みのある味わいになります。表面がカリッとしたら完成!

現役和食調理師のヒント
梅と青のりは、和食の世界でも非常に相性の良い組み合わせです。梅のさっぱりした風味を、青のりの香りが包み込み、食欲をさらに増進させてくれます。
厚揚げの「手ちぎり」おかか和え
梅だれうどんは動物性タンパク質(豚肉)が少なめなので、植物性タンパク質(厚揚げ)を補うのは、栄養士の視点からも理にかなっています。
材料(1〜2人分)
- 厚揚げ:1枚
- ポン酢:少々
- かつお節:1パック
プロの時短ポイント
- 手でちぎる
厚揚げを一口大に「手でちぎる」のがポイント。断面がボコボコになることで、味が染み込みやすくなり、口当たりも良くなります。 - レンジで1分
耐熱皿に入れてラップをし、レンジで1分加熱。 - 和えるだけ
ポン酢(だし醤油)とかつお節で和えれば完成。
うどんのような炭水化物が中心の献立では、鉄分やミネラル不足が気になるところ。私はお湯を沸かす際に『鉄玉子』をポンと入れるだけで、手軽に鉄分補給をしています。また、白米を雑穀米に変えるのも、調理師としておすすめする健康習慣の一つです。
➔ 鉄分不足を解消!南部鉄器・鉄玉子の効果的な使い方
➔玄米と雑穀米はどっちがいい?栄養と美味しさを両立

現役和食調理師のヒント
「うどんが梅味なのにポン酢?」と思うかもしれませんが、厚揚げの油分が加わることで、同じ酸味でも全く別の味わいになります。磯辺焼きを焼く気力もない……という日は、これで十分満足感が得られます。
豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどんのメリット・デメリット
メリット
- さっぱり系で季節を問わず食べやすい
梅だれとうどんの相性がよく、重さがないため「夏バテ」に良い - 調理の手間が極めて少ない(実質“茹で時間だけ”)
おかひじき・オクラを茹でた同じ湯で豚しゃぶが仕上がるため、工程も片付けもシンプル。 - 梅だれの完成度が高い(既製品っぽさがない)
酸味の角が立たず、塩味・旨味・甘味のまとまりがよい。「梅=酸っぱいだけ」と思っている人ほど違いを感じやすい。 - 丘ひじきの食感がアクセントになる
シャキシャキ感が単調なうどんにリズムを生み、完成度が一段上がる。
デメリット
- 量は少なめ(男性は特に物足りる可能性大)
麺だけだと腹持ちは弱い。おにぎりや副菜を合わせる前提で考えると満足度が安定する。 - 酸味が苦手な人には不向き
梅だれの完成度が高いとはいえ“梅らしい酸味”はしっかり残る。甘めの味付けが好きな人は合わない可能性がある。
豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどんの盛り付け

豚しゃぶの置き方
豚しゃぶ・オクラ・丘ひじきは、下味をつけるために和えてから“1つの具材”として扱うのがベスト。盛り付けるときは、茹でたうどんの中央に山を作るように乗せると、見映えが良く、食べる時も全体に絡みやすい。
- 具材は“立体感”を意識して中央に寄せる
- 麺は軽くほぐして円形に広げ、具材を中央にまとめる
- 豚の薄さを活かし、折りたたまず“ふわっと”重ねるのがコツ
梅だれのかけ方
付属の梅だれは、角が少なくまとまりの良い味なので “全量使い切り”でも問題なし。心配ならまずは半量だけかけて味見するのが良い。味は麺の水切りによって塩味・酸味の立ち方が変わることを覚えておくとよい。しっかり水切り→梅ダレ半量がベスト
このキットの肝である『香味梅だれ』。プロの視点で見ても、梅の酸味と出汁のバランスが絶妙です。もしご自宅でこの味を再現したいなら、私が長年愛用しているミツカン ぶっかけつゆ 梅かつお(Amazon)が最も近い風味を出せます。これ一本あれば、他の麺料理も一気に料亭の味に変わりますよ。
香味を足して一段レベルを上げるアレンジ
このオイシックスミールキットは酸味がポイントなので、香味系の追加が非常に相性が良い。
梅干し(叩き) :酸味を足して食欲がない日でも進む
鰹節 :旨味が加わり、全体が丸く仕上がる
長芋 :短冊切りがおすすめですが、すりおろしても◎
付属のタレだけでも十分美味しいですが、さらに香りを立たせるなら、仕上げに紀州南高梅ソース(Amazon)を数滴垂らしてみてください。梅の輪郭がよりはっきりして、お店で出す一皿のような奥行きが生まれます。
ボリュームと満足度の本音|男性には「あと一品」が欲しくなるサイズ感
「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」の全体的な分量は、女性には「適量」ですが、男性には少し物足りないかもしれません。特にこのオイシックスキットは、さっぱりした梅だれでスルスルと食べられてしまうのが特徴。 満足度を上げるなら、梅の酸味に対して少し油分のある副菜(ちくわの天ぷらやお揚げさん)を足すのが調理師としての正解です。
調理師の警告!「再加熱」と「保存」をおすすめしない決定的な理由
オイシックスの厳選食材を台無しにしないために、知っておいてほしいことがあります。 この「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」は再加熱は厳禁。
冷やして締めた「ゆで麺」は、再加熱するとデンプンの構造が変わり、コシが完全に失われます。また、豚肉のしっとり感やおかひじきのシャキシャキ感も、熱を通し直すと台無しになります。 さらに、オクラとおかひじきは非常に繊細な野菜です。保存環境によってはすぐに変色・劣化するため、「届いた翌日までに、作りたてを一気に食べる」のが、この「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」を最も贅沢に味わう唯一の方法です。
総評|「豚しゃぶとおかひじきの香味梅だれうどん」のリピートはあり?
暑い季節には間違いなくリピートします。
梅の酸味が強すぎず、豚しゃぶの旨味と丘ひじきの食感が合わさることで、さっぱりなのに物足りなさを感じにくい一皿 に仕上がっています。
調理工程がほぼ“茹で時間だけ”という手軽さも強みで、夏場の食欲が落ちる時の救世主枠。一方で、量は軽めなので男性はご飯を合わせる前提で考えると満足度が高まります。
「さっぱりした麺が食べたい」
「梅とうどんの組み合わせが好き」
「暑い日でも失敗なく作りたい」という人には十分におすすめできる内容です。

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現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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