ボツリヌス食中毒(Botulism food poisoning)

 

起因菌

  • ボツリヌス菌

 

症状

発生期間通年
潜伏期間2時間~8日
(通常12~36時間)
症状神経麻痺
複視
口の渇き
腹部膨張感
呼吸困難
備考A~G型があり中毒を起こすのはA、B、E

 

 

汚染源

  • 土壌や動物の糞便が汚染源
  • E型は河川の泥土
  • 東北や北海道で漁獲される魚類の内臓からも検出
  • はちみつ

特徴

  • A型は熱に強い 100度で360分で死滅
  • E型は熱に弱い 100度で5分で死滅
  • A、B型の致命率は70%
  • E型の致命率は30%
  • 非常に猛毒
  • 3.3度の低温でも増殖する

予防

  • 缶詰やレトルト食品の保存方法を守る
  • 缶詰やレトルト食品は開封後は早く食べる
  • 自宅にて瓶詰めや真空パックなどをする場合は洗浄、殺菌をする
  • 食事の直前に80度で30分または100度で数分加熱する
  • 1歳未満の乳児にはボツリヌス菌に汚染の疑いのあるものは与えない

 

 

まとめ

  • A~Eの型があり、中毒になるのはA、B、E
  • ABは熱に強く致命率は70%
  • Eは比較的熱に弱く致命率は30%
  • 1歳未満の乳児には特に注意する(はちみつなど)
  • 缶詰やレトルト食品は保存期間や保存方法を正しく守る
  • 缶詰やレトルト食品は開封後は早めに食べきる

備考

 

「食中毒」一覧表

サルモネラ菌ボツリヌス菌
腸炎ビブリオセレウス菌
病原大腸菌ノロウイルス
ウエルシュ菌フグ中毒
カンピロバクター貝毒
エルシニア植物性自然毒
リステリア科学性食中毒
ブドウ球菌