金時人参とは?特徴・栄養・旬・相性の良い食材・定番料理を紹介|京野菜のきんときにんじん

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金時人参の旬

金時人参

季節ごとの旬の食材をもっと詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。▶ 旬の野菜・魚介【年間カレンダー】

金時人参とは~解説

金時人参の写真。旬や特徴、栄養について解説します。
金時人参。旬の時期や栄養素については本文で詳しく解説しています。
  • 正月には欠かせない野菜
  • 別名「京人参」とも呼ばれる
  • 鮮やかな赤い紅色をしている
  • 普通の人参よりも細い円錐形をしている
  • リコピンが豊富に含まれている
  • 京都や関西を中心に流通する在来の赤い品種のにんじん
  • 一般的な西洋系にんじんに比べて、色が濃い紅赤色で細長い形状
  • 「東洋系にんじん」に分類され、主に関西のおせち料理や煮物などに使用される
  • 肉質はやわらかく、香りが強めで煮崩れしにくいのが特徴
  • お正月料理(なます、煮しめ)や、京料理、金時にんじんのかき揚げなどに活用される
  • 冬が旬で、11月~2月頃に多く出回る季節野菜
  • 生産量は西洋にんじんより少なく、地域限定で見かけることが多い

味わい
肉質は柔らかく、煮崩れしにくいので煮物に向いている
甘みがあり西洋人参に比べると人参臭さが少なく食べやすい

相性の良い食材

  • 金時人参 × 大根 × 酢:紅白なますで彩り豊かな副菜に
  • 金時人参 × 鶏肉 × しょうゆ:定番の煮しめにおすすめ
  • 金時人参 × ごぼう × ごま:きんぴら風炒め物に
  • 金時人参 × 卵 × だし:京風のだし巻き卵に彩りを加える
  • 金時人参 × 白身魚 × みりん:南蛮漬けや煮付けに
  • 金時人参 × ごはん × 油揚げ:炊き込みご飯や混ぜご飯で季節感を演出

保存方法

  • 新聞紙に包み野菜室へ保存する
  • 保存時に葉の部分を切り取って保存する
  • 泥付きの物はそのままにすることで長く保存できる

金時人参を使った料理

  • 煮物
  • なます
  • サラダ
  • 酢の物

金時人参の栄養素 ~食品成分表~

きんときにんじん(皮なし)
可食部100g当たり

栄養素茹で単位
廃棄率020%
エネルギー4040
水分87.187.1g
タンパク質1.91.8g
脂質0.40.3g
食物繊維(総量)4.13.6g
炭水化物9.69.7g
ナトリウム912
カリウム480520
カルシウム3834
マグネシウム910
リン7267
0.40.4
亜鉛1.00.9
0.080.08
マンガン0.120.16
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)47004400
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.50.5
ビタミンK22
ビタミンB10.060.07
ビタミンB20.060.05
ナイアシン0.81.0
ビタミンB60.140.13
ビタミンB12
葉酸100100
パントテン酸0.280.33
ビオチン
ビタミンC88
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

金時人参の栄養素

  • エネルギーは100gあたり約40kcal(西洋にんじんとほぼ同等)
  • β-カロテンを含む緑黄色野菜の一つ
  • ビタミンC、カリウム、食物繊維を含む
  • 特有の赤い色はリコピンやカロテノイド由来とされる
  • 油と一緒に調理することで脂溶性ビタミンの吸収効率が上がるとされる

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
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現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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