日本人の食事摂取基準とは
- 国民の健康維持を目的とし、各栄養素の摂取量の基準を示すものである
- 栄養指導、給食管理などの最も基礎となる科学的データである
- 厚生労働省が定めている(5年に1度更新される)
最新:2020年~2025年
「日本人の食事摂取基準」は、健健康増進法の規定にもとづき、国民の健康の保持・増進を図るうえで摂取することが望ましいエネルギーおよび栄養素の量の基準を定めたもので、5年毎に改定されている。

各年度の食事摂取基準の変更点
年度 | 変更点 |
2010年度版 | ①年齢ごとの「推定エネルギー必要量」を変更した (小児と若年女性で減少、高齢者は増加) ②食塩の目標量が減少した (男性10.0g→9.0g、女性8.0g→7.5g) ③カルシウムで設定されていた「目安量」「目標量」から「推奨量」を目指すことに変更した |
2015年度版 | ①生活習慣病の発症だけでなく、重症化予防も検討した ②体格をあらわすボディマス指数(BMI)ごとのエネルギー(カロリー)摂取量を策定した |
2020年度 | ①50歳以上の年齢区分を2区分から3区分に細分化した (50~69歳、70歳以上)から (50~64歳、65~74歳、75歳以上)に細分化 ②フレイル予防等のため、50歳以上のたんぱく質の摂取目標量(エネルギー比率)の下限値を引き上げた(13%→14〜15%) ③骨折予防等のため、ビタミンDの目安量を引き上げた (成人5.5μg→8.5μg) ④生活習慣病予防等のため、食塩の目標量を引き下げた (成人男性8.0g→7.5g、成人女性7.0g→6.5g) ⑤飽和脂肪酸、カリウムについて、小児の目標量を新たに設定 ⑥コレステロール摂取量200mg未満が望ましいとの記述を追加 |
*フレイル= 「Frailty(フレイルティ)」が語源
意味は「虚弱」 「衰弱」 「脆弱」
参考HP→日本人の食事摂取基準(2020年版) 概要

年齢別 | 日本人の食事摂取基準表
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