
食事摂取基準とは
日本人の1日に必要なエネルギーや栄養素量を示した基準表を指す。
「日本人の栄養所要量」を2005年に厚生労働省が「日本人の食事摂取基準(2005年版)」として策定。2020~2025年は「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が使用される。
「食事摂取基準(2020年版)」は健康の維持・増進、生活習慣病の予防や、フレイル予防を目的とし、各栄養素の摂取量の基準を示したものです
厚生労働省がまとめた「食事摂取基準」(2020年版)を年齢別に分かりやすく一覧表にまとめました。
厚生労働省の食事摂取基準は栄養素別に分けられているので年齢別に編集しました

身体活動レベルの設定
0歳 0~5ヶ月の乳幼児の身体活動レベルは2で統一されている
身体活動レベル1(エネルギーⅠ)生活の大部分が座位で、静的な活動が中心の場合- 身体活動レベル2(エネルギーⅡ)
座位中心の仕事だが、職場内での移動や立位での作業・接客等
通勤・買物・家事、軽いスポー ツ等のいずれかを含む場合 身体活動レベル3(エネルギーⅢ)
移動や立位の多い仕事 への従事者
スポーツなど余暇 における活発な運動習慣をもっている場合

食事摂取基準表の見方
0歳0ヶ月~5ヶ月は個人差が大きく、成長も早いのでほとんどが目安量となっている
生後0日目〜5 か月の乳児の栄養は、100% 乳汁に依存する
- 脂質、飽和脂肪酸、炭水化物はエネルギーに対しての%
- ナトリウムは食塩相当量
「推奨量」=1日の必要量を満たすと推定される1日の摂取量
*栄養素の隣に表示がない物は「推奨量」
「目安量」=良好な栄養状態を維持するのに十分な量「目標量」=現在の日本人が当面の目標とすべき摂取量
0歳 0~5ヶ月の食事摂取基準表
0歳 0~5ヶ月の平均体重&身長を基準に算出されています
生後0日目〜5 か月の乳児の栄養は、100% 乳汁に依存する
男性 61.5cm 6.3㎏
女性 60.1cm 5.9㎏
*1000㎍=1mg
栄養素 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
エネルギーⅠ | ー | ー |
エネルギーⅡ | 550 kcal | 500 kcal |
エネルギーⅢ | ー | ー |
タンパク質(目安量) | 10 g | 10 g |
脂質(目安量) | 50 % | 50 % |
飽和脂肪酸(目安量) | ー | ー |
n-6系脂肪酸(目安量) | 4 g | 4 g |
n-3系脂肪酸(目安量) | 0.9 g | 0.9 g |
炭水化物(目安量) | ー | ー |
食物繊維(目安量) | ー | ー |
ビタミンA(目安量) | 300 ㎍ | 300 ㎍ |
ビタミンD(目安量) | 5.0 ㎍ | 5.0 ㎍ |
ビタミンE(目安量) | 3.0 mg | 3.0 mg |
ビタミンK(目安量) | 4 ㎍ | 4 ㎍ |
ビタミンB1(目安量) | 0.1 mg | 0.1 mg |
ビタミンB2(目安量) | 0.3 mg | 0.3 mg |
ビタミンB6(目安量) | 0.2 mg | 0.2 mg |
ビタミンB12(目安量) | 0.4 ㎍ | 0.4 ㎍ |
ビタミンC(目安量) | 40 mg | 40 mg |
ナイアシン(目安量) | 2 mg | 2 mg |
葉酸(目安量) | 40 ㎍ | 40 ㎍ |
パントテン酸(目安量) | 4 mg | 4 mg |
ビオチン(目安量) | 4 ㎍ | 4 ㎍ |
ナトリウム(目安量) | 0.3 g | 0.3 g |
カリウム(目安量) | 400 mg | 400 mg |
カルシウム(目安量) | 200 mg | 200 mg |
マグネシウム(目安量) | 20 mg | 20 mg |
リン(目安量) | 120 mg | 120 mg |
鉄(目安量) | 0.5 mg | 0.5 mg |
亜鉛(目安量) | 2 mg | 2 mg |
銅(目安量) | 0.3 mg | 0.3 mg |
マンガン(目安量) | 0.01mg | 0.01 mg |
ヨウ素(目安量) | 100 ㎍ | 100 ㎍ |
セレン(目安量) | 15 ㎍ | 15 ㎍ |
クロム(目安量) | 0.8 ㎍ | 0.8 ㎍ |
モリブデン(目安量) | 2 ㎍ | 2 ㎍ |
その他の年齢 食事摂取基準表
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