藤豆(ふじまめ)とは?旬・栄養・英語・保存まで調理師がやさしく解説!

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藤豆の英語表記

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英語では「string bean(ストリングビーンズ)」や「green bean(グリーンビーンズ)」と呼ばれ、さやごと食べるいんげん豆を指します。

ふじまめの旬~おいしい時期~

ふじまめ

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藤豆とは~解説~

  • 地方によって呼び名が変わる
    中部地方→千石豆
    北陸地方→ダラマメ
    石川県→蔓豆(つるまめ)
  • インゲンマメの一種で、細長いさやが特徴
  • 独特の香りがあり、柔らかく甘みがあるのが特徴
  • 全体的に緑色のものを選ぶとよい
  • 古くなると先端や筋の部分が赤くなっていく
  • 西日本ではメジャーな豆
  • 年配の方は藤豆の事を「いんげん豆」と呼び、いんげん豆を「さんどまめ」と呼ぶ

保存方法

  1. 冷蔵:ラップまたはポリ袋に入れて野菜室で4〜5日
  2. 冷凍:筋を取って軽く茹でてから冷凍保存(1か月程度)

藤豆と相性の良い食材

  • 藤豆 × 卵:お浸しや炒め物で彩り&たんぱく質補給に
  • 藤豆 × ベーコン:洋風炒めにすると香ばしさがプラス
  • 藤豆 × ごま:和え物の定番/香ばしさと食感のバランスが◎
  • 藤豆 × じゃがいも:煮物や炒め物で満足感UP
  • 藤豆 × 味噌:味噌炒めや味噌汁にしても美味

ふじまめの栄養素 (食品成分表)

ふじまめ(生)若ざや

栄養素単位
廃棄率6%
エネルギー32
水分89.2g
タンパク質2.5g
脂質0.1g
食物繊維(総量)4.4g
炭水化物7.4g
ナトリウム
カリウム300
カルシウム43
マグネシウム33
リン63
0.8
亜鉛0.4
0.07
マンガン0.33
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)200
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.1
ビタミンK29
ビタミンB10.08
ビタミンB20.10
ナイアシン0.9
ビタミンB60.08
ビタミンB12
葉酸120
パントテン酸0.35
ビオチン
ビタミンC13
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

1️⃣ カリウム:300 mg
 体内の余分なナトリウムを排出し、血圧調整に役立つ。

2️⃣ 食物繊維:4.4 g
 豆類らしく豊富で、腸内環境を整える働きがある。

3️⃣ 葉酸:120 µg
 赤血球の生成や妊娠期の栄養サポートに欠かせない。

4️⃣ マグネシウム:33 mg
 筋肉や神経の働きをサポートし、エネルギー代謝にも関与。

5️⃣ β-カロテン:200 µg
 体内でビタミンAに変換され、免疫維持や皮膚の健康を守る。


その他注目成分

  • カルシウム:43 mg/リン:63 mg → 骨や歯の健康維持に関与
  • 鉄:0.8 mg → 貧血予防に一定の寄与
  • ビタミンK:29 µg → 血液凝固と骨代謝に関わる

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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