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リンの英語表記
Rin
栄養素の英語表記一覧表はコチラ→栄養素の英語表記一覧表
リンの特徴
- リンは「有機リン」と「無機リン」に大別できる
- 成人の生体内には最大 850 g のリンが存在し、その 85% が骨組織に、14% が軟組織や細胞膜に、1% が細胞外液に存在する
- 食品添加物として多くのリンが用いられている
- スナック菓子、清涼飲料水などの加工食品に使用されている
- 加工食品が多い現代は、過剰に摂っている可能性がある
- カルシウムの次に体内に多く存在するミネラル
- 生命維持に欠かせない栄養素の一つ
- 体内のすべての細胞に分布している
リンの働き
- 8割はカルシウムと結合し、骨や歯の材料となる
- 神経細胞や細胞膜の構成成分となる
- 糖質、脂質、タンパク質の代謝を促す
- カルシウムとリンは血液中で1:1~1:2のバランスで存在する
- 過剰摂取で骨に蓄えられたカルシウムを血液中に放出してバランスを保つ
欠乏症
- 普通の食事で不足することはない
- 疲労、骨や歯の形成障害、筋力の低下
過剰症
- 骨粗鬆症、腎機能低下、動脈硬化
- カルシウムの吸収率の低下
リン 食べ物ランキング
魚介類
食材 | 食材100ℊあたりの リンの含有量(㎎) |
---|---|
とびうお 焼き干し | 2300 ㎎ |
かたくちいわし 煮干し | 1500 ㎎ |
するめ 加工品 | 1100 ㎎ |
しらす干し | 860 ㎎ |
まあじ から揚げ | 700 ㎎ |
ししゃも 焼き | 540 ㎎ |
からすみ | 530 ㎎ |
いくら | 530 ㎎ |
種実類
食材 | 食材100ℊあたりの リンの含有量(㎎) |
---|---|
ごま むき | 870 ㎎ |
ひまわり フライ | 830 ㎎ |
けし 乾燥 | 820 ㎎ |
ごま ねり | 670 ㎎ |
アーモンド フライ | 490 ㎎ |
野菜類
食材 | 食材100ℊあたりの リンの含有量(㎎) |
---|---|
ドライトマト | 300 ㎎ |
とうがらし | 260 ㎎ |
そらまめ 茹で | 230 ㎎ |
にんにく 油いため | 200 ㎎ |
ブロッコリー 焼き | 200 ㎎ |
枝豆 冷凍 | 190 ㎎ |
きのこ類
食材 | 食材100ℊあたりの リンの含有量(㎎) |
---|---|
舞茸 乾燥 | 700 ㎎ |
椎茸 乾燥 | 310 ㎎ |
えのきだけ 味付瓶詰め | 150 ㎎ |
ぶなしめじ 素揚げ | 130 ㎎ |
エリンギ 焼き | 130 ㎎ |
マッシュルーム 油いため | 120 ㎎ |
菓子類
食材 | 食材100ℊあたりの リンの含有量(㎎) |
---|---|
アーモンドチョコレート | 320 ㎎ |
ミルクチョコレート | 240 ㎎ |
ホットケーキ | 160 ㎎ |
カスタードクリーム | 150 ㎎ |
ポテトチップス | 140 ㎎ |
たまご類
食材 | 食材100ℊあたりの リンの含有量(㎎) |
---|---|
鶏卵 卵黄 ゆで | 570 ㎎ |
鶏卵 卵黄 生 | 570 ㎎ |
あひる卵 ピータン | 230 ㎎ |
鶏卵 目玉焼き | 230 ㎎ |
うずら卵 全卵 生 | 220 ㎎ |
参考→「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
リンの食事摂取基準
リンについてまとめ
- リンは多くの食品に含まれており、通常の食事では不足や欠乏することはない
- 不足や欠乏の予防よりも、過剰摂取の回避が重要
- リンは加工食品に添加物として使用されている
- 加工食品により過剰摂取しがち
- カルシウムが2に対してリンは1のバランスが良い
- 骨や歯を形成する役割
- 過剰でも不足でも骨をもろくする
- ビタミンB1、B2と結合して補酵素になる