山葵 わさび(Japanese horseradish)

わさび
 

山葵の旬

わさび

花わさび

*各数字で歳時記を表示

 

山葵とは~解説

  • アブラナ科ワサビ属の植物で原産国は日本
  • 根茎部分だけでなく、葉や花も収穫され出荷される
  • 育てるには水質、水温、土壌などの条件が厳しい
  • 収穫まで日数がかかるので希少価値が高く、非常に高価
  • 花は春に咲き、貴重な食材で天ぷらやお浸しなどにされる
  • 長野県と静岡県が全国の約90%の生産量を占める
  • 金物との相性が悪いので金物のおろし金は避ける
  • 目の細かいおろし金を使い、ゆっくりと細胞を壊すようにすりおろすとよい
  • わさびには大腸菌などの細菌やカビの増殖阻止作用がある
  • 山葵の制菌作用を利用した製品が開発されている

味わい
日本だけで採用されるスパイス
鼻に抜け、サッと消える独特の辛味
秋から冬にかけて辛さが強くなる
茎に近い方が辛味、香りが強い
皮に香りがあるので皮は剥かずに使う

 

良い食べ合わせ

 

保存方法

  • 濡れた新聞紙などに包みビニール袋に入れ冷蔵庫で保存する
  • 長期保存するときはグラスに水を張り山葵をたて、冷蔵庫で保存する
    (こまめに水を変える)
  • 冷凍するときはしっかりとラップで包み冷凍
    (使う時は凍ったまますりおろす)
 

山葵を使った料理

  • 天ぷら
  • 吸い物
  • 刺身の付け合わせ
  • マヨネーズ
  • ドレッシング
  • 漬物
 

山葵の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

わさび(生)

廃棄率30%
エネルギー88㎉
水分74.2g
タンパク質5.6g
脂質0.2g
炭水化物18.4g
ナトリウム24㎎
カリウム500㎎
カルシウム100㎎
マグネシウム46㎎
リン79㎎
0.8㎎
亜鉛0.7㎎
0.03㎎
マンガン0.14㎎
ヨウ素1㎍
セレン9㎍
クロム1㎍
モリブデン2㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)7㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)1.4㎎
ビタミンK49㎍
ビタミンB10.06㎎
ビタミンB20.15㎎
ナイアシン0.6㎎
ビタミンB60.32㎎
ビタミンB12
葉酸50㎍
パントテン酸0.2㎎
ビオチン3.5㎍
ビタミンC75㎎
食物繊維(総量)4.4g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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