サカナDIYは初回だけでなく、2回目を頼んでみて“本当の使いやすさ”がわかるサービスです。
私は調理師として、初回セットのあとにもう一度注文し、
「継続したときの内容」「当たり外れ」「味や鮮度の安定感」を確認してみました。
結論を先に言うと、
初回だけでは見えなかった魅力と、継続して気づく弱点の両方がハッキリした という印象です。
この記事では、
- 継続便(2回目)で届いた魚4種類のレビュー
- 調理して感じた“味・鮮度・使いやすさ”
- 継続して初めてわかったメリット・デメリット
- 初回との違い、コスパ面のリアルな感想
を、現役調理師の本音 でまとめています。
「2回目って初回より良いの?悪いの?」
「量や質はどう変わる?」
「継続すべき価値はある?」
そんな疑問に答える内容になっています。まずは、私に届いた“継続便のラインナップ”から紹介します。
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サカナDIYを継続した理由
初回セットを試した段階では、魚の鮮度や下処理の丁寧さは十分にわかったものの、「本当に続ける価値があるのか?」という点までは判断できませんでした。そこで私は、もう1回(=継続便)を注文して、初回だけでは見えなかった部分を確認することにしました。
継続してみた主な理由は次のとおりです。
① 初回だけでは“量と満足感”が物足りなかった
初回セットはお試し用なので、どうしても内容はシンプル。「もっといろんな魚を食べたい」「本当にバリエーションがあるのか?」という疑問が残りました。
継続便なら4種類届くため、ラインナップの“幅”がどれくらいあるのかを確かめたかったというのが正直なところです。
② 魚中心の食事をもっと増やしたかった
もともと魚をよく食べるほうですが、忙しい日が続くと魚料理はどうしても後回しになりがち。
サカナDIYなら、「冷凍庫に魚がある」という安心感が生まれます。
初回セットを食べた後、「このペースなら月1回の継続もありだな」と感じました。
③ 初回セットが予想以上に便利だった
下処理済み&レシピ付きで扱いやすく、調理のストレスが少なかったため、「継続便なら、さらに便利さを実感できそう」と思いました。特に、“解凍するだけで今日の主菜が決まる”という手軽さは、初回より継続便のほうが価値を発揮すると感じました。
結論|継続してわかったリアル評価(3行まとめ)
鮮度は継続しても安定しており、品質のブレはほとんど感じなかった。
当たり外れというより “好き嫌いが分かれる魚が届く” ことがあるのが正直なところ。
手軽さ・使いやすさは継続してこそ実感でき、忙しい日の主菜として強い味方になる。
\まずは“初回セットだけ”でもOK!/
今回(3月分)届いた内容レビュー【4種類】
鱸(すずき)のカルパッチョ


▼特徴
スズキは皮がきれいに引かれ、余分な水分も抜かれているので生臭さがなく食べやすい状態で届きます。好きな大きさにカットして盛り付けるだけで、すぐにカルパッチョとして楽しめるのが魅力です。二人分がまとめて真空されているため、解凍は一度に行う必要があります。
▼アレンジ
翌日にフライパンでソテーしてタルタルソースを合わせてみましたが、水分が少ない分、食感がややパサつき気味に。スズキはやはり「カルパッチョなど生食」でいただくのがベスト。オリーブオイルやレモンを合わせると、身の甘みが引き立ちます。

現役和食調理師のヒント
スズキは淡泊な白身魚なので、酸味や香りのある調味料と相性抜群。カルパッチョにする際は、オリーブオイル+レモン汁+塩だけで十分に旨さを引き出せます。
→ 詳しく見る → 鱸(すずき)Sea bass
白ミルガイの刺身


▼特徴
山間部ではなかなか手に入りにくい白ミル貝ですが、サカナDIYでは真空パックされた状態で届くので、解凍後に好みの大きさにカットするだけで刺身が楽しめます。コリコリとした食感と磯の香りが特徴で、貝好きにはたまらない一品。ただし、独特の香りがあるため、貝が苦手な方には少し強く感じるかもしれません。
▼アレンジ
半分はそのまま刺身でいただき、残りはバター炒めに。加熱することで香りが和らぎ、旨味が引き立ちます。生で食べるのが苦手な方でも、炒めれば食べやすくなります。
→ 詳しく見る → 海松貝(みるがい)Keen’s gaper

現役和食調理師のヒント
白ミル貝は薄めにスライスして「酢味噌」で和えると、さらに食べやすく上品な味わいになります。火を入れる場合は炒めすぎないのがコツ。サッとバターで炒めるだけで、身が硬くならず、甘みがしっかり残ります。
スルメイカの干物


▼特徴
スルメイカの干物は二人分がまとめて真空パックされて届きます。干物といっても一夜干し程度の仕上がりなので、身は柔らかく生に近い食感。旨味が凝縮されており、シンプルに焼くだけでも十分に美味しくいただけます。特に一味マヨネーズを添えると、イカ本来の甘みと相性抜群です。
▼アレンジ
まずはレモンと醤油をかけてさっぱりと。翌日は野菜と一緒に醤油炒めにすると、スルメイカの旨味が野菜に移り、さらにご飯が進む一品になります。お酒のおつまみにも最適です。
→ 詳しく見る → 鰑烏賊(するめいか)Japanese common squid

現役和食調理師のヒント
イカは焼きすぎると固くなりがちですが、この干物は水分が程よく残っているため、強火でサッと炙るだけで柔らかく仕上がります。香ばしさを出したい時は網焼きや魚焼きグリルで軽く焦げ目をつけると、風味が一段と引き立ちます。
舌平目のガーリックきのこソース


▼特徴
二人分がひとつに真空パックされて届き、小ぶりな舌平目が2尾入っています。味付けはシンプルに、にんにく・オリーブオイル・塩コショウで十分美味しく仕上がります。トマトを加えると酸味がアクセントになり、さっぱりとした一皿に。生臭さは感じず、上品な味わいが楽しめます。ただし、中骨は残っているので食べる際には注意が必要です。
▼アレンジ
きのこやバター、しょうゆを使って和風仕立てにすると、ご飯にも合う一品になります。ガーリックだけでなく、バターのコクを加えることで味に厚みが出て、満足感もアップします。
→ 詳しく見る → 舌平目(したびらめ)sole
初回は“お得に試せる初回セット”があるので、まずはお試しから始めるのが安心です。👉 サカナDIYの初回セットを見てみる

現役和食調理師のヒント
舌平目は加熱しすぎると身が崩れやすいため、中火でゆっくり蒸し焼きにするのがおすすめ。和風の調味料と合わせてもgood。
鮮度と当たり外れ|継続利用で見えた傾向
継続利用して感じたのは、鮮度の安定感は初回と変わらず高いレベルで保たれているという点です。今回のセットでは半分が生食用でしたが、どれも臭みが少なく、そのまま刺身で安心して味わえる品質でした。生食が苦手な方は、軽く湯引きしたり、さっと炒め物にするだけで食べやすくなるため、アレンジで十分対応できます。
中でも印象に残ったのは 白ミル貝。普段スーパーではなかなか手に入らない食材で、食卓が一気に華やかになる一方、独特の風味があるため、“好みが分かれる魚介”の代表格という印象です。サカナDIYは「当たり外れ」というより、“好き嫌いの幅”が出やすいサービスだと感じました。
保存面では心配は不要。真空パックは薄くて扱いやすく、冷凍庫内の場所を取らないのが助かります。また、同封されているレシピには調理時間の目安が記載され、YouTubeの調理動画もあるため、迷わず調理できるのも継続者にとって大きなメリットです。
さらに、今回はちょっと嬉しい特典として お箸が二膳同梱されていました。小さな心遣いですが、「続けてよかった」と感じられるポイントです。
コスパ|継続しても割高感はない?
価格だけを見ると、サカナDIYはやや高く感じるかもしれません。
しかし実際には、
- 買い物に行く手間がゼロ
- 魚を選ぶ・下処理する負担がゼロ
- 生食レベルの鮮度が個包装で届く
という価値を含めると、むしろ妥当〜割安と言えます。特に
- 一人暮らし
- 忙しくて魚料理に時間を割けない
- 安い魚でも“下処理が嫌”で結局食べない
という人にとっては、サカナDIYの“手間が省ける価値”がそのままコスパの良さになります。
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Amazonなど他サービスと比較してわかったこと
結論:同じ条件の商品は“実質手に入らない”
Amazonでも冷凍魚は買えますが、サカナDIYと同じ条件の商品は基本ありません。
Amazonの商品は 500g〜1kg の“まとめ買い”が中心で、生食不可・下処理なしの商品も多く、少量で手軽に使える個包装はほとんど見つかりません。特に刺身レベルの品質は高額になりやすく、月替わりで少量ずつ楽しめる点はサカナDIYに軍配が上がります。
継続レビュー総まとめ|サカナDIYはこんな人に向いている
結論として、サカナDIYは次のタイプに強く向いています。
✔ 魚の種類を楽しみたい人(スーパーにない魚を食べたい)
毎月違う魚が届くため、スーパーの“見慣れた定番魚”に飽きている家庭には最適。
特に白ミル貝や舌平目など、普段買えない魚に出会えるのは継続利用ならでは。
✔ 刺身・カルパッチョが好きな家庭
半分は生食系が届くことが多く、刺身好きには嬉しい内容。
逆に「生食は苦手」という人はアレンジが必要。
✔ 下処理したくない/料理に時間をかけられない人
内臓・骨取り・味付け済みで届くため、解凍 → 10〜15分で主菜が完成。
一人暮らし・共働き家庭には特に相性が良い。
✔ 1〜2人暮らしの家庭
個包装&必要分だけ解凍できるため、無駄が出ない。
「大量パックは困る」という層にとっては非常に使いやすい。
❌ 逆に、こんな人にはあまり向かない
▲ 生食が苦手・食べない家庭
継続セットには生食系が一定数含まれるため、毎回火を入れる必要があり、適性がやや低い。
▲ “家族4〜5人でがっつり食べたい”家庭
量が2人前単位のため、大人数には物足りない可能性が高い。
▲ 魚の味付けを毎回自由にしたい人
味噌漬けなど加工済みも多いため、「完全に自由に味付けしたい」人にはやや制約あり。
調理師としての本音
サカナDIYを継続して感じたのは、「魚をもっと身近に、負担なく楽しませてくれるサービス」
だということです。
- 一人暮らし・二人暮らしで魚を買うと余りがち
- スーパーに並ぶ魚がいつも同じで飽きてしまう
- 下処理や生ごみ処理が面倒で魚料理を避けていた
- 鮮度や保存状態に不安があり、買うのをためらっていた
こうした “魚料理のハードル” を、サカナDIYはきれいに取り除いてくれます。真空パックで届くため冷凍庫を圧迫せず、必要な分だけサッと解凍 → すぐ調理できる手軽さ は継続してこそ実感します。さらにレシピや動画が付いているので、魚料理が苦手な方でも迷わず作れます。
もちろん、生食があまり好きではない家庭や副菜や味付けを毎回自由にしたい人には、多少の工夫が必要です。
それでも、“新鮮な魚を少量ずつ、いろいろ楽しめる”というメリットは代えがたいもの。日々の食卓が単調になりがちな家庭こそ、サカナDIYの価値を強く感じると思います。
初めて使う方へ
サカナDIYに興味があるけれど、「まずは初回がどんな内容か知りたい」という方はこちらをどうぞ。
👉 初回の詳しいレビューはこちら
実際に届いた魚の内容・味・使いやすさを、調理師目線で徹底レビュー。
👉 サカナDIYの総まとめはこちら
メリット・デメリット、鮮度、使い勝手などを網羅した“全体像”がわかるページです。
👉 まずは“1回だけ”試してみたい方はこちら

現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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