調味料の種類と特徴|定番の調味料を一覧でわかりやすく解説

調味料の種類と特徴|定番の調味料を一覧でわかりやすく解説

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「醤油にもいろいろ種類があるって本当?」
「酢や味噌はどう使い分ければいいの?」

——調味料は毎日使うものなのに、意外と一つひとつの違いを知らないまま使っている方も多いのではないでしょうか。このページでは、和食を中心に家庭でよく使われる定番の調味料を種類別に一覧でまとめ、それぞれの特徴や使い分けのポイントを、調理師歴25年の経験をもとに解説します。気になる調味料が見つかったら、関連記事もあわせてチェックしてみてください。

調味料とは

調味料とは、料理への味付けを目的にしたもの。和食では「さしすせそ」と称される。調味料には多くの種類がある。甘さを加える「甘味料」、旨味を加える「うま味調味料」、特別な香りを加える「香辛料」、発酵食品の「味噌、醤油」、味成分を凝縮させた「ケチャップ、ウスターソース」などがある。

各調味料には味をつけるだけでなく、様々な特徴があることに注意したい。砂糖は食材に浸透しにくい特性を持っていたり、酢は食材を柔らかくする特性があったりします。この特性を理解したうえで調理すると調味料を入れるタイミングが見えてきます。

調味料の種類と特徴

【醤油】

薄口醤油
(うすくちしょうゆ)
関西発祥と言われる醤油。色が薄いという意味の薄口。塩分濃度は濃口よりも高い。
濃口醤油
(こいくちしょうゆ)
国内生産の8割を占める一般的な醤油。5つの醤油の中では色、塩分濃度は真ん中。
溜まり醤油
(たまりじょうゆ)
中部地方で作られる醤油。原料はほぼ大豆なので濃厚な旨味と香りがある。薄口や濃口と比べてとろみがある。
再仕込み醤油
(さいしこみじょうゆ)
醤油を2度成熟させるような製法のためこの名がある。濃厚な味わいが特徴で「甘露醤油」とも呼ばれる。
白醤油
(しろじょうゆ)
主原料が小麦。独特の香りと甘みが特徴で素材の味を生かした料理に向いている。
魚醤油
(うおじょうゆ)
魚を塩漬けにして発酵、熟成したときの液汁。しょっつる、ナンプラーなどがある。

【酒・みりん】

料理酒
(りょうりしゅ)
塩や甘味料が加えられていることがある。
味醂
(みりん)
もち米、麹、焼酎などを原材料にした甘みのあるお酒。
みりん風調味料
(みりんふうちょうみりょう)
本みりんと違いアルコール度数が1%未満で酒税がかからない調味料。手頃な価格で、みりんに似た甘みとコクを手軽に加えられる。

味噌や醤油、みりんといった発酵調味料は、麹の種類や熟成期間、製法によって風味が大きく変わる奥深い世界です。こうした発酵食品の知識を体系的に学んでみたい方には、「発酵食美インストラクター」という資格もあります。口コミ・評判や費用感が気になる方は、発酵食美インストラクターの口コミ・評判を調理師が解説した記事もあわせてご覧ください。

【だし・うま味調味料】

かつお節
(かつおぶし)
鰹を煮て燻し、乾燥させたもの。だしの代表格で、香り高く上品な旨味が特徴。
昆布
(こんぶ)
乾燥させた海藻から取るだし。グルタミン酸による上品なうま味が特徴で、精進料理などにも使われる。
煮干し
(にぼし)
いわしなどの小魚を煮て乾燥させたもの。濃厚でコクのあるだしが取れる。
白だし
(しろだし)
かつおや昆布のだしに醤油や塩を合わせた調味料。料理の色を保ちながら、手軽にだしの風味を加えられる。
顆粒だし
(かりゅうだし)
だし成分を粉末状にした調味料。少量で手軽にだしの旨味を加えられ、忙しい日の時短調理に便利。
うま味調味料昆布などのうま味成分を抽出・結晶化した調味料。少量で料理全体の味に深みを加えられる。

💡 醤油以外にも、和食の味の決め手になる「だし」にこだわりたい方はこちらもどうぞ。
→ 七福の白だしの口コミレビュー!調理師が17年愛用する本音と評判

【酢】

穀物酢
(こくもつす)
小麦、米、コーンなどを原料にした酢。酸味は他の酢に比べてすこし低め。
米酢
(こめず)
酸味は穀物酢よりも少し強め。まろやかな味わいがあり、お寿司によく合います。
黒酢
(くろず)
長く発酵されて色が黒い。味は旨味とコクがある。
林檎酢
(りんごず)
林檎を原材料にしたフルーティーな酢。ドレッシングやマリネなど洋食によく使われる。
バルサミコ酢主原料はブドウ果汁。深みのある味と豊かな香りが特徴で洋食に良く使われる。
ワインビネガー主原料はぶどう。香りが高い味わいが特徴で赤と白がある。赤は深い味わい。白はさっぱりとした味わい。
フルーツビネガーりんご酢やベリー系の酢など、果実を原料にしたお酢の総称。まろやかな酸味とフルーティーな香りが特徴で、ドリンクやサラダにも使いやすい。

💡 酢は種類によって味も使い道も変わります。実際に取り寄せて試した「おいしい酢」のレビューはこちら。
→ おいしい酢の口コミ・評判は?調理師25年が「甘すぎる」等の悪い評価も徹底分析

【砂糖】

白砂糖
(しろさとう)
上白糖ともよばれ、最も一般的な砂糖。しっとりソフトな風味。何にでもよく合う。
黒砂糖
(くろざとう)
さとうきびの絞り汁をそのまま煮詰めた砂糖。独特の風味と濃厚な甘さが特徴。
グラニュー糖 上白糖より結晶が大きく、さらさらとした感じの砂糖。クセの無い淡白な甘さ。コーヒーや紅茶、お菓子など幅広く使われている。
てんさい糖
(てんさいとう)
甜菜(ビート)を原料にした砂糖。ミネラルを含みやさしい甘さが特徴で、北海道産が多い。
三温糖
(さんおんとう)
上白糖を煮詰める工程を繰り返して作る砂糖。カラメルのような香ばしさとコクのある甘みが特徴で、煮物や佃煮に向く。
氷砂糖
(こおりざとう)
純度が高く、ゆっくり溶けるのが特徴の大粒の砂糖。梅酒や果実酒作りによく使われる。
ざらめ結晶が大きい砂糖の総称。溶けにくく食感が残るため、飴やせんべいなどの菓子作りにも使われる。
和三盆
(わさんぼん)
徳島県・香川県特産の高級砂糖。粒子が細かくきめ細やかな口どけで、和菓子に欠かせない。

【味噌】

白味噌
(しろみそ)
甘さが強く、上品な味が特徴。西京焼きや西京味噌など京懐石には欠かすことのできない味噌。
赤味噌
(あかみそ)
塩分が強く、成熟や発酵が進んでいるのでコクがある。赤だしや田楽味噌などによく使われる。
信州みそ
(しんしゅうみそ)
長野県が主産地の淡色系味噌。米麹を使い、すっきりとした旨味と塩味のバランスが良く、全国の味噌生産量の多くを占める。
麦みそ
(むぎみそ)
大麦麹を使った味噌。九州や四国などで作られ、甘みがありまろやかな味わいが特徴。
あわせ味噌米味噌と麦味噌、または赤味噌と白味噌など、複数の味噌をブレンドしたもの。それぞれの長所を活かしたバランスの良い味わいになる。

【塩】

食塩
(しょくえん)
日本で作られるほとんどは海水塩。市場の3割を占める。やや塩辛く、和食に合う塩。
岩塩
(がんえん)
外国産。地殻変動などで海水が閉じ込められ塩分が結晶化されて岩のようになったもの。海水塩よりも塩辛い。
湖塩
(こえん)
湖からとれる塩。生産量も少なく貴重な塩。海水塩や岩塩よりも塩辛くない。ミネラル分も他の2つに比べて多い。

💡 「塩分を控えたいけど味は妥協したくない」という方は、実際に試した減塩調味料のレビューも参考にしてみてください。
→ 減塩調味料は体に悪い?調理師が味を本音レビュー【まずいの噂を検証】

【香辛料】

胡椒
(こしょう)
香りと辛味を加える代表的なスパイス。黒胡椒はパンチのある辛味、白胡椒はまろやかな風味が特徴。
わさびツンとした辛味と爽やかな香りが特徴。刺身や寿司に欠かせない薬味。
からし鼻に抜けるような辛味が特徴。おでんや納豆、とんかつなどによく合う。
唐辛子
(とうがらし)
強い辛味が特徴。一味・七味などの加工品も多く、料理にアクセントを加える。
山椒
(さんしょう)
独特の香りとしびれるような辛味が特徴。うなぎの蒲焼などに使われる。

【油】

胡麻油
(ごまあぶら)
焙煎した胡麻に圧力をかけ、絞り出し、ろ過して作られる。他の油に比べて、酸化しにくい。
オリーブオイルオリーブオイル オリーブの果実を搾って作られる油。ピュアタイプはクセが少なく、炒め物など加熱調理にも使いやすい。
バター牛乳の脂肪分を集めて作られる乳製品。コクと香りが強く、洋食や製菓だけでなく、和食の隠し味としても使われる。
ラード豚の脂を精製して作られる食用油脂。コクと旨味が強く、中華料理や炒め物のうまみ付けに使われる。

調味料の種類と特徴についてまとめ

今回ご紹介した調味料は、和食を中心に家庭でよく使われる定番のものばかりです。同じ「醤油」「酢」「味噌」でも、種類によって味や塩分濃度、向いている料理が異なるため、いくつか使い分けられるようになると、料理の幅がぐっと広がります。気になる調味料が見つかった方は、実際に使ってみた口コミ・レビュー記事もあわせてチェックしてみてください。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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