スキムミルク(skim milk)

スキムミルク
 

スキムミルクとは ~特徴

  • 粉乳の一種で脱粉(だっぷん)と略称されることもある
  • 生乳の乳脂肪分を除去したものから水分を除去したもの
  • 英語における “skim milk”, “skimmed milk” は無脂肪乳の意味であり、乾燥品を意味しないため注意
  • 保存性が良く、蛋白質、カルシウム、乳糖などを多く含んでおり、栄養価が高い
  • スキムミルクと水を1:9で割ったものと牛乳を比べた場合、栄養価はほぼ同じ
  • 戦後に学校給食で出されたものは粗雑に扱われたもので匂いがひどかったと言われるが、現在は品質も向上して美味しくなっている
  • 水には溶けるが、熱湯に入れるとダマになる
  • 料理に代用できるが、コクや風味は牛乳に劣る

参照→「脱脂粉乳(Wikipedia)

スキムミルクと脱脂粉乳の違い
中身はほぼ同じである
②スキムミルクは水に溶けやすく作られている(脱脂粉乳は水に溶けにくい)

パンにおけるスキムミルクの働き
甘い風味がつく
パンの焼き色が良くなる
パンをふんわりと仕上げることができる

 

スキムミルクの重さ (計量カップ)

小さじ2 g
大さじ6 g
1カップ80 g

大さじ・小さじの重さ一覧表 (グラム)

 

スキムミルクの保存

  • 湿気に弱いので密封容器に入れるか、シッパー付きの保存袋に入れる
  • 直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所で保存
  • 冷蔵庫で保存すると、出した時に結露するのでおススメできない
 

ネットで買えるスキムミルク

よつ葉 北海道脱脂粉乳 スキムミルク 1kg 【顆粒】雪印スキムミルク(脱脂粉乳) 1kg 雪印メグミルク 北海道スキムミルク(360g) 森永乳業 スキムミルク 175g×4個
 

スキムミルクの使い道

料理に使う事は可能ですが、脂肪分をほとんど含まないことに注意する
熱湯に入れるとダマになるので60℃前後のお湯に入れるとよい
隠し味として使うとよい

  • 製パン・製菓
  • コーヒー
  • カレー
  • スープ
  • クリームソースパスタ
  • ポテトサラダ
 

脱脂粉乳の栄養素 (食品成分表)

可食部100g当たり

脱脂粉乳(粉乳類)

廃棄率0 %
エネルギー354 kcal
水分3.8 g
タンパク質34.0 g
脂質1.0 g
炭水化物53.3 g
ナトリウム570 ㎎
カリウム1800 ㎎
カルシウム1100 ㎎
マグネシウム110 ㎎
リン1000 ㎎
0.5 ㎎
亜鉛3.9 ㎎
0.10 ㎎
マンガン
ヨウ素120 ㎍
セレン27 ㎍
クロム1 ㎍
モリブデン35 ㎍
ビタミンA(レチノール)6 ㎍
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB10.30 ㎎
ビタミンB21.60 ㎎
ナイアシン1.1 ㎎
ビタミンB60.27 ㎎
ビタミンB121.8 ㎍
葉酸1 ㎍
パントテン酸4.17 ㎎
ビオチン19.0 ㎍
ビタミンC5 ㎎
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2015年版(七訂) から引用

 

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