上白糖(caster sugar)

 

上白糖とは

  • ショ糖を主成分とし、水分と転化糖(ブドウ糖と果糖の混合物)をそれぞれ1%程度含んだ結晶状の白い甘味料
  • ショ糖にビスコと呼ばれる転化糖液をふりかけて製造されるため、しっとりしている
  • 日本では最も使用量が多いが、世界ではあまり使われない
  • グラニュー糖より甘みが強くコクがある
  • グラニュー糖よりも焦げやすい
  • 水分があり、しっとりとした食感を持つ
  • 日本では製菓、料理、飲み物など幅広く使われる
  • カロリーは三温糖やグラニュー糖とほぼ同じ

砂糖の種類

  • 黒砂糖
  • 和三盆
  • 上白糖、中白糖、三温糖
  • ざらめ糖
  • グラニュー糖
  • 粉砂糖
  • 氷砂糖
  • 水あめ

砂糖の使い方

  • 純度や結晶の大きさが様々で風味が違うので食材、料理によって使い分ける
  • 純度が高くなると甘みは淡白ですっきりした味わい
  • 純度が低いと複雑な風味があって甘みが強い
  • 煮物には上白糖、三温糖、黒砂糖などを用いるとよい
  • 焼き物のタレなどにはグラニュー糖、氷砂糖などが良い

砂糖の働き

  • 砂糖には甘みをつける以外にも以下の働きがある
  • 保水性が高く、乾燥を防いだり、保存性を高める
  • タンパク質の熱凝固を遅らせ、卵焼きなどを柔らかく仕上げる
  • 加熱すると、タンパク質と反応してきれいな焼き色がつく
  • 水に溶けやすく、結晶しやすい

砂糖の歴史

  • さとうきびは紀元前からインドで栽培していた記録がある
  • 日本には奈良時代に持ち込まれた
  • 江戸末期に国内生産が始まったとされる
  • 甘葛(あまづら)という植物から甘い液汁を採取し甘味料とした
  • 甜菜(てんさい)から砂糖が取れることが分かったのは18世紀末

砂糖の重量

小さじ3g
大さじ9g
1カップ130g

調味料別の重量表はコチラ

砂糖の保存方法

  • 湿気、乾燥に弱い
  • 冷暗所で密閉できる容器に入れて保存する
  • 砂糖に賞味期限はありませんが、出来るだけ早く使いましょう
  • 砂糖にはダニや虫が湧くことはほとんどありません
 

栄養素含有量

可食部100g当たり

上白糖(車糖)

廃棄率0%
エネルギー384㎉
水分0.7g
タンパク質
脂質
炭水化物99.3g
ナトリウム1㎎
カリウム2㎎
カルシウム1㎎
マグネシウム
リン
亜鉛
0.01㎎
マンガン
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB1
ビタミンB2
ナイアシン
ビタミンB6
ビタミンB12
葉酸
パントテン酸
ビオチン0.1㎍
ビタミンC
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用