山椒(さんしょう)とは?栄養・効能・食べ方・相性の良い料理まで徹底解説|日本の香辛料

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山椒の旬~おいしい時期

木の芽・花山椒

青山椒・山椒

割山椒

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山椒とは?~野菜の解説

  • 木の芽は手のひらに載せ、叩いて香りを立たせて使う
  • 青山椒は煮物などに使う
  • 割山椒をすり鉢などで粉状にしてできたのが「粉山椒」
  • 日本原産のミカン科の植物で、古くから香辛料や薬味として親しまれている
  • 若い実(青山椒)、完熟した実(赤山椒)、葉(木の芽)、粉山椒など用途が豊富
  • 爽やかで刺激的な香りと、ピリッとしびれる辛さが特徴
  • 実の外皮が主に使われ、中の種は通常取り除く
  • うなぎの蒲焼き、汁物、煮物、佃煮、炊き込みご飯などに使われる
  • 山椒の木は、雌雄異株(オスとメスが分かれている)で、実がなるのは雌株のみ
  • 日本各地に在来品種があり、地域ごとに香りや辛みが異なる

山椒の栄養

  • 食物繊維を含む香辛料の一つ
  • 鉄、カルシウム、カリウム、マグネシウムなどのミネラルを含む
  • ビタミンB群(B1・B2・ナイアシン)を含んでいる
  • 特有の香り成分(サンショオール)やリモネンなどを含む
  • 使用量は少量でも風味が強く、香り付け・アクセントとして使われる
 

保存方法

  1. 良く洗い、枝の部分を取り除く
  2. 5分ほど湯がく
  3. アクがなくなるまで水にさらす
  4. 水気をよく切り、冷凍する
 

主な品種群

  • 朝倉山椒(あさくらさんしょう)
  • 葡萄山椒(ぶどうさんしょう)
  • 高原山椒(たかはらさんしょう)
  • 華北山椒(かほくさんしょう)
  • 烏山椒(からすさんしょう)
 

山椒と相性の良い組み合わせ

  • 山椒 × うなぎ × ごはん:蒲焼きに粉山椒をふりかけて風味アップ
  • 山椒 × 牛肉 × 味噌:山椒味噌を使った焼きおにぎりや炒め物に
  • 山椒 × 筍 × 木の芽:春の香りを楽しむ「木の芽和え」に最適
  • 山椒 × 鶏肉 × 塩:山椒塩で下味をつけた鶏のグリルや唐揚げにおすすめ
  • 山椒 × 青魚 × 醤油:鯖の味噌煮や塩焼きに山椒を加えて風味を引き立てる
  • 山椒 × 豆腐 × しめじ:実山椒の佃煮を添えた冷奴や炒め物に
 

山椒の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

さんしょう(粉)香辛料

栄養素単位
廃棄率0%
エネルギー375
水分8.3g
タンパク質10.3g
脂質6.2g
食物繊維(総量)g
炭水化物69.6g
ナトリウム10
カリウム1700
カルシウム750
マグネシウム100
リン210
10.0
亜鉛0.9
0.33
マンガン
ヨウ素32
セレン6
クロム21
モリブデン19
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB10.10
ビタミンB20.45
ナイアシン2.8
ビタミンB6
ビタミンB12
葉酸
パントテン酸
ビオチン27.0
ビタミンC
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

▶ 栄養の全体像を知りたい方はこちら
五大栄養素・ビタミン・ミネラルをまとめたページへ
→ たんぱく質・脂質・炭水化物・ビタミン・ミネラルなど、健康に必要な栄養素35種類を、分類ごとにわかりやすく解説しています。

▶ 摂取量の目安を知りたい方はこちら
【2025年度版】日本人の食事摂取基準一覧(年齢別の摂取量)
→ 厚生労働省の最新版をもとに、年齢・性別ごとの1日の推奨摂取量を一覧表にまとめています。

 

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