鮗 このしろ(Gizzard shad)

100gの栄養素含有量

おいしい時期

しんこ

こはだ

なかずみ

このしろ

*各数字で歳時記を表示

魚介類の解説

  • 出世魚
    シンコ(新子)=5~8cm
    コハダ(小肌)=8~10cm
    ナカズミ=11~15cm
    コノシロ(鮗)=16cm以上
  • 江戸前寿司で光物の代表的存在
    (特にシンコは小さく板前の腕の見せ所になっている)
  • コノシロは出世魚ですが大きくなるにつれて価値が下がる
  • コノシロは白身で旨味が多いが小骨が多い
  • コノシロは魚編に祭とも書く
  • コハダは独特の臭みがあるので酢で締める
  • 一般的に酢締めにする(酢締めにすると小骨が柔らかくなる)
  • 小骨が多い魚なので調理時には工夫が必要
    焼き物=細かく切れ目を入れる(内臓は匂いが強いのでよく洗う)
    刺身=骨を抜いたり、薄くスライスする
  • 「焼くと人体が焦げる匂いがする」「この城を焼いて食う」などと言われ、武士階級の人々は食べなかったと言われています

地方名

  • ツナシ
  • ハビロ
  • ドロクイ
  • ジャコ

目利き

  • 鮮度が落ちやすい魚なのでよく見て購入しましょう
  • 小さい物の方が高価
  • 目が澄んでいて赤くない物が新鮮
  • 鱗が綺麗についている方が新鮮
  • エラが鮮紅色の物が良い
  • 腹部に張りがあるほうが新鮮

レシピ

  • 刺身・すし
  • 酢締め
  • 焼き物
  • 揚げ物
  • 南蛮漬け
 

食品成分表

可食部100g当たり

このしろ(生)

廃棄率50%
エネルギー160㎉
水分70.6g
タンパク質19.0g
脂質8.3g
炭水化物0.4g
ナトリウム160㎎
カリウム370㎎
カルシウム190㎎
マグネシウム27㎎
リン230㎎
1.3㎎
亜鉛0.7㎎
0.16㎎
マンガン
ヨウ素35㎍
セレン31㎍
クロム1㎍
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD9.0㎍
ビタミンE(トコフェロールα)2.5㎎
ビタミンK
ビタミンB1
ビタミンB20.17㎎
ナイアシン2.1㎎
ビタミンB60.33㎎
ビタミンB1210.2㎎
葉酸8㎍
パントテン酸1.13㎎
ビオチン7.4㎍
ビタミンC
食物繊維(総量)

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用