金柑 きんかん(Kumquats)

金柑
 

金柑の旬

きんかん

*各数字で歳時記を表示

 

金柑とは ~解説

  • ミカン科キンカン属の常緑低木の総称
  • 原産国は中国
  • 別名「金橘(きんきつ)」と呼ばれる
  • 温室、ハウス、露地の3つの栽培方法がある
  • 苦みと甘みを備えた皮ごと食べられる果実
  • 宮崎県産が7割をしめる
    (主に暖かい地方で栽培されている)
  • ピンポン玉よりも小さい一口サイズの果実で中心に種がある
  • 皮付近が一番甘味が強い

栄養
果皮には「ヘスピリジン」が含まれ、抗酸化作用がある
ビタミンC、E、カロテンなどが豊富
果実は咳や、のどの痛みに効果があるとされている
果皮中には少量のヘスペリジン(ビタミンP)、精油が含まれている

 

目利き

  • 艶があり、濃い色をしているものが良い
  • 表面に張りがあって重みのあるものが良い
  • つぶが大きい方が良い
  • ヘタが新鮮なものが良い
  • 表皮に傷や黒ずみのない物を選ぶ
 

保存方法

  • 収穫されてから一週間は常温で保存できる
  • ビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存する
  • 金柑のヘタを取り、半分に切って種を取り冷凍できる
  • 蜂蜜漬けや砂糖漬けにする
 

主なブランド

  • たまたま
    (糖度16度以上・Lサイズ以上の大きさ)
  • たまたまエクセレント
    (糖度18度以上・3.3cm以上)
  • 春姫
    (ハウス栽培で糖度が16度以上)
  • いりき
    (鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」で生成りで完熟させ、糖度が16度以上)
 

金柑を使った料理

  • シャーベット
  • ソース
  • サラダ
  • ジャム
  • 甘露煮
  • 蜂蜜漬け
  • ドライフルーツ
 

金柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

きんかん(生)

廃棄率6 %
エネルギー71 ㎉
水分80.8 g
タンパク質0.5 g
脂質0.7 g
炭水化物17.5 g
ナトリウム2 ㎎
カリウム180 ㎎
カルシウム80 ㎎
マグネシウム19 ㎎
リン12 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.1 ㎎
0.03 ㎎
マンガン0.11 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)28 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)2.6 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.1 ㎎
ビタミンB20.06 ㎎
ナイアシン0.6 ㎎
ビタミンB60.06 ㎎
ビタミンB12
葉酸20 ㎍
パントテン酸0.29 ㎎
ビオチン
ビタミンC49 ㎎
食物繊維(総量)4.6 g

日本食品標準成分表2015年版(七訂) から引用

 
 

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