慈姑 くわい(water chestnut)

慈姑 くわい(water chestnut)
 

慈姑の旬

くわい

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慈姑とは~解説~

  • オモダカ科の水生多年草で原産国は東南アジア(栽培品種は中国)
  • 別名「田草」「燕尾草(えんびそう)」「クワエ」
  • 見た目から「芽が出る」と縁起物野菜
  • 日本では「おせち料理」に使われる
  • 芽は落とさずに適当な長さに切り底を切り立つように皮を剥く
  • 縁起の良い「松笠」に剥く
  • 色を出すために「クチナシの実」を使う
  • 年明けには値段が急激に下がる
  • アクが強いので下茹でする
    (皮を剥き、流水でさらし、米のとぎ汁で下茹でする)
  • 芽が出ているのが縁起物なので芽を切らないように注意する

栄養素
炭水化物、タンパク質が豊富
ミネラル分も豊富に含まれています
でんぷん質が多く、栄養価が高い

味わい
百合根に似たほろ苦さがあり、煮物でほっくり感が楽しめる
青慈姑=ホクホクと下食感
白慈姑=シャリシャリとした食感が特徴

 

慈姑の保存方法

  • 乾燥に弱い
  • ボウルなどに水を張り、慈姑を浸して保存する
  • 湿らせたペーパーに包みビニール袋に入れ野菜室で保存する
  • 下茹でして、冷凍保存できる
 

慈姑の主な品種

  • 大黒くわい
  • 青くわい
  • 吹田くわい
  • 白くわい
 

慈姑を使った料理

  • 慈姑の含め煮
  • 慈姑の素揚げ
  • 慈姑チップス
  • 丸焼き
 

慈姑の栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

くわい(生)

廃棄率20%
エネルギー126㎉
水分65.5g
タンパク質6.3g
脂質0.1g
炭水化物26.6g
ナトリウム3㎎
カリウム600㎎
カルシウム5㎎
マグネシウム34㎎
リン150㎎
0.8㎎
亜鉛2.2㎎
0.71㎎
マンガン0.13㎎
ヨウ素1㎍
セレン1㎍
クロム
モリブデン4㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)3.0㎎
ビタミンK1㎍
ビタミンB10.12㎎
ビタミンB20.07㎎
ナイアシン1.9㎎
ビタミンB6034㎎
ビタミンB12
葉酸140㎍
パントテン酸0.78㎎
ビオチン7.2㎍
ビタミンC2㎎
食物繊維(総量)2.4g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 

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