ゴーヤ(苦瓜)の旬と栄養|食べ方・保存のコツを調理師が解説

苦瓜 ゴーヤ(bitter melon) TOP

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ゴーヤ(苦瓜)は、夏に旬を迎える独特の苦味が特徴の野菜です。「苦くて食べにくい」「どう調理すればおいしいの?」と感じている人も多い一方、下処理や食べ方次第でぐっと食べやすくなります。

この記事では、現役調理師の視点から、ゴーヤの旬や苦味の特徴、家庭で実践しやすい食べ方や保存方法を中心に解説します。

苦瓜(ゴーヤ)の旬 ~おいしい時期~

ゴーヤの旬は6月から9月ごろ

旬カレンダー(1月〜12月)
※色が付いている月が旬の目安です。

『7月は何が旬だっけ?』と迷ったら、一覧でサッと確認するのが早いです。7月の旬の野菜と果物をまとめた保存版はこちら▶【保存版】7月|旬の野菜と果物【一覧表】

苦瓜(ゴーヤ)とは? ~解説~

  • 正式名称 「蔓茘枝(ツルレイシ)」
  • 沖縄県内では 「ゴーヤー」 と呼ばれる
  • 中国にでは 「凉瓜」 とも呼ばれる
  • 原産地は熱帯アジア
  • 独特な強い苦味があるので、好き嫌いが分かれる
  • 果実は細長い紡錘形で、果皮は多数の細かいイボに覆われる
  • 南九州産ゴーヤーは細長い形で、沖縄産はずんぐりして果皮が厚い
  • 白色で苦味が少ない白レイシがある
  • 油調理で栄養価が損なわれないので炒め物料理がよく合う
  • 苦みの強さは外見からは見分けにくいが、 「イボが大きくて、緑色が薄いもの」は苦味が少ない傾向にある
  • 緑色が深い物の方が味が良い
  • 苦みは水溶性なので塩もみして熱湯をかければ抜ける

栄養素

  • ビタミンCが豊富で、加熱にも比較的強いのが特徴
  • 葉酸・カリウム・食物繊維も含まれ、栄養バランスが良い
  • 苦味成分「モモルデシン」には、古くから整腸や食欲増進の民間利用も
  • 水分が90%以上で、夏場の水分補給にも適しているとされる
  • 緑色の皮部分に多くの栄養が含まれるため、皮ごと調理される

味わい

苦味成分は果皮表面の緑色の部分に集中している
苦味を抑えたい時は塩もみ、熱湯にくぐらす、油で高温調理、米のとぎ汁で茹でる、鰹節を使って調理するなどの方法がある


苦瓜(ゴーヤ)と相性の良い食材

  • 豚肉・卵・豆腐:定番のゴーヤチャンプルー。苦味とコクの相性が抜群
  • 味噌や醤油:苦味を和らげ、旨味を引き立てる調味料
  • ツナや鶏ささみ:さっぱりしたタンパク質と合わせると食べやすい
  • ごま油やにんにく:香りの強い調味料と合わせて炒め物に
  • 塩昆布・かつお節:和風の浅漬けや和え物にも活用される効果=大豆

苦瓜(ゴーヤ)の保存方法

  • とれたてを早く使い切るようにする
  • 乾燥を防ぐため、新聞紙やビニール袋に入れ野菜室で保存する
  • 硬めに塩ゆでして冷凍可能
  • カットしたものはワタを取り除き、水気をよく切って密封して冷蔵庫で保存する

ゴーヤは切り口から傷みやすく、25年料理をしてきて、届いた時点の鮮度が味の決め手になると実感してきました。ハリのある新鮮なゴーヤは、苦味の奥にほんのり甘みすら感じられます。

私は産地直送の野菜宅配「坂ノ途中」を実際に取り寄せ、味と鮮度を検証しました。珍しい野菜の使い方や、正直なデメリットも含めてまとめています。→ 坂ノ途中の評判は?25年の調理師が実際に取り寄せて味と鮮度を検証【口コミ】

主な品種

  • 白ゴーヤ
  • なめらかゴーヤ
  • ミニ
  • 中長ゴーヤー
  • 太レイシ
  • 白レイシ

苦瓜(ゴーヤ)を使った料理

  • ゴーヤチャンプルー
  • ゴーヤ の佃煮
  • ゴーヤ の生姜焼き
  • ゴーヤチップス

苦瓜(ゴーヤ)の栄養素 ~食品成分表~

にがうり
可食部100g当たり

栄養素油いため単位
廃棄率0%
エネルギー47
水分90.3g
タンパク質1.2g
脂質3.3g
食物繊維(総量)2.8g
炭水化物4.6g
ナトリウム1
カリウム260
カルシウム14
マグネシウム15
リン33
0.5
亜鉛0.2
0.05
マンガン0.11
ヨウ素1
セレン
クロム1
モリブデン8
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)180
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.9
ビタミンK45
ビタミンB10.05
ビタミンB20.08
ナイアシン0.3
ビタミンB60.07
ビタミンB12
葉酸79
パントテン酸0.41
ビオチン0.5
ビタミンC75
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

ゴーヤ(油いため)はビタミンC 75mgカリウム 260mgが豊富。
加熱しても栄養が壊れにくく、油との相性で抗酸化ビタミンの吸収率もアップ

苦瓜(ゴーヤ)の漢字・英語表記

bitter melon
Bitter gourd
goya

ゴーヤは漢字で「苦瓜(にがうり)」と書きます。英語では一般的に「bitter melon(ビターメロン)」と訳されます。他にも「bitter gourd(ビターゴード)」という表現もあり、どちらも国際的に通じやすい表現です。

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この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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