食用菊 しょくようぎく(Edible chrysanthemum)

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食用菊 しょくようぎく(Edible chrysanthemum)
 

食用菊の旬 ~おいしい時期~

しょくようぎく

*各数字で歳時記を表示

 

食用菊とは ~解説~

  • 食用菊は観賞用のきくと同じ菊の仲間
  • 菊の一種で、特に食用として栽培されている菊を指す
  • 標準和名は「ショクヨウギク」で食菊、料理菊とも呼ばれる
  • 観賞用に比べ、食用は苦みが少ない
  • 花びらが大きくなるように品種改良された物がある
  • 栽培が盛んで一年中出回るが旬であるが、秋物は香りのよさが違う
  • 紫菊花には抗糖化作用があるとされる
    ※抗糖化作用=体内の糖化を防ぐ作用
  • 刺身に添えられたものは菊の解毒効果を利用した、殺菌のためである
  • 醤油に花弁を散らして彩り・香りを楽しむ食べ方もある
  • 冷凍物や乾燥物も売られている

栄養素
ビタミンやミネラルが比較的に多く含まれている
β-カロテンやビタミンC、葉酸 ビタミンB群 が多く含まれている
ビタミンB群などの抗酸化作能力の高い栄養素が多い

選び方
色が鮮やかで形がきれいなものが良い
枯れたり、しおれたりしているものは避ける

 

良い食べ合わせ

  • 貧血予防=牡蠣、鯖
  • むくみ解消=わかめ、生姜
 

保存方法

  • 乾燥しないようにビニール袋に入れて冷蔵庫
  • サッと茹でて冷凍可能(茹でるときに酢を垂らすとよい)
    茹でて、キッチンペーパーでよく水気を切り広げて冷凍
    使用するときは和え物などに使う
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主な品種群

  • カキノモト
  • もってのほか
  • 延命楽(エンメイラク)
  • 阿房宮(アボウキュウ)
 

レシピ

  • 菊花のお浸し
  • 菊花の和え物
  • 菊花の吸い物
  • 菊花のちらし寿司
 

食用菊の栄養素 (食品成分表)

可食部100g当たり

きく 花びら

栄養素茹で
廃棄率15 %0 %
エネルギー25 ㎉21 ㎉
水分91.5 g92.9 g
タンパク質1.4 g1.0 g
脂質
炭水化物6.5 g5.7 g
ナトリウム2 ㎎1 ㎎
カリウム280 ㎎140 ㎎
カルシウム22 ㎎16 ㎎
マグネシウム12 ㎎9 ㎎
リン28 ㎎20 ㎎
0.7 ㎎0.5 ㎎
亜鉛0.3 ㎎0.2 ㎎
0.04 ㎎0.04 ㎎
マンガン0.36 ㎎0.24 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)67 ㎍61 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)4.6 ㎎4.1 ㎎
ビタミンK11 ㎍10 ㎍
ビタミンB10.1 ㎎0.06 ㎎
ビタミンB20.11 ㎎0.07 ㎎
ナイアシン0.5 ㎎0.2 ㎎
ビタミンB60.08 ㎎0.04 ㎎
ビタミンB12
葉酸73 ㎍40 ㎍
パントテン酸0.2 ㎎0.15 ㎎
ビオチン
ビタミンC11 ㎎5 ㎎
食物繊維(総量)3.4 g2.9 g

日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用

 
 

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