大根(Daikon / Japanese White Radish)|特徴・栄養・保存・相性の良い食材

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大根 だいこん(Japanese white radish)
 

大根の英語表記


 

大根の旬 ~おいしい時期~

冬大根

夏大根

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大根とは ~解説~

  • 大根は英語で「Japanese white radish」
  • 11月~2月は冬大根、7月~8月は夏大根と呼ばれる
  • 胃腸の働きを整え、食欲増進効果がある
  • 消化酵素が豊富ですが、消化酵素は熱に弱いのでだいこんおろしがおすすめ
  • 加熱で甘みが強くなる
  • 干したり、冷凍したりすれば味が染みやすい
  • 半分から上(葉に近い方)が甘みがある
  • 下半分は辛味があり、漬物や炒めものなどによい
  • 大根の栄養素を最大限に摂取するには皮ごと擦り下ろすのが良い
  • だいこんおろしにする時はゆっくりと円を描くようにすりおろすと辛さが和らぐ
  • 葉がみずみずしく生きが良いものが良い
  • 張りがあり、素直に伸びているものが良い
 

大根の栄養

大根は部位によって含まれる栄養素に違いがあります。

  • 首(葉に近い部分):ビタミンCを多く含みます。
  • 葉の部分:β-カロテン、ビタミンC、カルシウム、食物繊維などが豊富です。

ビタミンCは水溶性で熱に弱く、加熱調理によって減少しやすい性質があります。おでんや煮物などで長時間加熱すると、ビタミンCなどの一部栄養素は煮汁に溶け出してしまいます。

また、大根には「ジアスターゼ」や「リパーゼ」などの消化酵素も含まれていますが、これらも熱に弱いため、生で食べることでその成分を比較的多く摂ることができます。

 

大根の保存方法

  • 葉がついている場合は切り離して、別々に保存する
  • 葉は新鮮なうちに茹で、早めに食べましょう
  • 新聞紙に包み、野菜室で保存する
  • すりおろして冷凍できる
  • 銀杏切りや短冊切り、輪切りなどして冷凍できる
    (使用するときは解凍せずに使う)
 

主な品種

 

選び方

  • 艶があり、素直にまっすぐ伸びているものが良い
  • ひげ根がらせん状に整然と並んでいるものが良い
  • 茎の付け根が盛り上がってないものが良い
  • 茎を折ってみて折った部分にスが入っていない物を選ぶ
 

大根とよく合う食材

  • 大根×豚肉:豚の脂が大根の淡泊な味わいを引き立て、煮物や炒めものがコク豊かに。
  • 大根×鶏肉:鶏のうま味が大根に染み込み、優しい味わいの煮物や汁ものに。
  • 大根×牛肉:脂身が大根の甘みに合わさり、肉じゃがや煮込み料理で相性抜群。
  • 大根×ぶり:ぶりの脂と大根の爽やかさがマッチ、ぶり大根など定番の組み合わせ。
  • 大根×サバ:サバの豊富な脂が大根の甘みに合わさり、煮付けや味噌煮で旨味たっぷり。
  • 大根×昆布:昆布のうま味が大根の甘みに相乗効果、出汁としても相性抜群。
  • 大根×しいたけ:しいたけの香りと大根のやわらかな味が好相性、煮物やおでんで。
  • 大根×味噌:大根の淡泊さが味噌のコクで引き立つ、味噌汁やふろふき大根など。
  • 大根×柚子:大根の甘みに柚子の香りが爽やか、漬物や酢の物で風味豊か。
  • 大根×油揚げ:油揚げのコクが大根の甘みによく合う、煮物や味噌汁で定番の組み合わせ。
 

料理方法

  • おでん
  • ふろふき大根
  • ぶり大根
  • だいこんおろし
  • サラダ
  • 漬物
  • 大根ステーキ
 

大根の栄養素 (食品成分表

可食部100g当たり

だいこん (皮なし

栄養素皮なし単位
廃棄率015%
エネルギー1515
水分94.894.6g
タンパク質0.50.4g
脂質0.10.1g
食物繊維(総量)1.71.3g
炭水化物4.04.1g
ナトリウム1217
カリウム210230
カルシウム2523
マグネシウム1010
リン1417
0.20.2
亜鉛0.10.1
0.010.02
マンガン0.050.04
ヨウ素33
セレン11
クロム
モリブデン22
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB10.020.02
ビタミンB20.010.01
ナイアシン0.20.2
ビタミンB60.040.05
ビタミンB12
葉酸3333
パントテン酸0.080.11
ビオチン0.30.3
ビタミンC911
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」

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【2025年度版】日本人の食事摂取基準一覧(年齢別の摂取量)
→ 厚生労働省の最新版をもとに、年齢・性別ごとの1日の推奨摂取量を一覧表にまとめています。

 

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