葱 ねぎ(green onion)

葱 ねぎ(green onion)
 

葱の旬

ねぎ

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葱とは~解説~

  • 大きく分けると2種類
    白ねぎ(根深葱)=主に白い部分を食用にする
    青ねぎ(葉ねぎ)=緑色の部分を食べる
  • 収穫時期によって「夏ねぎ」「冬ねぎ」と呼ばれる
  • 基本的に年中流通しているが旬は晩秋から春先
  • 薬効成分のある野菜
  • 薬味として使われる
  • ねぎの匂いの元は「硫化アリル」
    硫化アリルは食欲増進、消化促進、胃腸を健康にする効果がある
  • 肉や魚の匂い消しにも使われる
  • 古くから関東は白部分、関西は緑部分が好まれる

東日本と西日本
東日本は根深ねぎが好まれる傾向にある
→「ねぎ」というと根深葱を指し、その他は固有名詞で呼ぶ(アサツキ、九条葱など)
西日本は葉ネギが好まれる傾向にある
→「ねぎ」というと葉ねぎを指し、根深葱は「しろねぎ」「ネブカ」と呼ぶ

栄養
白い部分にはビタミンC、硫化アリルが豊富
緑の部分にはカロテン、カルシウムが豊富

選び方
根に近い部分が締まっているものが良い
葉と茎の境目がはっきりしているものが良い
弾力があって、艶があるものが良い

 

葱と相性の良い食べ合わせ

 

葱の保存方法

  • 湿らせた新聞紙(ペーパー)に包み、野菜室に立てて保存
  • 刻んだ葱を水にさらし、水気を切り密封容器に入れ冷蔵で保存
  • (水気をよく切り、密封容器の底にペーパーを敷くとよい)
    刻んだ葱を冷凍保存できる
 

葱の品種群

  • わけぎ
  • 芽ねぎ
  • あさつき
  • 九条ネギ(京葱)
  • 下仁田ネギ
  • 加賀ネギ
  • 千住ネギ
 

葱を使った料理

  • 薬味
  • 味噌汁
  • 焼きネギ
  • ねぎま
  • 鍋物
  • 煮物
  • 炒め物
 

葱の栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

葉ねぎ(生)

廃棄率7 %
エネルギー30 ㎉
水分90.5g
タンパク質1.9g
脂質0.3g
炭水化物6.5g
ナトリウム1 ㎎
カリウム260 ㎎
カルシウム80 ㎎
マグネシウム19 ㎎
リン40 ㎎
1.0 ㎎
亜鉛0.3 ㎎
0.05 ㎎
マンガン0.18 ㎎
ヨウ素1 ㎍
セレン1 ㎍
クロム2 ㎍
モリブデン1 ㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)1500 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.9 ㎎
ビタミンK110 ㎍
ビタミンB10.06 ㎎
ビタミンB20.11 ㎎
ナイアシン0.5 ㎎
ビタミンB60.13 ㎎
ビタミンB12
葉酸100 ㎍
パントテン酸0.23 ㎎
ビオチン1.7㎍
ビタミンC32 ㎎
食物繊維(総量)3.2g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 
 

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