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じゅんさいの漢字・英語表記
Water shield
Junsai
蓴才
蓴菜
純菜
順才
英語では「Water shield」「Junsai 」と表記される。漢字では「蓴菜」と表記されるが、「純菜」や「順才」「蓴才」の字が充てられることがある。日本では地方名も多い(下記参照)
蓴菜の旬
じゅんさい
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
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収穫時期は4月下旬から9月上旬で最盛期は6月頃。
じゅんさいとは ~解説~
- ジュンサイは多年生の水生植物。水底に根を張り水面に葉を浮かべる浮葉植物である
- 秋田県では木舟を浮かべて「採り子」が蓴菜を収穫する風景が初夏の風物詩になっている
- 収穫量日本一は「秋田県三種町」で約9割を占める
- 万葉集に別名「ぬなわ」と詠まれ夏の季語としても使われている
- 日本で食べられている約80%は中国産である
- 水のきれいな池沼に生える水草の若い茎葉
- かつては日本全国で観察されましたが現在は25都県で準絶滅危惧種になっている
- 全体が透明な粘液質に覆われつるんとした舌ざわりが特徴
- 栄養価は高くないが、食物繊維を含むので便秘解消などに良い
- 市販物の多くは水煮や酢に使っている加工品が多い。そのため酢の物以外で使う場合には酢抜きが必要
味わい
ぷるんとしたゼラチン状の膜につつまれた、水草の一種
特徴的な味はなく淡白
プリプリした食感と、ツルッとしたのどごしが特徴
独特の風味と食感が珍重され、高級料亭などで使用される
新鮮なものほどおいしいとされている
茹でたものを瓶詰めにすれば保存できるが、収穫したての物と比べると味は落ちる
保存方法
下ごしらえして瓶詰めにしてから保存する
じゅんさいは鮮度が命なので長期保存は好ましくない
常温保存や冷凍保存はできない
じゅんさいを使った料理
- 味噌汁、椀物
- 和え物
- 酢の物
- 鍋
- 天ぷら
- 煮びたし
▼生じゅんさいの下ごしらえ
①ぬめりが落ちないように気を付けながら、流水で洗う
②30分程度水にさらす
③沸騰したお湯でサッと茹でる
(色が鮮やかな緑色に変わったらOK)
④素早く氷水に落とす
⑤盛り付け
じゅんさいの栄養素 (食品成分表)
可食部100g当たり
じゅんさい(生)若芽 水煮瓶詰め
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | 4 ㎉ |
水分 | 98.6 g |
タンパク質 | 0.4 g |
脂質 | – |
炭水化物 | 1.0 g |
ナトリウム | 2 ㎎ |
カリウム | 2 ㎎ |
カルシウム | 4 ㎎ |
マグネシウム | 2 ㎎ |
リン | 5 ㎎ |
鉄 | – |
亜鉛 | 0.2 ㎎ |
銅 | 0.02 ㎎ |
マンガン | 0.02 ㎎ |
ヨウ素 | – |
セレン | – |
クロム | – |
モリブデン | – |
ビタミンA(レチノール) | – |
ビタミンA(β-カロテン) | 29 ㎍ |
ビタミンD | – |
ビタミンE(トコフェロールα) | 0.1 ㎎ |
ビタミンK | 16 ㎍ |
ビタミンB1 | – |
ビタミンB2 | 0.02 ㎎ |
ナイアシン | – |
ビタミンB6 | – |
ビタミンB12 | – |
葉酸 | 3 ㎍ |
パントテン酸 | – |
ビオチン | – |
ビタミンC | – |
食物繊維(総量) | 1.0 g |
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