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黒鮪の英語表記
Bluefin tuna
Pacific bluefin tuna
Thunnus orientalis
魚介類の英語表記をまとめた記事→魚介類の漢字と英語表記一覧表
黒鮪の旬
くろまぐろ
① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
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*各数字で歳時記を表示
旬の食材一覧表→【月別】 旬の食材一覧表 【食の歳時記】
黒鮪とは ~解説~
- 漢字で「黒鮪」「黒真黒」と表記される
- スズキ目サバ科に分類される海水魚
- 体長3m、体重500kgを超える巨体な個体も存在する
- 生鮮魚介類として流通するときは「本鮪」「ホンマグロ」という名で流通する
- クロマグロは「マグロの王様」と呼ばれる
- 日本は世界一のマグロ消費国(世界の水揚げの約55%を消費している)
- 日本では需要に対する漁獲量が追いつかず、高級魚となる
- 国産天然の旬は冬だが、輸入や冷凍、養殖などにより年中楽しめる
- 今では養殖の本マグロも出回っている
- 家庭での冷凍は避けた方が良い(庫内が狭く、温度が安定しない)
- 頭から尾にかけて、上(かみ)・中(なか)・下(しも)と区分される
- 場所によって身の性質が異なる
大トロ=内臓付近の腹回りの上(かみ)
中トロ=内臓付近の腹回りの中(なか)と下(しも)
味わい
質の良い脂身が多い
天然の本マグロは、まろやかでコクがあり旨みが多い
骨の下側の腹筋は頭に近いほど脂のノリがよくなる
養殖は脂が強いために白っぽく、身が柔らかい
冷凍の仕方や解凍の仕方によって味が大きく変わる
栄養
赤身=トロに比べカロリーは1/3で良質なタンパク質が豊富
トロ=不飽和脂肪酸(DHA、EPA)が赤身よりも多く含まれている
血合い=タウリン、鉄分、ビタミンEなどの栄養素が多い
※タンパク質はアミノ酸に分解され、皮膚や筋肉、臓器などを形成する材料になる
※不飽和脂肪酸は脳細胞を活性化させたり、中性脂肪を減らして血流をよくする
→詳しい栄養ガイド「35種類の栄養素 一覧表」
黒鮪の地方名
- カキノタネ
- マメジ
- ヨコワ
- シビコ
- コシビ
- シビ
- メジマグロ
- クロシビ
鮪の目利き
- 透き通ったようなきれいな赤色をしているものを選ぶ
- 筋が少なく、直方体(角がきれい)な柵が良い
- スジが綺麗に斜めに入っている柵を選ぶとよい
- 黒い斑点やドリップ(水分)が出ているものは鮮度が悪い
- 筋が多く形がいびつなものは尾に近い部分なので避ける
- 白っぽい色やどす黒い色の物は避ける
黒鮪の仲間
- メバチマグロ
- キハダマグロ
- ビンナガマグロ
- クロマグロ
- ミナミマグロ
- コシナガマグロ
鮪を使った料理
- 刺身・寿司
- 煮物
- ハンバーグ
- 焼き物
- 丼
- ステーキ
- カルパッチョ
- 山かけ
黒鮪の栄養素 (食品成分表)
可食部100g当たり
くろまぐろ(生)赤身 養殖
廃棄率 | 0 % |
エネルギー | 153 ㎉ |
水分 | 68.5 g |
タンパク質 | 24.8 g |
脂質 | 7.6 g |
炭水化物 | 0.3 g |
ナトリウム | 28 ㎎ |
カリウム | 430 ㎎ |
カルシウム | 3 ㎎ |
マグネシウム | 38 ㎎ |
リン | 270 ㎎ |
鉄 | 0.8 ㎎ |
亜鉛 | 0.5 ㎎ |
銅 | 0.02 ㎎ |
マンガン | 0.01 ㎎ |
ヨウ素 | – |
セレン | 79 ㎍ |
クロム | – |
モリブデン | – |
ビタミン A(レチノール) | 840 ㎍ |
ビタミン A(β-カロテン) | – |
ビタミン D | 4.0 ㎍ |
ビタミン E(トコフェロールα) | 1.5 ㎎ |
ビタミン K | – |
ビタミン B1 | 0.16 ㎎ |
ビタミン B2 | 0.05 ㎎ |
ナイアシン | 15.0 ㎎ |
ビタミン B6 | 0.51 ㎎ |
ビタミン B12 | 2.5 ㎎ |
葉酸 | 10 ㎍ |
パントテン酸 | 0.27 ㎎ |
ビオチン | 1.1 ㎍ |
ビタミン C | 2 ㎎ |
食物繊維(総量) | – |
「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」から引用
栄養素一覧表→35種類の栄養素 一覧表
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