苺(いちご)とは?旬・特徴・目利き・保存方法・栄養をやさしく解説

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苺(いちご)は、11月〜6月ごろに出回る果物で、冬から春にかけて旬を迎えます。甘みとほどよい酸味があり、生で食べるほか、デザートや加工用としても親しまれています。品種や栽培方法によって出回る時期や味わいに違いがあるのも特徴です。

本記事では、いちごの旬の時期や特徴、選び方、保存方法、栄養のポイントをわかりやすく解説します。

苺の旬

いちご(苺)の旬カレンダー。出回りの目安は11〜6月で、露地の旬は5〜6月
いちごの旬:11〜6月(目安・主にハウス)/露地の旬:5〜6月

(ハウス栽培)苺の旬は11月から4月ごろ
(露地栽培)苺の旬は5月から6月

いちごは11〜6月ごろまで出回りますが、冬〜春にかけては主にハウス栽培が中心です。特に1〜3月は流通量が多く、品種も豊富で選びやすい“旬のピーク”。一方、5〜6月は露地いちごが出回りやすく、季節の香りが立ちやすい時期です。産地や天候で時期は前後するので、店頭で見かけたら食べどきのサインと考えると分かりやすいです。

いちごの旬は、ちょうど“2月の旬食材”のひとつです。ほかにも2月においしい野菜・果実をまとめて確認したい方は、こちらの一覧表もどうぞ▶2月|旬の野菜と果実|一覧表【保存版】

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

5〜6月は露地いちごが出回りやすく、香りが立ちやすい季節です。食べる直前にサッと洗い、ヘタは最後に取ると水っぽくなりにくく、風味が残りやすいです。

苺とは~解説~

いちご
  • 冬から春にかけて出回る代表的な果物(旬は12月~4月頃)
  • 赤くて艶のある果皮と、甘酸っぱい果汁が特徴
  • 種は果皮の表面にあり、果実の外側にある珍しい構造をもつ
  • 生食のほか、ケーキ・ジャム・スムージーなど幅広く利用されている
  • 品種が豊富で、甘味・酸味・大きさ・香りに個性がある
  • 水分量が多く、みずみずしい食感
  • ビタミンC、葉酸、食物繊維などを含む果物の一つ
  • 傷みやすく日持ちしにくいため、購入後は早めの消費が推奨される
  • 冷凍や加工品(コンポート、ソース)としても活用されている

栄養

果物の中でもエネルギー量が低く、100gあたり34kcalとされている
水分を多く含み、みずみずしくさっぱりとした食感が特徴
ビタミンCを比較的多く含む果物の一つで、日常の食事から摂取される機会が多い
葉酸を含んでおり、栄養バランスを意識した食生活の中で活用されることがある
食物繊維も含まれており、水溶性と不溶性の両方が含まれている
カリウムを含む果物の一つで、ミネラルを摂取できる食品として親しまれている

苺の目利き

苺は傷みやすく、見た目の差がそのまま食味に出やすい果物です。買うときは ヘタ・色・ツヤ(ハリ)・傷み の4点をチェックすると失敗しにくくなります。

ヘタ(がく)が“ピン”としている
新鮮ないちごは、ヘタが緑でみずみずしく反り返るように立っています。
逆に、ヘタがしおれていたり、黒ずんでいるものは鮮度が落ち始めているサインです。

色づきが均一で、ツヤがある
果実全体が赤く均一に色づき、表面にツヤがあるものが良品です。
先端だけ赤くて付け根が白っぽい場合は、熟し方にムラがあることがあります(品種差もあるので、香りと合わせて判断)。

ふっくらしてハリがある
同じ大きさなら、ふっくら丸みがあって、ハリのある実がおすすめです。
指で押してもへこまない程度が理想。柔らかすぎるものは傷みが進みやすいです。

香りがしっかり感じられる
パック越しでも甘い香りが立ついちごは、食べごろの目安になります。
香りがほとんどしない場合は、熟度が浅いことがあります。

傷・つぶれ・水っぽさがない
パックの底に果汁(赤い汁)が出ている/つぶれがある/白カビが見える場合は避けましょう。
いちごは一部が傷むと周りにも広がりやすいので、全体の状態が良いものが安心です。

いちごは傷みやすく、買ってからの管理も意外と手間がかかります。旬の果物を“食べごろのタイミング”で楽しみたい方は、果物の定期便(フルーツサブスク)も便利です。→ フルーツサブスクおすすめ3選はこちら

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現役和食調理師のヒント

迷ったら、ヘタが元気で、ツヤとハリがあり、つぶれがないものを選ぶのが基本です。旬の時期は品種も多いので、見た目と香りで「自分の好み」に近いものを選ぶと満足度が上がります。


保存方法

いちごは洗わず、ヘタを取らずに保存します。水洗いすると表面に水分が残り、傷みやすくなります。

冷蔵保存

  1. 傷んでいる実があれば取り除く
  2. パックから出し、キッチンペーパーを敷いた容器に並べる
  3. できるだけ重ならないように置く
  4. 上からも軽くキッチンペーパーをかぶせ、フタまたはラップをする
  5. 冷蔵庫の野菜室で保存する

保存期間の目安は2〜3日程度です。


冷凍保存
食べきれない場合は、冷凍保存も可能です。

手順

  1. 洗って水気をふき取る
  2. ヘタを取る
  3. 使いやすい大きさのまま、または半分に切る
  4. 保存袋に入れて空気を抜き、冷凍庫へ

冷凍したいちごは食感がやわらかくなるため、スムージー・ジャム・デザートの材料など加工用に向いています。保存期間の目安は約1か月です。

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いちごは傷みやすいため、購入後は洗わずに冷蔵庫の野菜室で保存し、2〜3日を目安に食べきるのがおすすめです。長く保存したい場合は冷凍し、加工用として使うと無駄なく楽しめます。

主な品種群

  • とちおとめ
  • あまおう
  • さちのか
  • 紅ほっぺ
    全部で250種類ほどあるといわれている

苺と相性の良い食材

苺は甘みとほどよい酸味があり、乳製品や果物、ナッツ類などと組み合わせやすい果物です。デザートだけでなく、料理のソースとしても使いやすいのが特徴です。


苺と相性の良い食品一覧

相性の良い食材例ポイント
バナナ
りんご
オレンジ
キウイ
甘みや酸味を補い合い、フルーツサラダやスムージーに向く
牛乳
ヨーグルト
生クリーム
クリームチーズ
苺の酸味が乳製品のコクと合わさり、味わいがまろやかになる
アーモンド
くるみ
ピスタチオ
香ばしさが加わり、デザートや焼き菓子に向く
はちみつ
チョコレート
練乳
苺の酸味を引き立て、デザート感が強まる
ミント
バニラ
苺の香りを引き立て、さっぱりとした後味になる
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苺は、乳製品やナッツ類、ほかの果物と相性が良く、デザートから料理まで幅広く使える果物です。甘みと酸味のバランスを活かすことで、さまざまな組み合わせを楽しめます。

苺の栄養素|食品成分表

苺(いちご)は、水分が多く、ビタミン類や食物繊維、有機酸などを含む果物です。甘みと酸味のバランスがよく、果物の中でも食べやすい味わいが特徴です。

ビタミンC
苺には、ビタミンCを含む果物として知られています。ビタミンCは、果物や野菜に広く含まれている栄養素のひとつです。

葉酸
苺には、ビタミンB群の一種である葉酸が含まれています。葉酸は、野菜や果物など、さまざまな食品に含まれる栄養素です。

食物繊維
苺には、食物繊維も含まれています。果肉に含まれる細かな種(つぶつぶ)も、食物繊維の一部になります。

カリウム
苺には、ミネラルの一種であるカリウムが含まれています。カリウムは、果物や野菜に含まれる成分のひとつです。

有機酸(クエン酸・リンゴ酸など)
苺のさっぱりとした酸味は、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸によるものです。これらは果物に含まれる成分で、味わいの特徴につながっています。

現役和食調理師のイラスト|25年以上の経験から料理のヒントを伝えます

現役和食調理師のヒント

苺(いちご)は、ビタミンCや葉酸、食物繊維、カリウムなどを含む果物です。甘みと酸味のもととなる有機酸も含まれており、生でも加工しても楽しめる果物といえます。


苺100gあたりの栄養素含有量

栄養素乾燥単位
廃棄率02%
エネルギー32931
水分15.490.0g
タンパク質0.50.9g
脂質0.20.1g
食物繊維(総量)3.01.4g
炭水化物82.88.5g
ナトリウム260
カリウム15170
カルシウム14017
マグネシウム513
リン931
0.40.3
亜鉛0.10.2
0.070.05
マンガン0.220.20
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン9
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)2417
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.70.4
ビタミンK
ビタミンB10.03
ビタミンB20.02
ナイアシン0.10.4
ビタミンB60.010.04
ビタミンB12
葉酸490
パントテン酸0.020.33
ビオチン0.8
ビタミンC062
参照「「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」」
調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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