れんこんの英語は lotus root(ロータス・ルート)です。日本語では漢字で 「蓮根(れんこん)」 と書き、シャキシャキした食感が魅力の根菜として親しまれています。
「英語でどう言う?」「カタカナ読み方は?」「漢字は?」という疑問は、まずここでスッキリ解決してください。
れんこんは旬の時期に甘みと食感が増し、きんぴら・煮物・天ぷら・酢の物など幅広い料理で活躍します。品種や産地によって歯ごたえや水分量が少し違うため、用途に合わせて選べるようになると、仕上がりがグッと良くなります。
れんこんの英語・漢字表記(読み方/カタカナ)

れんこんの英語
れんこんの英語は lotus root です。カタカナの読み方は 「ロータス・ルート」 が目安になります。海外向けに日本食材として説明したいときは、“renkon (lotus root)” のように ローマ字+英語で併記すると伝わりやすいです。
れんこんの漢字
れんこんは漢字で 「蓮根(れんこん)」 と書きます。
「蓮(はす)」は植物の蓮(ハス)を表し、「根」は根っこを意味するので、“蓮の根=蓮根” という、意味がそのまま伝わる表記です。実際に食べている部分は、根そのものではなく 地下茎(ちかけい) ですが、料理の世界では昔から「根菜」として扱われ、漢字も「蓮根」で定着しています。
例文(そのまま使えます)
- Lotus root is called “renkon” in Japanese.
(れんこんは日本語で “renkon” と呼ばれます) - Renkon (lotus root) is crunchy and great for simmered dishes.
(れんこんはシャキッとして煮物に合います)
野菜・果物の漢字一覧表190種|50音順で探しやすい – japanese-food.net
蓮根の旬 ~おいしい時期~
新蓮根の旬は6月から9月ごろ
| ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
|---|
蓮根の旬は10月から3月ごろ
| ① | ② | ③ | ④ | ⑤ | ⑥ | ⑦ | ⑧ | ⑨ | ⑩ | ⑪ | ⑫ |
|---|
旬カレンダー(1月〜12月)※色が付いている月が旬の目安です。
蓮根の一般的な旬は秋から冬(9月〜2月)ですが、「新蓮根(しんれんこん)」は6月頃から一部の地域(主に九州や中部地方)で収穫・出荷が始まります。新蓮根はやわらかく、アクが少ないため、サラダや炒め物におすすめです。
『9月は何が旬?』を先に把握すると、季節感のある献立が作りやすくなります。9月に旬の野菜・果物をまとめた一覧表はこちらです▶【保存版】9月|旬の野菜と果物【一覧表】

現役和食調理師のヒント
新蓮根は九州・愛知などの温暖地で6月頃から出荷されます。粘りや甘みを楽しむなら秋冬、みずみずしさや軽やかさを楽しむなら夏の新蓮根がおすすめです。
蓮根とは?~解説~

蓮根(れんこん)は、**ハス(蓮)の地下茎(ちかけい)**にあたる野菜で、節が連なる独特の形状と、穴の開いた断面が特徴です。見た目のインパクトに加え、シャキシャキとした歯ごたえや、ほのかな甘み、粘り気など、調理法によってさまざまな食感が楽しめます。
分類と名称
- 植物分類: ハス科ハス属(学名:Nelumbo nucifera)
- 食用部位: 地下茎(いわゆる「根」ではありません)
- 英語表記: Lotus root(ロータスルート)
和食に欠かせない食材
古くから日本料理に用いられており、煮物や天ぷら、きんぴら、すり流し、酢漬けなど、幅広い用途があります。
また、**穴が空いていることから「先が見通せる」**という縁起物として、おせち料理にもよく使われる野菜です。
栄養面でも優秀
ビタミンCやポリフェノールも含み、抗酸化作用や免疫維持にも貢献。
野菜には珍しいビタミンB1やB2が含まれる
言い換えると体を内側から綺麗にしてくれる栄養素が多い
食物繊維が豊富で、腸内環境の改善や便通のサポートに。

現役和食調理師のヒント
蓮根は、薄切りにすればシャキッとした炒め物に、厚切りにすればホクホクの煮物になります。アクを抑えたいときは酢水につけると白く美しく仕上がります。
蓮根の選び方|おいしいれんこんを見分けるポイント
新鮮で質の良い蓮根は、加熱してもシャキッとした食感を保ち、えぐみも少なく美味しく仕上がります。以下のポイントを参考に、状態の良い蓮根を見分けましょう。
| チェック項目 | 良い状態 | 避けた方がよい状態 |
|---|---|---|
| 皮の色 | 薄い黄土色でツヤがある | 黒ずみ しみ 乾燥している |
| 表面 | 滑らかで傷が少ない | しわ ひび割れがある |
| 穴の中 | 白くきれい、湿り気がある | 黒く変色 乾燥している |
✅ 重さと硬さ
- 持ったときにずっしり重みがあるものは水分がしっかりあり、シャキッとした食感に。
- やや弾力がある程度の硬さも重要。やわらかすぎるものは鮮度が落ちています。
✅ カット済みの場合
- 切り口が白く、変色していないもの。
- ラップやパックの中に水がたまりすぎていないかもチェック。
- 真空パックは日持ちしやすいが、なるべく短期間で使い切るのがおすすめです。

現役和食調理師のヒント
見通しが良く縁起が良いとされる蓮根。味も食感も繊細なので、表面の色ツヤと重さを重視すると、失敗しにくいですよ。
蓮根と相性の良い食材・料理
蓮根はクセが少なく、シャキシャキ or ほくほくの食感を活かした調理がしやすい食材です。味の染み込みもよく、さまざまな食材と好相性です。
調味料との相性
- 醤油・みりん・砂糖:甘辛炒めや煮物に◎
- 酢:酢蓮やマリネなど、色もきれいに仕上がる
- バター・マヨネーズ:焼き物やサラダにコクをプラス
肉・魚介との相性
| 食材 | 相性の良さ | 料理例 |
|---|---|---|
| 鶏ひき肉 | ◎ | 蓮根はさみ焼き・つくね |
| 豚バラ肉 | ◎ | 甘辛炒め・巻き焼き |
| エビ | ◎ | 蓮根エビはさみ揚げ・かき揚げ |
| サバ味噌 | ○ | 和風煮物のアクセントに |
野菜との組み合わせ
- ごぼう・にんじん:根菜の煮物やきんぴらに
- ブロッコリー・ほうれん草:食感のコントラストが楽しい副菜に
- レンコン×大葉や梅肉:さっぱり系の和え物におすすめ
相性の良い料理ジャンル
- 和食:煮物・きんぴら・天ぷら・酢蓮
- 中華:黒酢炒め・チリソース炒め
- 洋風:バターソテー・グラタンの具材

現役和食調理師のヒント
「蓮根と鶏ひき肉のはさみ焼き」は間違いない一品。大葉や柚子胡椒を加えると、ぐっと上品な味わいになります。
蓮根の保存方法
蓮根は水分が多く傷みやすいため、状態に応じた保存法が大切です。使いかけ・カット済みの場合は特に注意しましょう。
丸ごとの場合(未カット)
| 方法 | 詳細 |
|---|---|
| 常温保存 | 泥つきなら新聞紙で包み、涼しい場所(10℃前後)で保存。 ※夏場は不向き。 |
| 冷蔵保存 | 泥なしはポリ袋に入れ、野菜室で保存(1週間以内) |
| ポイント | 乾燥に弱いため、ラップや新聞紙で包むのが効果的です。 |
カット済み(使いかけ)
| 方法 | 詳細 |
|---|---|
| 冷蔵保存 | 酢水(または水)に浸して密閉容器で保存(2~3日以内) ※毎日水を替える |
| 冷凍保存 | 酢水にくぐらせて下ゆで後、食べやすく切りラップ&冷凍(1ヶ月以内) |
| ポイント | 酢水にくぐらせると変色防止になります。冷凍は歯ざわりが若干落ちます。 |

現役和食調理師のヒント
蓮根のシャキッと感を残したいときは「酢水+短時間保存」がポイント。炒め物やはさみ焼きなら冷凍も活用できます。
蓮根の品種と特徴
蓮根は見た目は似ていますが、粘り気・肉質・栽培地によってさまざまな品種があります。ここでは日本国内で流通量の多い代表的な品種をご紹介します。
備中種(びっちゅうしゅ)
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 主な産地 | 岡山県・徳島県など |
| 特徴 | 白くて太め、肉厚でシャキシャキ感が強い |
| 向いている料理 | 炒め物、煮物、天ぷらなど幅広く使える万能タイプ |
加賀れんこん(かがれんこん)
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 主な産地 | 石川県(金沢市) |
| 特徴 | 粘りが非常に強く、きめ細かい肉質 |
| 向いている料理 | すりおろして蓮根餅や蓮根団子など |
真澄種(ますみしゅ)
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 主な産地 | 茨城県・愛知県など |
| 特徴 | 備中種に比べやや細めで節が長く、日持ちが良い |
| 向いている料理 | 炒め物やサラダに使いやすい |
筑前れんこん(ちくぜん)
| 特徴 | 内容 |
|---|---|
| 主な産地 | 福岡県・佐賀県 |
| 特徴 | 粘りとシャキシャキ感のバランスが良く、丸みを帯びた形が特徴 |
| 向いている料理 | 酢蓮根や筑前煮など、郷土料理に多用 |
📝 備考
- 出荷のタイミングや土壌により、同じ品種でも粘りや甘みが異なります。
- 「新蓮根」は6〜7月に初出荷されるもので、繊維がやわらかくサラダや炒め物向き。
蓮根の栄養素|食品成分表
れんこん/根茎
| 栄養素 | 生 | 単位 |
|---|---|---|
| 廃棄率 | 20 | % |
| エネルギー | 66 | ㎉ |
| 水分 | 81.5 | g |
| タンパク質 | 1.9 | g |
| 脂質 | 0.1 | g |
| 食物繊維(総量) | 2.0 | g |
| 炭水化物 | 15.5 | g |
| ナトリウム | 24 | ㎎ |
| カリウム | 440 | ㎎ |
| カルシウム | 20 | ㎎ |
| マグネシウム | 16 | ㎎ |
| リン | 74 | ㎎ |
| 鉄 | 0.5 | ㎎ |
| 亜鉛 | 0.3 | ㎎ |
| 銅 | 0.09 | ㎎ |
| マンガン | 0.78 | ㎎ |
| ヨウ素 | 9 | ㎍ |
| セレン | 1 | ㎍ |
| クロム | – | ㎍ |
| モリブデン | 1 | ㎍ |
| ビタミンA(レチノール) | – | ㎍ |
| ビタミンA(β-カロテン) | 3 | ㎍ |
| ビタミンD | – | ㎍ |
| ビタミンE(トコフェロールα) | 0.6 | ㎎ |
| ビタミンK | – | ㎍ |
| ビタミンB1 | 0.10 | ㎎ |
| ビタミンB2 | 0.01 | ㎎ |
| ナイアシン | 0.4 | ㎎ |
| ビタミンB6 | 0.09 | ㎎ |
| ビタミンB12 | – | ㎍ |
| 葉酸 | 14 | ㎍ |
| パントテン酸 | 0.89 | ㎎ |
| ビオチン | 2.9 | ㎍ |
| ビタミンC | 48 | ㎎ |

現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)
和食の世界で25年以上。旬の食材や家庭でできる調理のコツを、やさしく、わかりやすくお届けしています。料理がもっと楽しく、おいしくなるきっかけになれば嬉しいです。
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