5月|旬の魚介類 一覧表【保存版】

5月 旬の魚介類
5月 旬の魚介類

5月は新緑がまぶしく、初夏の爽やかな風を感じる季節です。
この時期は身が引き締まり、さっぱりとした味わいが特徴の魚介類が多く出回ります。さわやかな味わいの白身魚や、春から初夏にかけて旬を迎える貝類を、さまざまな料理で楽しんでみませんか?

このページでは、5月が旬の魚介類を種類ごとにわかりやすく一覧表にまとめました。また、5月の和風月名や英語表記、他の月との比較情報も掲載していますので、魚介類の旬を深く知ることができます。5月の食卓を彩る旬の魚介類を、ぜひご活用ください!

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5月|旬の魚介類|一覧表

★甲殻類
甘海老あまえび桜海老さくらえび牛海老ブラックタイガー
川海老かわえび蝦蛄 しゃこ蝤蛑がざみ
花咲蟹はなさきがに毛蟹けがに手長蝦てながえび
★頭足類
障泥烏賊あおりいか剣先烏賊けんさきいか蛍烏賊ほたるいか
★海水魚類
南鮪みなみまぐろ鬢長鮪びんながまぐろ
鮎並あいなめあじ玉筋魚いかなご
虎魚おこぜ きす黍魚子きびなご
時鮭ときしらず たいさわら
縞鯵しまあじ白愚痴しろぐちにしん
飛魚とびうおかつおひいらぎ
眼張めばる穴子あなご伊佐木 いさき
疣鯛いぼだい舌平目  したびらめすずき
血鯛ちだいかれい
はも真鯒まごち女鯒 めごち
★淡水魚類
ます虹鱒にじます天魚あまご
岩魚いわな桜鱒さくらます稚鮎ちあゆ
山女魚やまめ
★貝類
青柳 あおやぎ海鞘 ほや栄螺さざえ
鳥貝とりがいばいはまぐり
常節 とこぶし帆立貝ほたてがい浅利あさり
板屋貝いたやがいエッチュウバイ
★その他★
数の子かずのこ青海苔 あおのり若布わかめ

5月の魚介類10選

鮎(アユ)

10月の子持ち鮎は卵を楽しむ
別名「香魚」

旬の時期
解禁は6月からですが、5月から一部地域で解禁されます。6月〜8月が旬の最盛期で、特に7月の「若鮎」は骨も柔らかく美味しいとされています。「年魚」と呼ばれ、一年で一生を終える魚です。

主な栄養素
タンパク質、カルシウム、ビタミンB群、ビタミンE、リンが含まれています。内臓まで食べられるため、ビタミンB群を効率よく摂取できます。清流で育った鮎は「香魚」と呼ばれるほど独特の香りがあります。

選び方のコツ
口が尖っていて、ヒレの黄色が鮮やかなものを選びましょう。身に張りがあり、目が澄んでいるものが新鮮です。清流で育った天然鮎はスイカやキュウリのような爽やかな香りがします。

おすすめの調理法
塩焼きが定番です。背越し(刺身)、天ぷら、甘露煮、鮎飯(炊き込みご飯)もおすすめ。内臓に苦みがないため、丸ごと食べられます。養殖鮎は生食も可能ですが、天然鮎は必ず加熱調理しましょう。鮎の甘露煮って?→農林水産省「鮎の甘露煮」

価格帯
★★★(高級)天然鮎は高級食材として扱われます。

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伊佐木(イサキ)

伊佐木 いさき
伊佐木 いさき

旬の時期
5月〜7月が旬で、特に6月頃が「梅雨イサキ」「麦わらイサキ」と呼ばれ最高の時期です。5月は旬の始まりで、これから脂が乗ってきます。産卵前のこの時期は栄養を蓄えており、トロのような脂の乗りが楽しめます。

主な栄養素
タンパク質、DHA、EPA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB12が含まれています。白身魚ながら適度な脂質を含み、旬の時期には脂の旨味が特に楽しめます。

選び方のコツ
体表にツヤがあり、ウロコがきれいなものを選びましょう。お腹を触ったときに張りがあるものが新鮮です。体色が黄色味を帯びて、身が太っているものが脂が乗っています。

おすすめの調理法
塩焼き、刺身(皮を引いて)、皮霜造り、煮付け、ムニエル、ソテー、唐揚げがおすすめです。旬のイサキは脂が乗っているため、シンプルな調理法で素材の味を楽しむのが良いでしょう。

価格帯
★★☆(中級)旬の時期は比較的手頃な価格です。

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白鱚(シロギス)

鱚 きす(Sand borer)

旬の時期
初夏から旬が始まり、6月〜7月がピークです。5月から美味しくなり始めます。産卵前のこの時期は身が太って美味しく、「江戸前の天ぷら」には欠かせない高級魚として知られています。

主な栄養素
タンパク質、カリウム、ビタミンD、ビタミンB群が含まれています。低脂肪・高タンパクで消化が良く、上品な白身が特徴です。脂肪分が少なくヘルシーな魚です。

選び方のコツ
身が透明感のある白色で、ツヤがあるものを選びましょう。目が澄んでいて、身に弾力があるものが新鮮です。体表がぬめっていないものを選びましょう。

おすすめの調理法
天ぷらが最高です。塩焼き、フライ、刺身(鮮度の良いもの)、吸い物、南蛮漬けもおすすめ。美しい白身なので、すまし汁など汁ものにすると上品に仕上がります。

価格帯
★★☆(中級)年々漁獲量が減少し、価格は上昇傾向です。

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飛魚(トビウオ)

旬の時期
初夏〜初秋が旬で、5月〜8月頃が美味しい時期です。春に北上を始め、初夏に産卵のため沿岸に近づきます。島根県では県魚に指定されており、「春トビ」と「夏トビ」があります。

主な栄養素
タンパク質、DHA、EPA、ビタミンD、ビタミンB群が含まれています。青魚の中でもクセが少なく、脂質も適度に含まれています。「とびっこ(飛び子)」は寿司ネタとして有名です。

選び方のコツ
背が鮮やかな濃青色で、腹が銀色のものを選びましょう。目が澄んでいて、身にハリがあるものが新鮮です。胸ビレが大きく、破れていないものを選びましょう。

おすすめの調理法
刺身、たたき、塩焼き、フライ、つみれ汁、さつま揚げがおすすめです。島根県ではすり身にした「あご野焼き」が有名。新鮮なものはクセがなく、刺身やたたきで食べると絶品です。あご野焼きとは?農林水産省「あご野焼き」

価格帯
★☆☆〜★★☆(手頃〜中級)比較的手頃な価格で手に入ります。

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白愚痴(シログチ)

旬の食材|しろぐち
しろぐち

旬の時期
旬は大きく2回と言われます。春〜初夏は産卵期前後で、身がやわらかく卵(卵巣)もおいしい時期。秋〜冬は身に脂がのって焼き物向きです。地域・水揚げで前後します。

主な栄養素
可食部100gあたり、たんぱく質18.0g・脂質0.8gで低脂質寄り。ビタミンD 2.9µg、B12 2.5µg、ナイアシン当量6.2mg。カリウム260mgなども含みます。

選び方のコツ
鮮度落ちが早い魚なので“見た目と張り”が命。目が澄んでいて、エラが鮮紅色、触って身が硬くピンとしているものが良品。白目が黄ばんだり、身が柔らかいものは避けるのが無難です。

おすすめの調理法
定番は塩焼き(皮目の風味が良い)で、シンプルにおいしさが出ます。幽庵焼き・ムニエルなど“焼き系”も相性◎。揚げ物(フライ/唐揚げ)や煮つけも使いやすく、鮮度抜群なら刺身・焼霜も。

価格帯
豊洲市場の卸売平均は月によって変動しますが、近年の目安はおおむね400〜700円/kg程度のレンジ(夏場が高めに出やすい傾向)。業務用相場の例として約680円/kgの掲載もあります。店頭価格はサイズ・下処理で上下します。

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舌平目(シタビラメ)

バターで香ばしく焼いた舌平目のムニエル
定番料理「舌平目のムニエル」。バターとレモンが淡白な身の旨味を引き立てます。

旬の時期
舌平目(ウシノシタ類)は通年出回りますが、旬は一般に夏〜秋と言われます。脂は控えめで身が薄いぶん、鮮度が良いとふわっとした食感が出やすい魚です。味の差は大きくないので“旬より鮮度”で選ぶのがコツ。

主な栄養素
食品成分DB(したびらめ/生)は100gで89kcal、たんぱく質19.2g、脂質1.6g。カリウム310mg、リン160mg、ビタミンB12 2.6µg、ビタミンD 2.0µgなど。低脂質でもたんぱく質がしっかり取れる白身です。

選び方のコツ
選ぶコツは「なるべく大きめ」で、触って身に張りがあり硬いもの。腹が柔らかい個体は避け、体表のツヤ・色の濃さもチェック。できればエラをのぞき、鮮紅色なら鮮度良好の目安です。小型は身が薄いので丸のまま調理向き。

おすすめの調理法
おすすめはムニエル(バター焼き)。粉は薄く、焼く直前にまぶして香ばしく。仕上げにレモンを添えると相性◎。フライや唐揚げも合い、衣を厚くしすぎないのがコツです。脂が少ないので、焼く前に軽く塩をして身を締めると味が決まります。

価格帯
価格はサイズ・産地・下処理の有無で変動。豊洲市場の平均卸は例として2025年12月で1,517円/kg。別の目安として豊洲の取引平均が1,000〜1,500円/kg程度とされる紹介もあります。活〆・大物・下処理済みは上振れしやすいです。

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虹鱒(ニジマス)

旬の時期
ニジマスは養殖が盛んで通年流通。小型で成熟しない個体は「一年中旬」とされ、特に屋外で塩焼きが映える“夏が旬”と紹介する例もあります。基本は旬より鮮度重視でOK。

主な栄養素
成分表(海面養殖・生/皮なし)100gで176kcal、たんぱく質20.5g、脂質10.8g。カリウム420mg、ビタミンD 7.0µg、B12 3.8µgなどが目立ちます。

選び方のコツ
丸魚なら、エラが鮮紅色で身に張りがあり、においが少ないものを。切り身は、身色がくすまずドリップが出ていないか、血合いが黒く変色していないかをチェック。

おすすめの調理法
定番は塩焼き。身がやわらかいので焼きすぎ注意で、皮目を香ばしく。洋風ならムニエル(粉→バター焼き+レモン)が相性◎。BBQならホイル包み焼きも手軽です。

価格帯
価格は産地・サイズ・下処理で幅あり。市場データでは豊洲の平均卸が2025年12月で約2,049円/kg、過去5年平均は月で1,225〜1,561円/kg。業務用通販で4,180円/kgの例も。

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梅貝(バイガイ)

煮物にしたバイ貝のアップ(皿盛)|バイ貝の味と食感
身はコリコリとした歯ごたえがあり、旨味が濃いのが特徴。煮物や刺身でも楽しめます。

旬の時期
バイ貝は春〜初夏が旬で、目安は3〜7月。水温が上がると身がふっくらして甘みが出やすく、入荷量も増えます。通年ありますが、春は塩ゆで・酒蒸し、初夏は煮付けが相性◎。産地で時期が少し前後します。

主な栄養素
成分表(ばい/生100g)では81kcal、たんぱく質16.3g・脂質0.6g。カリウム320mg、Mg84mg、Ca44mg、リン160mg、鉄0.7mg、亜鉛1.3mg。ビタミンB12 4.3µg、E 2.2mg、C 2mg。低脂質で旨みが強いのが魅力。

選び方のコツ
殻付きは“生きの良さ”が最重要。フタ(蓋)が閉じ、触ると身をサッと引っ込めるものを。殻のツヤがあり欠け・ヒビが少ない個体が安心。小粒より大きめが可食部多め。買ったら流水でこすり洗い→塩水(水1Lに塩小さじ1/2目安)で30分ほど砂抜きへ。

おすすめの調理法
下処理は、こすり洗い→砂抜き→下ゆで(ゆでこぼし)が基本。いったん沸騰させた湯を捨ててすすぎ、改めて煮ると雑味が抜けやすいです。殻付きで煮るなら身を引き出して下処理し殻に戻すと食べやすい。塩ゆで・甘辛煮・おでん・酒蒸しが定番。

価格帯
価格はサイズ・産地・下処理で変動。豊洲の平均卸は例として2025年12月で1,320円/kg。ボイルや味付け済み、特大粒、砂抜き済みは手間賃が乗って上振れしがちです。

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蝦蛄(シャコ)

旬の魚介類|しゃこ
しゃこ

旬の時期
春〜初夏(4月〜6月)が旬で、特に5月頃が美味しい時期です。この時期のシャコは卵を持ち、「カツブシ」と呼ばれる濃厚な卵巣が絶品です。寿司ネタとしても人気の高級食材です。

主な栄養素
タンパク質、タウリン、ビタミンB12、亜鉛、銅、カルシウムが含まれています。低脂肪・高タンパクで、甘みのある独特の旨味が特徴です。

選び方のコツ
茹でてあるものは、身が締まっていて、殻がしっかりしているものを選びましょう。色が鮮やかで、変色していないものが新鮮です。持ったときにずっしりと重みがあるものを選びましょう。

おすすめの調理法
寿司、茹でシャコ、天ぷら、唐揚げ、パスタ、アヒージョがおすすめです。鮮度が落ちやすいため、一般的には茹でた状態で流通しています。「シャコツメ」と呼ばれる補脚の身は珍味とされています。

価格帯
★★★(高級)春の高級食材として高値で取引されます。

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板屋貝(イタヤガイ)

旬の魚介類|いたやがい
いたやがい

旬の時期
産卵の盛期は冬〜早春とされ、この頃に身が充実しやすい、という見方があります。
味の面では、ホタテ同様に産卵前の秋、また産卵後の春〜初夏に貝柱の旨みがのる可能性がある、と整理されています。

主な栄養素
低脂質でたんぱく質がとりやすいタイプです。
ミネラルは亜鉛、鉄、マグネシウムなどが含まれている。ビタミンはB12、B2などが含まれている

選び方のコツ
殻付きは「生きていること」が大前提。殻を閉じていて、開いていても触るとすぐ閉じる個体が目安です。同じくらいのサイズなら、手に持って重く感じる=身入りが良いことが多いです。

おすすめの調理法
鮮度が良ければ貝柱は刺身でもOK(ただ小ぶりなので加熱向き、という考え方も)。
定番は酒蒸し、殻焼き(醤油+みりん)、フライ。砂を含むことがあるので、必要ならむき身にして流水で砂をよく洗うのがポイントです。

価格帯
流通量が多い貝ではなく、価格は入荷次第でブレます。
業務用の仕入れ例では、1kgあたり約1,600円(税抜)前後の掲載があります(商品形態・時期で変動)

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5月|旬の魚介類まとめ

5月 旬の魚介類
5月が旬の魚介類|イサキの煮つけ

5月は春から初夏へと移り変わる時期で魚介類も旬の味覚が豊富に揃います。
この季節にはカツオやイサキ、そして濃厚な旨味を楽しめるアサリが美味しくなります
初ガツオは脂が少なくさっぱりとした味わいが特徴で、たたきや刺身で楽しむのがおすすめです。また、イサキは焼き魚や煮付けにすると、その繊細な旨味を堪能できます。

アサリは酒蒸しや味噌汁にすると出汁の風味が際立ち、手軽に旬の味を取り入れることができます。5月の魚介類はさっぱりとした味わいのものが多く、暑くなり始める季節にも食べやすいのが魅力です。

旬を食べよう。農林水産省「春夏秋冬のレシピ」はコチラ

免責事項

※本記事に記載されている栄養素に関する情報は、一般的な情報提供を目的としたものです。特定の疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。

※栄養素の含有量は、魚介類の個体差、産地、漁獲時期、調理方法などによって変動します。本記事の数値は目安としてご参照ください。

※アレルギーをお持ちの方は、食材の選択にご注意ください。

※食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを大切にしましょう。

調理師プロフィール画像
この記事を書いた人
現役の和食調理師/おかだ けんいち(調理歴25年以上)

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