2月は寒さで水温が下がり、脂がのる魚や、鍋・汁物で旨みが映える魚介がぐっと増える季節です。でも、売り場に並ぶ種類が多くて「結局なにを買えばいい?」と迷いがちですよね。
このページでは、2月が旬の魚介類を「甲殻類・頭足類・海水魚・淡水魚・貝類・その他」に分けて、まずは一覧表で全体像がわかるように整理しました。気になる食材は、そのまま下の画像と短い解説で“味のイメージ”まで確認できます。
献立づくり・買い物メモ・行事食(節分など)の参考に、まずは一覧表からサクッとどうぞ。現役和食調理師の目線で、使いやすい旬の魚介をまとめました。
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2月|旬の魚介類|一覧表
| 甲殻類 | ||
| 牡丹海老 | 車海老 | 甘海老 |
| 芝海老 | 川海老 | 牛海老 |
| 蝤蛑 | 楚蟹 | 毛蟹 |
| 鱈場蟹 | 筋蝦 | |
| 頭足類 | ||
| 甲烏賊 | 槍烏賊 | |
| 真蛸 | 飯蛸 | |
| 魚介類 | ||
| 本鮪 | 鬢長鮪 | |
| 鯛 | 黒鯛 | |
| 赤魚鯛 | 甘鯛 | 石鯛 |
| 糸撚鯛 | 金目鯛 | 細魚 |
| 黍魚子 | 須萬 | 赤鯥 |
| 叺 | 鰤 | 鯖 |
| 鰯 | 平目 | 鰈 |
| 笠子 | 鯥 | 鯧 |
| 鱈 | 鰆 | 介党鱈 |
| 鱪 | 鮟鱇 | 公魚 |
| 本諸子 | 目光 | |
| 真梶木 | 魴鮄 | 目近魚 |
| 鰰 | 河豚 | 眼張 |
| 羽多 | 喜知次 | |
| 淡水魚 | ||
| 鯰 | 鯉 | 鯔 |
| 鮒 | 田螺 | |
| 貝類 | ||
| 蛤 | 赤貝 | 牡蠣 |
| 海松貝 | 平貝 | 北寄貝 |
| 浅利 | 蜆 | |
| 帆立貝 | 青柳 | |
| その他 | ||
| 石蓴 | 海苔 | 松藻 |
| 鶏冠菜 | 若布 | 青海苔 |
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2月|旬の魚介類|画像と解説
甲殻類の画像と解説

ボタンエビ
旬
オス=2月〜4月 、メス=9月〜11月
特徴
オスとメスの旬の時期が異なる
産地
北海道、新潟県、富山県などの日本海側
味わい
殻は薄く、身は水分がやや多く、熱を通してもあまり縮まない
調理法
刺身、寿司、塩焼き。甘みを活かして生食が特に人気。
価格帯
高級食材。1尾500円〜1,500円程度(時期・サイズによる)
→ 詳しくは▶ボタンエビの解説ページへ

車海老
旬
6月〜10月(天然)、通年(養殖)
特徴
縞模様が特徴的で、加熱すると鮮やかな赤色に。プリプリの食感と上品な甘み
産地
熊本県、愛知県、愛媛県など
調理法
塩焼き、天ぷら、刺身、寿司。踊り食いも有名
価格帯
高級食材。1尾300円〜1,000円程度
→▶車海老の解説はコチラ

甘海老
旬
晩秋から春先(11月〜3月頃)が最も美味しい。産地により異なり、北陸は9月〜10月、北海道は3月〜5月
特徴
正式名称はホッコクアカエビ。とろけるような甘みが特徴。孵化後数年間はオスで、5年目頃にメスに性転換する不思議な生態。卵を抱えたメスは特に美味しく珍重される
産地
北海道が全国の7割を占める最大産地。富山県、新潟県、石川県、福井県など
調理法
刺身、寿司が定番。甘みと食感を楽しむなら生食が最適。塩焼き、天ぷら、唐揚げ、味噌汁。昆布締め(北陸の伝統的な食べ方)
価格帯
中級食材
100g 400円〜800円程度(鮮度・サイズによる)
→詳しくはコチラ▶甘海老をもっと詳しく見る

芝海老
旬
10月〜翌4月(冬から春)
特徴
繊細な身質で濃厚な甘みが特徴。加熱しても赤くならず淡い色。全て天然物(養殖なし)
産地
愛知県三河湾、九州有明海が主な産地
調理法
素揚げ、かき揚げ、天ぷら、塩茹で、炒め物、吸い物
価格帯
国産天然物は高級品。100g=800円〜1,500円程度
→詳しくはコチラ▶しばえびの解説ページへ
カワエビ

旬
2月〜3月 (琵琶湖では産卵期3月〜9月、漁獲ピークは1月〜2月 )
特徴
体長5cm前後の小型淡水エビ。殻が柔らかく丸ごと食べられる。黒い帯状の筋模様が特徴
産地
滋賀県琵琶湖、北海道、茨城県など全国の河川・湖沼
調理法
唐揚げ、素揚げ、かき揚げ、味噌汁、佃煮
価格帯
年々漁獲量減少で高値安定。100g 600円〜1,000円程度
詳しくはコチラ▶川海老をもっと詳しく見る

ブラックタイガー
旬
養殖物が年間を通して絶えず輸入されているため時期は特になく通年
特徴
別名ウシエビ。全体的に黒みが強い縞模様が特徴 SATETO。体長30cm前後でクルマエビ科の中でも最大級。加熱すると赤く美しく発色し、身に甘みがあって繊維がしっかりしている
産地
ベトナム、インド、インドネシア、タイ、フィリピンなどの東南アジアで養殖され冷凍輸入
調理法
天ぷら、フライ、ゆでエビ、寿司など幅広く利用。揚げ物との相性が特に良い
価格帯
1kg あたり3,000円〜4,000円程度
詳しくはコチラ▶ブラックタイガーをもっと詳しく見る
がざみ

旬
オスは5月〜11月、メスは11月〜4月。年に2回ある 。特にメスの内子が充実する冬が最高
特徴
甲幅15cm以上の大型のカニで、甲羅は横長の六角形。一番後ろの脚が平たくオール状で泳げるのが特徴。淡泊な味わいだが甘みが長く感じられ、カニ味噌と内子が美味
産地
愛知県が最も水揚げが多く、次いで福岡県、愛媛県。有明海、瀬戸内海、伊勢湾などの内湾
調理法
味噌汁、茹で、蒸し、トマトパスタ、グラタン、唐揚げ。出汁が絶品
価格帯
1kg 3,000円〜5,000円。国産活きガニは高値で、大型は高級品
詳しくは「がざみの特徴」をご覧ください

ズワイガニ
旬
11月〜翌3月(オスは11月中頃〜3月初めごろまで、メスは11月〜12月末まで)
特徴
オスは甲幅10〜15cm、メスは8cm程度で大きさが倍ほど違う 。上品な甘みと繊細な身が特徴。産地によって松葉ガニ、越前ガニ、加能ガニなど呼び名が異なる
産地
北海道が最も水揚げが多く、次いで兵庫県、鳥取県、福井県、石川県
調理法
茹でガニ、しゃぶしゃぶ、握り寿司、味噌汁、刺身、蒸しガニ、カニ鍋
価格帯
1kgあたり2,000円〜10,000円。ブランドガニは1杯15,000円〜50,000円
→詳しくは「ズワイガニの特徴」ページへ

毛ガニ
旬
産地により異なり通年楽しめる。オホーツク海は3月〜6月、噴火湾は7月〜8月、根室沖は9月〜12月、日高・十勝は冬。水揚げ最盛期は春の3月〜4月
特徴
全身が短い毛で覆われた丸っぽい見た目が特徴。濃厚でコクのあるカニ味噌がたっぷり詰まっている
産地
北海道が水揚げ量日本一で約1,550トン(令和4年)
調理法
ボイル、カニ味噌ディップ。グラタン、煮付け、酢の物
価格帯
500g前後で1匹4,500円〜5,000円、500g以上は5,000円〜10,000円
→ケガニをもっと詳しく見る

タラバガニ
旬
4月〜6月(流氷明けの春、甘みが増す)と11月〜2月(冬、身が詰まる)の年2回 。春が全水揚げ量の大半を占める
特徴
甲羅が大きく太い脚が特徴で全長1.5mにもなる。生物学的にはヤドカリの仲間で足は8本 。肉厚で食べ応えがあり淡泊で繊細な味わい
産地
日本では北海道のみで水揚げ。国内流通の95%は輸入で、ロシア産、アラスカ産、ノルウェー産が多い
調理法
カニしゃぶ、焼きガニ、バターソテー、グラタン。ボイル済みが手軽
価格帯
1kgあたり4,000円〜10,000円程度
▶タラバガニの解説ページへ
頭足類の画像と解説

コウイカ
旬
冬〜春(成イカは肉厚で甘みが強い)。夏〜秋は生まれたての新イカが出回る
特徴
背部に石灰質の硬い甲を持つ。胴長18cm程度。肉厚で甘みがあり、熱を通しても硬くなりにくい。墨が濃厚でイカ墨料理に最適
産地
瀬戸内海沿岸、九州、三河湾などが主産地。本州中部以南に分布
調理法
刺身、寿司、天ぷら、フライ、炒め物、煮物、木の芽和え、イカ墨料理
価格帯
豊洲市場で1kgあたり1,000円〜4,000円程度。
▶コウイカの詳しい情報はこちら

ヤリイカ
旬
秋から春(冬から春が最盛期)。夏〜秋は小型の子ヤリイカ、冬〜春は成長した大型がおいしい
特徴
槍の穂先のように細長く先が尖った形。胴長30〜40cm。筋肉質でコリコリとした食感、上品な甘みとコクがある
産地
北海道、青森県、茨城県、千葉県、三重県、愛知県、山口県など全国各地 。北海道南部から九州まで広く分布
調理法
刺身、寿司、煮付け、姿焼き、炒め物、天ぷら。子持ちは姿煮が人気
価格帯
市場価格は1kgあたり900円〜1,500円程度。スーパーでは1杯300円〜500円程度
▶詳しくは「ヤリイカの特徴」をご覧ください

まだこ
旬
産地により異なり、瀬戸内海や九州は6月〜9月の夏、三陸や関東は11月〜12月の冬。
特徴
体長60cm程度、体重2〜3kg。身が締まり硬めの食感で、噛むほど旨味が増す 。体色を変化させ周囲に擬態する
産地
三陸から九州の太平洋沿岸、北陸から九州の日本海沿岸、瀬戸内海。兵庫県、福岡県、岡山県が主産地
調理法
茹でダコ、刺身、天ぷら、唐揚げ、タコ焼き、煮物、おでん、タコ飯、酢の物
価格帯
ボイル加工品は100gあたり400円〜470円程度。生の活きマダコは1kgあたり3,000円程度
▶マダコをもっと詳しく見る

いいだこ
旬
1月〜4月頃(冬から春)。卵を持つ子持ちのメスが特に人気
特徴
体長15〜30cm程度の小型タコ。卵が米粒のように見えることから飯蛸と呼ばれる 。左右の腕の付け根に金色の輪紋がある
産地
瀬戸内海沿岸(香川、愛媛、兵庫)、三河湾、有明海(熊本、福岡)
調理法
煮物、おでん、唐揚げ、炊き込みご飯、塩ゆで、アヒージョ、天ぷら
価格帯
スーパーで1kgあたり500円〜800円程度。生のイイダコは1kgあたり2,000円〜3,500円程度
▶詳しく「いいだこ」を見る
海水魚の画像と解説

本鮪(ほんまぐろ)
旬
冬の12月〜1月。産地により異なり、大間は9月〜12月、和歌山勝浦は1月〜5月
特徴
体長3m、体重400〜500kgに達する最大種。鮮やかな赤身に鉄分を感じる酸味と、とろけるような脂が特徴。
産地
青森県大間、長崎県勝本、千葉県勝浦、北海道戸井、静岡県など。養殖は鹿児島県、長崎県が盛ん
調理法
刺身、寿司、ねぎま鍋。赤身、中トロ、大トロと部位により異なる味わい
価格帯
豊洲市場で1kgあたり2,500円〜4,500円程度。天然上物は7,000円〜30,000円、養殖は2,000円〜3,000円程度
→くわしい本鮪のページはコチラ

鬢長鮪(びんながまぐろ)
旬
冬から春(12月〜4月)。和歌山県では12月〜4月初め頃までが漁期で2月〜3月が最盛期
特徴
体長1〜1.4m前後の小型種。胸ビレが長く鬢のように見えることが名前の由来。淡いピンク色の身で、あっさりとした味わい。脂ののった部分はビントロと呼ばれる
産地
宮崎県、和歌山県、三重県、高知県、静岡県、宮城県。バヌアツ共和国などからの輸入も多い
調理法
刺身、寿司、ステーキ。なまり節、ツナ缶の原料としても利用
価格帯
1kgあたり500円以下でマグロ類では最も安価。ビントロはやや高値。生鮮は1kgあたり300〜800円程度、冷凍ビントロは1,000〜2,000円程度
▶くわしい「鬢長鮪(ビンナガマグロ)」の解説はこちら

真鯛(マダイ)
旬
春(3月〜6月)と秋(9月〜11月)の年2回。春は桜鯛、秋は紅葉鯛と呼ばれる
特徴
透明感のある白身で血合いが赤く、淡泊ながら上品な旨味がある。目の上に青い模様があり、体色は淡紅色。通常は50cm以下の個体が多く、最大1m以上に成長
産地
長崎県、福岡県、愛媛県が上位産地。養殖は愛媛県が大半を占め、熊本県、三重県と続く 。明石鯛、鳴門鯛、佐島鯛が有名
調理法
刺身、皮霜造り、塩焼き、煮付け、鯛めし、鯛茶漬け、兜煮、潮汁など和洋中すべての料理に適する
価格帯
豊洲市場で天然は1kgあたり800円程度、養殖は1,200〜1,300円程度。
▶詳しい「真鯛」のページを見る

黒鯛(くろだい/チヌ)
旬
秋から初春(9月〜3月頃)。冬の寒い時期が最も美味
特徴
歯ごたえのある白身で、この季節のクロダイはマダイに劣らない。マダイより口が前に突き出し、体色は黒色。性転換する魚で、2年まではオス、3歳以降は多くがメスになる
産地
広島県、愛媛県、愛知県、兵庫県が主産地。
調理法
刺身、洗い、塩焼き、煮付け、ムニエル、アクアパッツァ。
価格帯
豊洲市場で1kgあたり800円程度。マダイより安価で取引される
▶黒鯛の詳しい情報はこちら

赤魚鯛(あこうだい)
旬
秋から春(10月〜4月頃)、特に12月〜3月の冬場が最も脂がのって美味しい
特徴
体長50cm程度で体色は鮮やかな赤色。水深500〜700mの深海に生息し、釣り上げると水圧変化で目が飛び出すためメヌケとも呼ばれる。
産地
千葉県、東京都、神奈川県、静岡県など。
調理法
刺身、皮霜造り、煮付け、塩焼き、粕漬け、鍋、味噌漬け、アクアパッツァ。皮ごと食べるのがおすすめ
価格帯
豊洲市場で1kgあたり2,800円程度。漁獲量減少により高級魚化し、冬場は5,000円程度になることも
▶アコウダイをもっと詳しく見る

甘鯛あまだい
旬
夏から秋(8月〜12月頃)。産卵期が9月〜12月のため、産卵前の夏から秋が最も美味しい 。瀬戸内海では初夏(4月〜6月)といわれる。
特徴
額が出っ張った四角い顔つきで、半透明の白身。水分が多く柔らかい身質で、ほのかな甘みと上品な旨味がある。京都ではグジと呼ばれ珍重される
産地
山口県、長崎県、島根県、福井県など。山陰から北陸にかけての日本海沿岸で多く漁獲
調理法
昆布締め、若狭焼き、幽庵焼き、塩焼き、刺身、西京焼き、干物。一塩して焼く若狭焼きが絶品
価格帯
豊洲市場で1kgあたり5,000円〜6,000円程度の高級魚。シロアマダイは1kgあたり15,000円以上
▶甘鯛をもっと詳しく知る

石鯛いしだい
旬
春〜秋(地域差)。
特徴
硬い歯、締まった白身で希少。
産地
三重・徳島・鳥取・長崎など。
調理法
刺身、焼き物、煮付け。
価格帯
高級で1kg数千円目安。
▶詳しい石鯛はコチラ

糸撚鯛いとよりだい
旬
秋〜梅雨前。
特徴
淡白な白身で水分多め、皮に香り。火を通すとふっくら。
産地
長崎・大分・愛媛・鹿児島・福岡など(西日本中心)。
調理法
薄味の煮付け、塩焼き、潮汁、皮霜造り、ポワレ。
価格帯
卸はkg800〜1400円、店頭はkg1100〜2100円目安(変動)。
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金目鯛きんめだい
旬
冬(12〜2月)と初夏(6〜7月)に脂がのる。
特徴
赤い深海魚で、白身に脂が混ざり甘みが強い。
産地
静岡(下田)ほか神奈川・千葉・東京・高知・長崎など。
調理法
煮付け、塩焼き、刺身(皮霜)、汁物。
価格帯
切り身は数百円〜、1尾(約1kg)は数千〜1万円目安。
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細魚さより
旬
春が基本(産地により11〜3月/3〜5月など幅あり)。
特徴
細長く、身は透き通るように上品で淡白な白身。
産地
千葉・茨城、石川、広島、香川など各地。
調理法
糸造りの刺身、塩焼き、天ぷら・揚げ物。
価格帯
比較的高めで、豊洲の平均卸は1kg約4,052円の月も(時期で変動)。
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黍魚子(きびなご)
旬
12〜2月と5〜6月(子持ち)
特徴
銀帯の小魚で傷みやすく、鮮度が命。
産地
鹿児島(甑島)・長崎・高知など。
調理法
刺身、天ぷら、唐揚げ、南蛮漬け、干物。
価格帯
1kg800〜1500円前後〜通販約4500円目安。
▶くわしくきびなごについて知る

須萬(すま)
旬
春〜夏(秋はやや落ちる)。
特徴
脂のる赤身で「全身トロ」とも。
産地
鹿児島・三重・和歌山・神奈川など。
調理法
刺身、たたき、焼き、唐揚げ。
価格帯
kg800〜2000円前後。
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赤鯥(あかむつ)
旬
秋〜春が本命(通年おいしい)。
特徴
白身に脂が混ざり、甘み・うま味が強い高級魚(のどぐろ)。
産地
島根・鳥取・山口・兵庫・長崎など日本海側中心。
調理法
刺身/炙り、塩焼き、煮付け、潮汁・鍋。
価格帯
小型でもkg2,000円〜、釣りの大型はkg1万円超も。
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叺(かます)
旬
春(3〜4月の梅雨カマス)と秋〜初冬(10〜12月の秋カマス)。
特徴
細長い体と大きい口。水分多めで生食より焼き向き、秋は脂がのる淡白な白身。
産地
北海道以南で広く、富山・石川・三重・和歌山・鳥取、太平洋側は神奈川・鹿児島など。
調理法
塩焼き、一夜干し、ムニエル、酒蒸し、から揚げ、刺身。
価格帯
卸で1kg約1,300円前後〜、相場は1kg1,500〜2,500円目安。
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鰤(ぶり)
旬
天然は「寒ぶり」の11〜2月が脂のり最盛、養殖は通年出回る。
特徴
出世魚で、寒い時期は身が締まり脂が甘い
産地
天然は長崎・北海道・千葉、養殖は鹿児島・愛媛・大分が中心。
調理法
刺身、照り焼き、ぶり大根、ぶりしゃぶ。
価格帯
相場変動大。豊洲の平均卸で1kg約1,491円の月も。
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鯖(さば)
旬
真さばは晩秋〜2月が脂のり、ゴマさばは6〜9月が目安。
特徴
青背の回遊魚で脂がうま味、鮮度落ちが早いので下処理が要。
産地
長崎・茨城が漁獲上位、青森・宮城など全国で水揚げ。
調理法
塩焼き、みそ煮、しめ鯖、竜田揚げなど定番が強い。
価格帯
豊洲の平均卸は1kg645円の月も(2025年11月)。ブランドは高値。
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鰯(いわし)
旬
主流のマイワシは5〜10月(梅雨〜夏に脂)、カタクチは9〜1月、ウルメは10〜2月。
特徴
青背で脂とうま味が強い一方、鮮度落ちが早いので手早い下処理が大事。
産地
回遊魚で全国流通、漁獲上位は茨城・千葉・福島など。
調理法
塩焼き、しょうが煮、つみれ汁、フライ・南蛮漬けが定番。
価格帯
相場は変動大。豊洲の平均卸で1kg約536円の月もある。
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平目(ひらめ)
旬
冬(12〜2月)が脂のり最盛で「寒びらめ」。冷たい海で肉厚になり脂質が増える。地域によっては秋〜春も美味。
特徴
透明感ある白身で淡白なのにうま味(イノシン酸)が強い。縁側はコリッと脂が甘く希少でコラーゲンも。皮は厚く、火を通しても締まりにくい。
産地
全国で水揚げ。漁獲上位は北海道・青森・福島など(年で変動)。茨城沖の「常磐もの」も評価が高い。
調理法
薄造り刺身、昆布じめ、寿司、えんがわの炙り、酒蒸し、塩焼き、煮付け、ムニエルやフライ。
価格帯
高級寄りで相場差大。豊洲の活ヒラメ平均卸は1kg約3,045円(2025年11月)、日によって高値3,240円・安値2,160円の例も。
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鰈かれい
旬
種類で異なり通年出回るが、子持ちが増える晩秋〜冬が“おいしい”目安。例:アカガレイ11〜2月、ホシガレイ10〜5月、マガレイは春〜夏
特徴
淡白で上品な白身。火を通すとふっくらし、縁側はコラーゲンが多くコリッと濃厚な旨み。
産地
全国で漁獲されるが、漁獲量は北海道が突出し、日本海側(鳥取・兵庫など)も多い。
調理法
定番は煮付け(霜降りして臭みを抜き、煮崩れ防止に落とし蓋)。唐揚げやムニエル、干物も相性◎。
価格帯
切り身は1kg数百〜千円台が中心、活や高級種は数千円/kgも。豊洲の月平均例では活カレイ約3,473円/kg(2025年11月)。
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笠子かさご
旬
通年出回るが、目安は冬〜春
特徴
ゴツゴツした頭にトゲが多い根魚で、透明感のある白身は上品。火を通しても硬く締まりにくく、だしもよく出る(別名ガシラ/アラカブ)。
産地
北海道南部以南の日本各地の沿岸(岩礁域)に広く分布。
調理法
煮付け、唐揚げ、塩焼き、刺身、あら汁・潮汁が定番。
価格帯
比較的高めで、豊洲の平均卸は1kg約1,500円の月も(例:2025年11月)。
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鯥(むつ)
旬
脂がのる「寒ムツ」は寒中〜2月頃。産卵後の短い時期以外は味が落ちにくく、晩春〜冬もおいしい。
特徴
透明感ある白身に脂が混在し、加熱しても硬く締まりにくい高級魚。鱗は薄く取りやすい。
産地
鹿児島・長崎・高知・伊豆諸島(東京)など暖海域中心。
調理法
塩焼き、煮付け・鍋、唐揚げ/フライ、刺身(焼霜)やみそ汁。
価格帯
関東では定番の高級魚で小型でも安くない。豊洲平均卸は1kg2,795円(2025年11月)など。
▶ムツがおいしい季節を詳しく見る

鯧(まながつお)
旬
瀬戸内は産卵で内湾へ来遊する初夏〜秋が漁期、身に脂がのる冬〜春もおいしく“旬が二回”と言われる。
特徴
透明感のある白身でクセが少なく、ほどよい脂と上品な甘み。骨が少なく調理しやすい一方、鮮度落ちが早いので早めの下処理が向く。
産地
有明海・瀬戸内海・八代海周辺が主な産卵場で、九州(熊本・天草など)でも流通。
調理法
西京焼き・幽庵焼き、照り焼き、煮付け、塩焼き、刺身、唐揚げ
価格帯
高級寄りで卸3,000〜5,000円/kg目安。豊洲平均5,192円/kgの月もあり、良品はさらに上がる(相場変動)。
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鱈(たら)
旬
秋〜冬がおいしいといわれ、寒鱈として1〜2月は白子や肝が楽しみ。
特徴
クセのない白身で水分多め、火を通しても硬く締まりにくい。白子はクリーミー。
産地
真鱈は北海道・青森など北日本が主。助宗鱈(スケトウダラ)は北海道が代表。
調理法
鱈ちり/鍋、どんがら汁・じゃっぱ汁、煮付け、フライやムニエル。
価格帯
豊洲の真鱈平均卸は1kg980円(2025年11月)など、店頭は切り身で数百円〜(相場変動)。
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鰆さわら
旬
春(4〜6月に産卵で近海へ)だが、脂のり重視なら冬の「寒鰆」も人気。
特徴
見た目は白身だが成分的には赤身寄り。身が柔らかくクセが少ない。
産地
全国沿岸で獲れ、漁獲上位は福井・京都・石川など。
調理法
塩焼き、西京焼き、南蛮漬け、ソテー。鮮度良ければ刺身やたたきも。
価格帯
豊洲の国産平均卸は2025年11月で約1,721円/kg(相場で変動)。
▶鰆と合う調理法を見る

介党鱈(すけとうだら)
旬
10〜4月が目安で、最盛期は1〜2月。産卵期は12〜5月頃。
特徴
介党鱈(スケトウダラ/スケソウダラ)。鮮度落ちが早く、身は水分多めで鍋材やすり身向き。卵はたらこ・明太子の原料。
産地
北太平洋に広く分布し、日本では北海道・青森・岩手など北日本中心。
調理法
鍋、フライ/唐揚げ、煮付け、練り物(すり身加工)。
価格帯
豊洲の平均卸で1kg約596円(2025年11月)など、比較的手頃だが相場で変動。
▶スケトウダラの詳しい解説ページ

鱪(しいら)
旬
出回りは6〜11月(特に夏〜秋)、味は産卵前の12〜4月が良い。
特徴
背びれが長い大型魚。淡白で脂が少なく、鮮度落ちが早いので手早い処理が向く。
産地
太平洋側中心で九州の水揚げが多く、高知・宮崎・長崎・熊本など。
調理法
フライ、ムニエル、照り焼き、ソテーなど油を使う料理が相性◎。
価格帯
安価寄りで卸はkg数百円台〜千円前後、豊洲平均169円/kgの月も(相場変動)。
▶ハワイではマヒマヒと呼ばれるシイラの解説

鮟鱇(あんこう)
旬
主に11〜3月。水温が下がると肝が太り、鍋の“食べ頃”になる(茨城・常磐沖の「常磐もの」は市場評価が高い)。
特徴
白身は淡白で、肝は「海のフォアグラ」と呼ばれる濃厚さ。身・皮・肝・胃・卵巣(ヌノ)・えら・ひれなどを「七つ道具」といい、部位ごとに食感が違う。水分が多く吊るし切りが伝統。
産地
北海道〜本州各地で水揚げされ、茨城(平潟・那珂湊など)、青森、福島などが代表。
調理法
あんこう鍋、肝を溶かすどぶ汁、共酢、唐揚げ、蒸し肝。
価格帯
相場は時期で変動し、豊洲の卸で中値1kg1,512円(2025/12/30、丸)の例。
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公魚(わかさぎ)
旬
冬〜早春、特に1〜3月が食べ頃(穴釣りの季節)。
特徴
小魚で骨がやわらかく、揚げると丸ごと食べやすい。ほのかに瓜(きゅうり等)の香りも。
産地
湖沼の内水面が中心で、茨城は霞ヶ浦・北浦が主産地。青森・北海道なども漁獲が多い。
調理法
天ぷら・フライ・唐揚げ、南蛮漬け、塩焼き、佃煮が定番。
価格帯
相場は時期で上下するが、豊洲の平均卸で1kg約1,576円の月も(2025年11月)。
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本諸子(ほんもろこ)
旬
子持ちは3月〜4月中頃が最盛、真冬に沖合へ落ちる「寒モロコ」も味が良い。
特徴
成魚12〜13cmほど。琵琶湖・淀川水系の固有種で、淡白ながら旨味があり「コイ科で最も美味」とも。産卵期(3〜7月)は岸辺の藻場へ寄る。骨が柔らかく丸ごと食べやすいが、鮮度落ちが早い。
産地
滋賀県(琵琶湖)中心で、県内だけでなく京都の料亭でも扱われる。
調理法
素焼き、塩焼き、佃煮(甘露煮)、天ぷら、南蛮漬け。
価格帯
高級寄り。豊洲入荷例は500g前後で税抜1,280円、通販は25〜30尾で約1,500円。入荷が少ない時期もあり相場変動。
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目光(めひかり)
旬
通年(底曳きの休漁7〜8月を除く)。夏〜秋に旨みが増すと言われ、常磐では春の魚として扱われることも。
特徴
目が青緑に光る深海魚(メヒカリ=主にアオメエソ等)。脂の甘い白身で、身も骨もやわらかい。
産地
常磐沖(茨城〜福島)や静岡(沼津)など、深海底曳きのある太平洋側各地。
調理法
唐揚げ、天ぷら、塩焼き、一夜干し、煮付け。
価格帯
卸で1kg1,600〜2,700円の例があり、2,000円超になることも。
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真梶木(まかじき)
旬
秋〜冬。冬に千葉などの突きん棒漁で揚がるものは評価が高く、昔の関東では赤身刺身の定番でもあった。
特徴
外洋を回遊する4m級の大型魚で「カジキマグロ」とも呼ばれるがマグロとは別種。身は美しい赤身で脂は控えめ、旨味で食べるタイプ。鱗や骨は硬めで、切り身は赤味が澄んだものが良品。
産地
主産地は千葉県・静岡県。日本海〜太平洋側まで広く分布し、各地の市場に少量ずつ入荷する。
調理法
刺身(カルパッチョ)を筆頭に、塩焼き、鍋・あら煮、ムニエル、フライなど。
価格帯
入荷量が多くないため高級魚寄り。豊洲平均卸は1kg約1,435円(2025年11月)などで相場は変動し、刺身用は高めになりやすい。
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魴鮄(ほうぼう)
旬
冬〜春(産卵前で脂がのりやすい・地域差あり)。
特徴
頭が大きく歩留まり低めだが、透明感ある上質な白身。アラから良いだしが出る
産地
青森〜九州で水揚げされ、外房の釣り物が最上とされることも。
調理法
刺身(炙りも)、煮付け、塩焼き、唐揚げ、潮汁・アラ汁、ムニエルなど。
価格帯
相場は変動。豊洲の平均卸で1kg約1,264円の月(2025年11月例)。活は高値になりやすい。
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目近魚(めじな)
旬
晩秋〜春(11〜4月頃)。冬の「寒メジナ/寒グレ」は脂がのり磯臭さが出にくい。
特徴
岩礁域に棲む白身魚。身は上品で加熱しても硬くなりにくいが、個体で磯臭さが出ることも。
産地
北海道以南の沿岸各地。日本海側(石川・島根など)や富山、愛媛・三重の入荷例も。
調理法
薄造り刺身、塩焼き、煮付け、ムニエル・揚げ物、あら汁
価格帯
比較的買いやすいが良品は高め。業務用でkg2,100円、良い個体でkg6,680円の例、通販1kg約3,900円。
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鰰(はたはた)
旬
10〜12月が目安(秋田は11〜12月、ブリコが名物)。
特徴
淡白な白身で火の通りが早く、卵の食感が魅力。
産地
日本海側〜北日本で、秋田が代表的。
調理法
塩焼き、煮付け、唐揚げ、南蛮漬け、しょっつる鍋。
価格帯
豊洲平均で1kg約1,453円(2025年11月)など、子持ちはkg2,600円前後の例も
▶秋田の郷土料理に使われる「はたはた」の解説

河豚(ふぐ)
旬
主にトラフグは10月中頃〜3月いっぱいまで、白子は1〜3月が特に濃厚。
特徴
身が締まりプリッと弾力があり旨味が強い。毒は加熱などで無毒化されないため、可食部位の管理が前提。
産地
国産は養殖が多く、主産地は九州4県で長崎の比率が大きい。
調理法
てっさ(薄造り)、てっちり(鍋)、唐揚げ、白子焼き、ひれ酒など。
価格帯
相場変動が大きいが、豊洲平均でトラフグ約2,724円/kg、身欠きフグ約5,305円/kg(2025年11月)など。
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眼張(めばる)
旬
3〜6月が代表で「春告魚」「目春」とも。一般に春が漁獲期だが、種類でクロは冬、アカは春、シロは夏とも言われ、瀬戸内では秋口〜年明けがおいしい。
特徴
浅い海の岩礁に多い根魚。透明感ある白身は淡白なのに旨みがあり、加熱すると身がふっくらほろっとする。刺身は鮮度の良い個体向き。アラは澄んだ良いだし。背びれやエラぶたのトゲに注意。
産地
北海道〜九州で、漁獲が多いのは青森・秋田・新潟など。
調理法
煮付け、塩焼き、唐揚げ(小型は骨まで)、刺身や皮目炙り、汁物、バター焼き・アクアパッツァ。
価格帯
豊洲平均卸1,385円/kg(2025年11月)前後、業務用1,780円/kgの例も(相場変動)。
▶メバルのタンパク質は18.1g(100gあたり)

羽多(はた)
旬
晩秋〜春(とくに冬〜春は脂がのり、鍋の季節に向く)。
特徴
透明感ある白身で旨みと甘み。熱を通しても硬く締まりすぎにくく、皮は厚め。大型ほど味が濃い。
産地
福岡・長崎・山口・新潟などで水揚げがあり、三重・愛媛では養殖も行われる。
調理法
刺身、蒸し物、塩焼き、煮付け・鍋、唐揚げ、ムニエルなど幅広い
価格帯
高級寄りで小さくても安くない。豊洲のハタ平均卸はkg約3,099円(2025年11月)で、活はさらに高く1尾1万円前後の例も。
▶ハタの天然物は「幻の高級魚」

喜知次(きちじ)
旬
11〜5月に出回り、脂がたっぷりの冬が最盛(11〜3月が目安)。
特徴
深海性のフサカサゴ科で、真っ赤で目と口が大きい。キンメダイと似るが別種。白身で血合い少なく、皮下〜身全体に脂が混ざり甘くとろける。トゲが鋭いので下処理は注意。
産地
北海道南東部〜房総の太平洋側に多く、主産地は北海道・青森・岩手・宮城・福島。
調理法
煮付け(肝も旨い)、塩焼き、酒蒸し、一夜干し、鍋や潮汁。小ぶりは唐揚げで骨まで、鮮度良好なら刺身・皮霜造りも。
価格帯
小型でも高値になりやすい高級魚。豊洲平均卸1kg約5,092円(2025年11月)など、網走の釣り物は1万円/kg超の例も。
▶キンキとキチジは同じ魚?
淡水魚の画像と解説

鯰(なまず)
旬
一般に春〜夏がおいしいとされる。漁獲後は泥抜きして使うのが基本。
特徴
鱗がなく粘液が多い。白身は淡白でクセが少なく、皮に旨味があり、加熱しても硬く締まりにくい(泥臭さは泥抜きと下処理で抑える)。
産地
国内は北海道南部〜九州の河川・湖沼に広く分布。名物の埼玉・吉川では養殖も行われ、琵琶湖周辺にも食文化が残る。
調理法
蒲焼き、天ぷら、煮付け・みそ汁など汁物、鮮度が良ければ「洗い」も。
価格帯
国産活は1kg2,000円前後の販売例があり、輸入の養殖ナマズ(フィレ等)はkg700円台〜と幅が大きい。
▶カンボジアでは「チャー」と呼ばれるナマズ

鯉(こい)
旬
通年食べられるが、福島の鯉料理は「冬場に出荷が盛ん」とされる。
特徴
淡白な白身で、清流育ちの「佐久鯉」は身が引き締まり臭みが少なく脂が適度
産地
長野県佐久市(佐久鯉)や福島県郡山など、内陸の養殖・郷土食文化が有名。
調理法
刺身の「あらい」(湯洗い→氷水で締める)、味噌仕立ての鯉こく、うま煮、酒塩焼きなど。
価格帯
活鯉1尾約1kgで2,808円の販売例があり、加工や産地で幅が出る。
▶日本各地で親しまれてきた淡水魚の代表格「こい」

鯔(ぼら)
旬
10〜1月が目安。水温が下がる冬の「寒ボラ」は脂がのり、刺身でも狙われる。
特徴
沿岸〜汽水域にすみ、個体や水域で臭みが出やすいが、血抜き・湯引きで上品な白身に。卵巣は珍味カラスミの原料。
産地
北海道以南の各地に広く分布し、瀬戸内や東京湾〜河口域でも普通に見られる。
調理法
刺身・洗い、湯引き、塩焼き、フライ/ムニエル、汁物が定番。
価格帯
身は手頃〜中価格だが、豊洲平均卸で1kg約2,196円(2025年11月例)など相場で上下。ボラ子は高値になりやすい。
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鮒(ふな)
旬
宍道湖の寒鮒は11月末〜3月末がおいしい。越冬のため身が締まり脂がのる。
特徴
フナはギンブナ等の総称(全長15〜40cm)で、鮮度が命。汽水湖育ちは泥臭さが少ないとされる。
産地
日本各地の河川・湖沼など流れの緩い淡水域に広く分布し、島根・宍道湖の寒鮒は漁獲が少なく県外流通が少ない。出雲地方では正月料理として食べる風習も残る。滋賀・琵琶湖はニゴロブナが名物。
調理法
小鮒の甘露煮、鮒味噌、刺身の「あらい」、寿司の原点ともいわれる発酵の鮒ずし(芳醇な香りと酸味)。
価格帯
活は小型で1尾350円程度の例、寒鮒は地元中心で相場は変動。鮒ずしは1尾5,616円〜。
▶フナの詳しい情報はこちら

田螺(たにし)
旬
寒い時期に旨みが出やすく、冬〜春先が食べ頃とされます。
特徴
田んぼ・用水路にすむ淡水の巻貝。泥抜きでクセが減り、シジミに似たコクのあるだしが出ます。
産地
全国の淡水域に分布し、神奈川・厚木(飯山温泉周辺)などで郷土料理としても扱われます。
調理法
洗浄→泥抜き→下ゆでが基本。味噌汁、味噌煮(山椒合わせ)などが定番です。
価格帯
流通は多くなく、通販例では冷凍田螺500gが約¥950、生体は1kg約¥900程度から見られます。
▶カルシウム含有量が多いタニシの詳しい解説はコチラ
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貝類の画像と解説

蛤(はまぐり)
旬
一般に2〜5月(春)。産地によっては産卵前の6〜7月に身が太って旨みが濃くなります。
特徴
ふっくらした身に、貝の旨み(コハク酸)+甘みの出るアミノ酸が多く、上品なだしが取れます。
産地
三重(桑名)、千葉(九十九里)、茨城(鹿島灘)などが代表的です。
調理法
潮汁、酒蒸し、焼きはまぐり、煮はまぐりが定番で、加熱しすぎないのがコツです。
価格帯
相場は時期で変動しますが、豊洲の平均卸は1kgあたり約1,178円(2025年11月の例)。
▶祝いに欠かせない「ハマグリ」を詳しく解説

赤貝(あかがい)
旬
12〜3月が最盛で、冬〜春に身が太ります。
特徴
身が赤いのは血色素(ヘモグロビン系)を持つため。コリッとした歯ごたえと甘みが魅力です。
産地
国産は宮城・名取(閖上)が高級品として有名。生息は北海道以南の内湾泥底など。
調理法
刺身・寿司、酢の物(ぬた)、さっと湯引き、酒蒸しなど。
価格帯
豊洲の平均卸は1kgあたり約1,167円(2025年11月例、相場変動あり)。
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牡蠣(かき)
旬
真牡蠣は主に11〜3月、岩牡蠣は6〜8月が食べ頃。真牡蠣は6〜8月が産卵期で味が落ちやすいです。
特徴
濃厚でクリーミー。「海のミルク」と呼ばれ、グリコーゲンやコハク酸由来のコクとうま味が出ます。
産地
養殖は広島が生産量約60%で最大、次いで宮城・岡山などが主産地です。
調理法
生食(生食用表示のもの)、焼き・蒸し・酒蒸し、カキフライ、鍋や炊き込みご飯など幅広く合います。
価格帯
相場は変動しますが、豊洲平均卸は殻付き系で1kg約1,233円、剥き身で1kg約2,883円(2025年11月例)。通販では加熱用約1kgで3,200円例もあります。
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海松貝(みるがい)
旬
冬の寒い時期〜春先(〜4月頃)、産卵前が食べ頃。
特徴
水管のコリコリ感と上品な甘みが魅力の高級二枚貝で、貝柱やヒモも旨い。鮮度落ちが早いので活が理想で、触って水管がキュッと縮む個体が良い目安。近年は本ミルの漁獲が減り、代わりに白ミル(ナミガイ)が流通することも多い。
産地
愛知(三河湾)や瀬戸内などの砂泥地が代表。
調理法
刺身・寿司(刺身は水管の皮をむいて薄切り)、さっと湯引き、塩焼き、バター焼き。
価格帯
豊洲の平均卸は1kg約4,472円(2025年11月)などで高級。月で上下し、夏に高く1月に下がりやすい傾向も。通販では国産1kgが1万円台の例もある。
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平貝(たいらがい)
旬
冬〜春が食べ頃で、流通は3〜4月に多め。
特徴
タイラギ(平貝/タイラガイ)。大きな貝殻を持ち、貝柱は甘みと濃厚な旨味、しっかりした歯ごたえで「貝柱の王様」とも。
産地
三河湾・播磨灘・備讃瀬戸・伊予灘などが主要で、かつては有明海も大産地。
調理法
刺身・寿司、炙り、バター焼き、フライなど。
価格帯
豊洲平均卸は1kg約1,603円(2025年11月例)、冷凍の貝柱は1kg約2,867円の例。通販は500gで2,000〜4,000円前後が目安。
▶平貝の栄養素はこちらをご覧ください

北寄貝(ほっきがい)
旬
通年流通するが、身が締まり味が乗る冬〜初春が特におすすめ。東京市場では12月の扱いが多い。
特徴
寒海性の二枚貝で正式名ウバガイ。甘みのあるシコシコ食感でジューシー。タウリンや旨み成分も多い。苫小牧は殻長9cm以上のみ水揚げ、産卵期(5〜6月)は禁漁。
産地
北海道が中心で、とくに苫小牧は全国の約16%を占める年も。青森・福島などにも出荷。
調理法
刺身・寿司、さっと湯通ししてサラダ、バター焼き、炊き込み(ほっき飯)。カレーは仕上げ前に入れて硬化を防ぐ。
価格帯
豊洲平均卸は1kg約1,065円(2025年11月例)。北海道の店頭相場は1kg1,500円前後の目安も。
▶詳しく北寄貝を知る

浅利(あさり)
旬
春4〜5月と秋9〜10月が身入りが良く、旨みが増す時期。
特徴
内湾の砂泥にすむ二枚貝で、殻模様が多彩。コハク酸などの“貝のだし”が強く、下処理(砂抜き)で風味が整う。
産地
東京湾・伊勢湾・三河湾・瀬戸内海などで水揚げされ、愛知は漁獲量日本一(2022年)。
調理法
味噌汁、酒蒸し、深川飯、スープパスタ(ボンゴレ)など、汁ごと旨みを活かす料理が向く。
価格帯
豊洲市場の平均卸は1kgあたり約1,013円(2025年11月)で、店頭はこれより上で時期・産地で上下。
▶アサリの保存法はコチラ

蜆(しじみ)
旬
年中流通しますが、春〜初夏がおいしい。東京都市場では出回りは7月頃が多いです。
特徴
汽水域の砂泥にすむヤマトシジミが主流。オルニチン等を含み、砂抜きで旨みが澄みます。
産地
島根(宍道湖)を筆頭に、青森(十三湖・小川原湖)など各地の汽水湖・河口域で水揚げ。
調理法
みそ汁・潮汁、酒蒸しやワイン蒸し、炊き込みご飯、パスタなど“汁ごと”が向きます。
価格帯
豊洲の平均卸は1kg約649円(2025年11月)で比較的手頃(相場で変動)。
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帆立貝(ほたてがい)
旬
夏(5〜8月)は貝柱が太って甘みが出やすく、冬(12〜3月)は卵・白子やベビーホタテが旬。
特徴
肉厚で、甘みはグリコーゲン由来。グルタミン酸など旨み成分も多く、加熱で食感が変わる。
産地
養殖の中心は北海道、次いで青森・宮城(漁獲も北海道が大きい)。
調理法
刺身・寿司、バター焼き、フライ、酒蒸し、炊き込み(ほっき飯系)など万能。
価格帯
相場変動はあるが、豊洲の平均卸で1kgあたり約1,000円前後の月がある(例:2025年11月)
▶詳しくは帆立貝の解説ページへ

青柳(あおやぎ)
旬
春(2〜4月)が代表で、身入りが良くなります。
特徴
バカガイをむいた時の橙色の足(舌切り)を「青柳」と呼び、コリコリ食感と上品な甘み。内湾の砂泥に多く、鮮度落ちが早め。
産地
北海道、東京湾、伊勢湾・三河湾、瀬戸内など(名は旧産地の地名に由来)。
調理法
刺身・寿司、酢の物、ぬた。貝柱(小柱/あられ)は天ぷら・かき揚げにも。
価格帯
豊洲平均卸は1kg約2,781円(2025年11月例、相場変動)。部位では貝柱の方が高めです。
その他の魚介類

石蓴(あおさ)
旬
主に1〜5月。三重では2〜4月が漁期で、早春に摘み取りが盛ん。
特徴
磯の香りが強い海藻。流通する「あおさのり」はヒトエグサが主で、やわらかくヌルッとした食感、色が濃いほど良品とされる。
産地
全国生産の約6割が三重で、愛知・愛媛などでも養殖(湾口や河口付近で育つ)。
調理法
味噌汁・吸い物は仕上げに加えて香りを残す。天ぷら、佃煮、酢の物、卵焼きにも合う。
価格帯
乾燥は40gで約1,250円、100gで約2,376円など(産地・等級で上下)。

海苔(のり)
旬
養殖の収穫期は概ね10月中頃〜4月の初めごろで、初摘み(11〜12月)が香り高いとされます。
特徴
主流はスサビノリ等の「クロノリ」を板状(乾海苔)にしたもの。炙ると香りと旨みが立ち、パリッとします。
産地
有明海沿岸(佐賀・福岡・熊本など)と瀬戸内(兵庫)などが代表で、兵庫は生産量19.0億枚で3年連続日本一(R6漁期)。
調理法
おにぎり・寿司、刻んで和え物、味噌汁や麺のトッピング、佃煮など幅広く使えます。
価格帯
相場は変動が大きく、共販単価は兵庫で22.8円/枚(R6漁期)、熊本の初入札平均は43.37円/枚(2025年度)など。

松藻(まつも)
旬
冬〜春、とくに3〜4月頃(春の手摘みが多い)。
特徴
松葉のような糸状の海藻で、湯通しすると鮮やかな緑に変わり磯の香りが強い。
産地
青森下北(マツボ)、宮城・岩手(焼きまつも)、北海道(函館など)の例。
調理法
生はさっと湯通ししてご飯にのせたり、味噌汁・すまし汁に。焼きはそのまま肴やふりかけにも。
価格帯
希少でやや高め。乾燥20g前後で約950円、10g×3袋で千円台の販売例。

鶏冠菜(とさかのり)
旬
3〜8月が目安(地域差あり)。
特徴
生は赤く、湯通しで鮮やかな緑に変化。プリプリ・コリコリの歯ごたえで、味は控えめだが彩り役に強い。
産地
本州太平洋岸中南部〜瀬戸内海、九州西岸に分布。
調理法
塩蔵は塩抜き→湯通しで、刺身のつま・酢の物・海藻サラダに。加熱は火を止めた余熱程度が溶けにくい
価格帯
通販例で乾燥50gが約1,000円前後、塩蔵500gが1,700〜2,600円程度。

若布(わかめ)
旬
生わかめは主に2〜5月で、春の収穫期にだけ店頭に並びやすいです。
特徴
生は褐色ですが湯通しで鮮やかな緑に変化し、磯の香りとやわらかいコリコリ感が魅力。
産地
養殖の中心は宮城・岩手が大きく、徳島(鳴門)などでも生産されます。
調理法
しゃぶしゃぶ、味噌汁、酢の物、サラダなどは“火を入れすぎない”のがコツ。
価格帯
豊洲平均卸は生ワカメ868円/kg(2025年11月)で、干ワカメは1,602円/kgの例(同月)など相場で上下。

青海苔(あおのり)
旬
すじ青のり(青海苔)は漁期が年2回で、寒のり11〜2月/春のり4〜5月が食べ頃。
特徴
海水と淡水が混じる汽水域の石に付着して育ち、青のりと“あおさ”は別海藻。爽やかな磯香が非常に強く、熱を入れるとさらに立つ。乾燥品は旨みが深まり、青味が強く退色していないものが良品。
産地
高知・四万十川河口の天然が名物で、料亭向けにも出荷(近年は減少)。
調理法
味噌汁・吸い物は火を止めてから散らす/天ぷら・佃煮/焼きそば・お好み焼き、うどん・おにぎりの仕上げにも。香り重視なら加熱しすぎない。
価格帯
乾燥10gで約500円前後、天然の上物はさらに高く、粉末は香りが飛びやすいので密閉して早めに使い切る。
2月|旬の魚介類まとめ
2月は冬の寒さが続き、魚介類がさらに美味しさを増す季節です。
脂がのった寒サバや鰆(サワラ)、濃厚な旨味の牡蠣、甘みの強いズワイガニなど。
冬ならではの魚介類が食卓を彩ります。
寒サバの塩焼きや牡蠣の土手鍋は、この季節ならではの定番料理です。2月の冷たい空気の中で温かい料理を囲む時間は、体だけでなく心もほっと温めてくれます。
2月の旬魚介は“鍋・焼き”が多くて、当たると幸福度が高い反面、売り場で迷いやすい季節でもあります。「旬の魚をちゃんと食べたいけど、買い物と下処理が続かない…」という人は、魚のサブスクで回すのも手です。私が試している サカナDIY(ふく衛門) は、旬の魚が届いて“捌き方の説明”もあるので、家でも旬を回しやすくなります。▶ サカナDIYの体験レビューはこちら
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