「4月が旬の美味しい果物(フルーツ)って何がある?」
「スーパーに行く前に、今月美味しい野菜をサクッと知りたい!」
春の暖かな陽気とともに、売り場には彩り豊かな食材が並び始めます。でも、いざ買い物に行くと「どれが今一番美味しいの?」と迷ってしまいますよね。
こんにちは。25年以上、和食の世界で旬の食材と向き合ってきた現役調理師です。
この記事では、4月が旬の果物と野菜を、買い物中にもスマホでサクッと確認できる「わかりやすい一覧表」にまとめました。
もちろんリストだけでなく、和風月名や季節の豆知識など、日々の食卓がちょっと豊かになるプロの視点も交えてお届けします。
毎日の献立作りや、とびきり美味しい春のフルーツ選びのヒントとして、ぜひこの保存版リストをご活用ください!
4月|旬の野菜・果物|一覧表

一覧表を確認して「食べてみたい」と感じる食材はありましたか?
これら4月の食材、特に「ふき」や「わらび」などの山菜、そして春の野菜たちは、鮮度がすべてです。スーパーの棚に並んで数日経ち、香りが抜けてしまった素材では、どんなに腕を振るっても「本当の旬の味」は再現できません。
もし、ご自宅で「本物の春の香り」を楽しみたいのであれば、私は無農薬野菜のミレーを強く推奨します。
生産者が収穫したその日に発送し、最短で翌日には手元に届く。この圧倒的なスピードが生む「土の香り」と「えぐみの少なさ」は、料理人にとって最高の調味料です。「せっかく旬の知識を得たのだから、一番美味しい状態で食べてみたい」という方は、プロが認めるこの鮮度を一度体験してみてください。▶調理師が認める鮮度:無農薬野菜のミレーの「旬の野菜セット」はこちら
4月を代表する野菜・果物 7選
グレープフルーツ

旬の時期
4月~5月(春が旬。アメリカ・フロリダ州産やカリフォルニア州産が主流で、国内では熊本などでも栽培されています。亜熱帯原産の柑橘類で、果実がブドウのように房状につることから「グレープフルーツ」と名付けられました。4月は果汁が多く、酸味と甘みのバランスが良い時期。ホワイト種とルビー種があります)
主な栄養素
ビタミンC、クエン酸、カリウム、食物繊維(ペクチン)、ナリンギン、リモネンが含まれています。ホワイト種よりルビー種の方がリコピンやβカロテンを多く含みます。独特の苦味成分はナリンギンで、グレープフルーツ特有の風味を生み出しています。
選び方のコツ
持ったときにずっしりと重いもの、皮がなめらかで色が濃いもの(ホワイト種は黄色、ルビー種はピンクがかった黄色)、皮にハリとツヤがあるもの、形が丸く左右対称のもの、傷や変色がないものを選びましょう。軽いものは果汁が少なく乾燥している可能性があります。皮が厚すぎるものは果肉が少ない傾向があります。
おすすめの調理法
生食、フレッシュジュース、サラダ、ゼリー、スムージー、カクテル、マーマレード(皮)。半分に切ってスプーンですくって食べるのが定番。砂糖やはちみつをかけて食べると、苦味が和らぎます。サラダに加えると、爽やかな酸味がアクセントになります。ジュースにする際は、薄皮ごと絞ると栄養が豊富ですが、苦味が出ます。
保存方法
常温で風通しの良い涼しい場所に置いて保存(1週間程度)。直射日光を避け、通気性の良い場所で保管しましょう。冷蔵庫で保存する場合は野菜室で保存(2週間程度)。乾燥を防ぐためポリ袋に入れるか、新聞紙で包んで保存します。カットしたものはラップでしっかり包んで冷蔵庫で保存し、2~3日で使い切りましょう。
→グレープフルーツの詳しい情報はコチラ
キウイフルーツ

旬の時期
国産(愛媛、福岡、佐賀など)は11月頃から収穫されますが、貯蔵・追熟を経て4月頃に最も甘みがのった状態で出回ります。5月以降はニュージーランド産などの輸入物へ切り替わる時期にあたるため、国産特有の濃厚な味わいを楽しめる貴重なタイミングです。4月は春の献立に彩りを添える果物として重宝されます。
主な栄養素
ビタミンC、食物繊維、カリウム、タンパク質分解酵素のアクチニジンが豊富に含まれています。日々の健康維持や美容を意識される方に適した栄養素を効率よく補給できるのが特徴です。脂っこい食事の後のデザートとしても相性が良く、口の中をさっぱりとさせてくれます。
選び方のコツ
形が綺麗な卵型で、表面の産毛が均一に生え、皮に張りがあるものを選びましょう。熟度を確認する際は、横から強く押さずに上下(ヘタとお尻の部分)を指で軽く挟み、弾力を感じるものが食べ頃です。調理師の視点では、手に持ったときにずっしりと重みがあるものほど、果汁が詰まっていて良質と判断します。
おすすめの調理法
生食(デザート、サラダ)、肉料理の下処理、ソース、和え物。タンパク質分解酵素の働きにより、硬い肉と一緒に漬け込むと驚くほど柔らかく仕上がる調理効果があります。白和えやヨーグルト和えの衣とも相性が良く、独特の酸味がアクセントになります。魚介のカルパッチョに添えると、春らしい爽やかな一皿になります。
保存方法
硬いものは常温で保存し、早く熟成させたい場合はリンゴやバナナと一緒に袋に入れます。食べ頃になったものは、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(2~3日)。カットしたものは酸化しやすいため、密閉容器に入れて早めに食べきりましょう。長期保存する場合は、皮を剥いて輪切りにし、重ならないようにラップで包んで冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。
→キウイフルーツの詳しい情報はコチラ
河内晩柑

旬の時期
4月中旬~6月頃(愛媛県や熊本県が主な産地です。見た目や味わいから「和製グレープフルーツ」とも呼ばれますが、グレープフルーツ特有の苦味は少なく、上品な甘さと爽やかな香りが特徴です。4月は果実の中に果汁がたっぷりと蓄えられ、初夏の訪れを感じさせる瑞々しい味わいが最も楽しめる時期です)
主な栄養素
ビタミンC、クエン酸、食物繊維が含まれています。特にビタミンCが豊富で、日々の健康を維持したい方に適した栄養素を効率よく補給できます。クエン酸の爽やかな酸味は、毎日の生活の中で気分をリフレッシュさせたい時にぴったりです。
選び方のコツ
手に持った時にずっしりと重みを感じるもの、皮に艶と張りがあるものを選びましょう。皮が少しデコボコしていても味に影響はありませんが、極端に柔らかいものは避けます。調理師の視点では、皮のきめが細かく、色が鮮やかなものほど中身が充実して果汁が多いと判断します。
おすすめの調理法
生食、生搾り汁(飲み物やソース)、果実和え、寒天寄せ。皮を剥いてそのまま食べるのが一番ですが、調理師としては魚介類と合わせた「和え物」もおすすめです。酸味が穏やかなので、帆立や真鯛などの白身魚ともよく合います。厚い外皮を器として利用し、盛り付けに工夫を凝らすと食卓が華やかになります。
保存方法
乾燥に弱いため、保存袋に入れて風通しの良い涼しい場所、または冷蔵庫の野菜室で保存します。目安は1週間から10日程度です。皮が厚いため比較的日持ちはしますが、時間が経つと水分が抜けて食感が悪くなるため、早めに食べるのが一番です。
→河内晩柑の詳しい情報はコチラ
三宝柑(サンポウカン)

旬の時期
3月下旬~4月頃(和歌山県が主な産地です。江戸時代に和歌山城内にあった木が起源とされ、当時はその希少さから三方という台に載せて殿様に献上されたことが名前の由来といわれています。4月は果実が十分に熟し、爽やかな香りと甘みが最も際立つ時期です。春の会席料理やおもてなしのデザートとして、プロの現場でも重宝される高級感のある柑橘です)
主な栄養素
ビタミンC、クエン酸、ペクチンが含まれています。ビタミンCは日々の健康を維持したい方に大切な栄養素で、クエン酸は気分をリフレッシュさせたい時に最適です。また、皮に多く含まれる成分は、春の献立に清々しい香りのアクセントを添えてくれます。
選び方のコツ
皮の色が鮮やかな橙色で、表面に張りと艶があるものを選びましょう。手に持った時にずっしりと重みを感じるものは、果汁がたっぷりと詰まっています。調理師の視点では、三宝柑最大の特徴である上部の「デコ」の部分がしっかりとしていて、皮に傷や変色がないものほど、器として利用した際に見栄えが良くなると判断します。
おすすめの調理法
生食、ゼリー、蒸し物(三宝蒸し)、ジャム。皮が厚くて加工しやすいため、中身をくり抜いて「器」として使うのが調理師おすすめの活用術です。果汁を絞って寒天やゼラチンで固めたゼリーを器に戻したり、白身魚や海老を詰めて蒸し上げたりすると、三宝柑特有の華やかな香りが料理全体に広がります。
保存方法
乾燥を防ぐためにポリ袋に入れ、風通しの良い涼しい場所、または冷蔵庫の野菜室で保存します。目安は1週間程度ですが、香りが命の柑橘ですので、なるべく早めに使い切るのが一番です。器として使用する場合は、使う直前まで乾燥させないように注意することで、鮮やかな色味を保つことができます。
→三宝柑の詳しい情報はコチラ
苺

旬の時期
12月~5月頃(4月は最も出荷量が多く、様々な品種が店頭に並ぶ最盛期です。冬の寒さを越えて春の陽光を浴びた苺は、香りが一段と強く、甘みと酸味のバランスが整うのが特徴です。デザートの主役としてはもちろん、和食の献立に春の彩りを添える食材としても非常に重宝します)
主な栄養素
ビタミンC、葉酸、カリウム、ポリフェノールの一種であるアントシアニンが含まれています。特にビタミンCが豊富に含まれており、日々の健康維持や元気な体づくりを意識されている方に適した栄養素を、美味しく手軽に補給できるのが魅力です。
選び方のコツ
全体がムラなく赤色に染まり、表面に独特の艶があるものを選びましょう。ヘタがピンと立っていて、鮮やかな緑色のものが新鮮な証拠です。調理師の視点では、ヘタの付け根までしっかりと赤く、粒の表面にある種のような部分が赤く盛り上がっているものほど、熟度が高くて甘みが強いと判断します。
おすすめの調理法
生食、サラダ、和え物、ソース。そのまま食べるのが一番ですが、調理師としては「白和え」の具材に加えるのも一案です。豆腐の衣と苺の爽やかな酸味は意外なほど相性が良く、上品な先付けになります。また、細かく刻んでオリーブオイルや塩と合わせ、白身魚のカルパッチョのソースに使うと、春らしい華やかな一皿に仕上がります。
保存方法
水洗いをすると表面がふやけて傷みが早まるため、食べる直前まで洗わないのが基本です。乾燥を防ぐためにパックのままポリ袋に入れるか、重ならないように並べて冷蔵庫の野菜室で保存します。目安は2~3日程度です。使い切れない場合は、ヘタを取って砂糖を軽くまぶし、密閉容器に入れて冷凍保存すれば、自家製のジャムやソースとして長く楽しめます。
→苺について詳しい情報はコチラ
八朔(はっさく)

旬の時期
1月中旬~4月頃(和歌山県が日本一の産地です。8月1日(八朔)の頃から食べられるようになったのが名前の由来ですが、実際には冬に収穫して貯蔵し、酸味を抜いてから出荷されます。4月は酸味が十分に落ち着き、独特の苦味と甘みのバランスが最も良くなる、いわば「完熟」の時期です)
主な栄養素
ビタミンC、クエン酸、ナリンギンが含まれています。ビタミンCは日々の健康を維持したい方に大切な栄養素です。特有の苦味成分であるナリンギンやクエン酸の爽やかな酸味は、毎日の生活の中で気分をリフレッシュさせたい時に最適です。
選び方のコツ
皮に張りと艶があり、色が鮮やかな橙色のものを選びましょう。手に持ったときにずっしりと重みを感じるものは、果汁がたっぷりと詰まっています。調理師の視点では、皮が浮いているような感触(浮き皮)がなく、身が引き締まっているものほど、中の粒が瑞々しくて新鮮であると判断します。
おすすめの調理法
生食、和え物、サラダ、寒天寄せ(ゼリー)、マーマレード。そのまま食べるのが一般的ですが、調理師としては「和え物」の具材にするのもおすすめです。独特の苦味と酸味は、生ハムや魚介類のマリネと意外なほど相性が良く、大人の味わいに仕上がります。また、皮が厚いので、中身をくり抜いて器にすると、春の献立を彩る素敵な一品になります。
保存方法
乾燥を防ぐためにポリ袋に入れ、風通しの良い涼しい場所、または冷蔵庫の野菜室で保存します。目安は1週間から2週間程度です。皮が厚いため比較的日持ちする果物ですが、徐々に水分が抜けていくため、八朔特有の「ぷりっ」とした食感を楽しむなら、なるべく早めに食べるのが一番です。
→八朔の詳しい情報はコチラ
夏蜜柑

旬の時期
4月中旬~6月頃(主な産地は山口県や熊本県です。冬に収穫されますが、そのままでは酸味が強すぎるため、貯蔵して酸を抜く「ポンス」という工程を経てから春に出回ります。4月は酸味の角が取れ、爽やかな香りと独特の苦みのバランスが整う時期です。名前に「夏」と付く通り、初夏の訪れを告げる代表的な柑橘です)
主な栄養素
ビタミンC、クエン酸、ペクチンが含まれています。ビタミンCは日々の健康維持に欠かせない栄養素です。クエン酸のしっかりとした酸味は、毎日の生活の中で気分をリフレッシュさせたい時に最適です。また、皮に含まれる香り成分は、調理の際に清々しいアクセントを添えてくれます。
選び方のコツ
皮の色が鮮やかな橙色で、表面に張りがあり、手に持った時にずっしりと重みを感じるものを選びましょう。調理師の視点では、皮が浮いているような感触がなく、身がしっかりと詰まっているものほど果汁が豊富で、夏蜜柑特有の瑞々しさを楽しめると判断します。
おすすめの調理法
ゼリー、マーマレード、サラダ、和え物。強い酸味を活かして、お菓子作りや料理のアクセントに使うのが調理師おすすめの活用術です。果肉をほぐして、タコやイカなどの魚介類と合わせた「酢の物」や「マリネ」にすると、酸味が調味料の代わりとなり、非常にさっぱりといただけます。また、厚い皮を砂糖で煮詰めてピールにすると、お茶請けとしても喜ばれます。
保存方法
乾燥を防ぐためにポリ袋に入れ、風通しの良い涼しい場所、または冷蔵庫の野菜室で保存します。目安は1週間から2週間程度です。比較的日持ちする果物ですが、徐々に水分が抜けて皮が萎びてくるため、夏蜜柑らしい爽快な風味を味わうなら、なるべく早めに食べるのが一番です。
→夏蜜柑の詳しい情報はコチラ
4月を代表する野菜・果物9選
ふき

旬の時期
3月~5月(春が旬。愛知、群馬、秋田などが主な産地。日本原産の山菜で、古くから食用とされてきました。早春にふきのとう(つぼみ)が出た後、茎が伸びて食用になります。栽培ものと天然ものがあり、愛知の「愛知早生ふき」は太く柔らかいのが特徴です。4月は茎がしっかりと育ち、風味豊かで美味しい時期です)
主な栄養素
カリウム、食物繊維、カルシウム、葉酸、ポリフェノール類が含まれています。水分が多く、低カロリーな野菜です。独特の香り成分とほろ苦さが特徴で、春の味覚として親しまれています。
選び方のコツ
茎が太く、まっすぐ伸びているもの、緑色が鮮やかで変色していないもの、切り口がみずみずしく変色していないもの、葉がついている場合は葉がしおれていないもの、筋が硬くなりすぎていないものを選びましょう。茎が細すぎるものは風味が弱く、太すぎるものは筋が硬い傾向があります。持ったときにハリがあるものが新鮮です。
おすすめの調理法
煮物(油揚げと煮る、佃煮)、きゃらぶき、炒め物、天ぷら、味噌汁。下処理として、板ずりをして塩もみし、筋を取り除いてから調理します。きゃらぶきは甘辛く煮詰めた保存食で、ご飯のお供に最適。独特の香りとほろ苦さが春を感じさせます。油揚げと一緒に煮ると、ふきの香りが引き立ちます。
保存方法
下処理前は濡れた新聞紙に包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(2~3日)。下処理後は水に浸して密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存(3~4日)。水は毎日替えましょう。長期保存する場合は、下茹でしたものを小分けにして冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。きゃらぶきにすれば、冷蔵庫で2週間程度保存できます。
→蕗の詳しい情報はコチラ
わらび

旬の時期
4月~6月(春から初夏が旬。山形、秋田、長野などが主な産地。全国の山野に自生するシダ植物の若芽で、山菜の代表格。「山菜の女王」とも呼ばれます。4月は柔らかく風味が良い時期で、5月以降は成長が進み固くなります。栽培ものもありますが、天然ものは香りが強く人気があります)
主な栄養素
食物繊維、βカロテン、ビタミンE、葉酸、カリウムが含まれています。アクが強いため、必ずアク抜きをしてから食べます。独特のぬめりと食感が特徴です。
選び方のコツ
茎が太く短いもの、穂先が開いていないもの、濃い緑色で全体的に産毛が生えているもの、折れたり傷んだりしていないもの、根元の切り口がみずみずしいものを選びましょう。穂先が開いているものは成長しすぎて固く、アクも強くなっています。長さ20~30cm程度の若い芽が柔らかく美味しいです。
おすすめの調理法
おひたし、和え物(胡麻和え、白和え、酢味噌和え)、煮物、炊き込みご飯、天ぷら、味噌汁。アク抜きは重曹または木灰を使い、一晩水に浸けます。おひたしが定番で、独特のぬめりと食感、ほろ苦さが楽しめます。油揚げと煮たり、卵とじにしても美味しいです。天ぷらにすると香りが引き立ちます。
保存方法
アク抜き前は新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存(1日)。できるだけ早くアク抜きをしましょう。アク抜き後は水に浸して密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存(3~4日)。水は毎日替えます。長期保存する場合は、アク抜き後に水気を切って小分けにし、冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。塩漬けにして保存する方法もあります。
→蕨の詳しい情報はコチラ
ぜんまい

旬の時期
4月~6月(春から初夏が旬。山形、秋田、新潟などが主な産地。全国の山野に自生するシダ植物の若芽で、綿毛に覆われた渦巻き状の形が特徴。わらびと並ぶ代表的な山菜です。4月は柔らかく風味が良い時期。乾燥させた「干しぜんまい」は保存食として古くから利用されています)
主な栄養素
食物繊維、ビタミンA(βカロテン)、ビタミンE、カリウム、鉄分が含まれています。わらびよりもアクが少なく、独特のぬめりとシャキシャキした食感が特徴です。
選び方のコツ
渦巻き状にしっかり巻いているもの、綿毛がたっぷりついているもの、茎が太く短いもの、緑色が鮮やかなもの、傷や変色がないものを選びましょう。渦巻きが開いているものは成長しすぎて固くなっています。長さ15~20cm程度の若い芽が柔らかく美味しいです。雄株(胞子をつけない)と雌株(胞子をつける)があり、雄株の方が柔らかく食用に適しています。
おすすめの調理法
煮物(油揚げ、厚揚げと煮る)、炒め物、和え物、炊き込みご飯、天ぷら。綿毛を取り除き、アク抜きをしてから調理します。アク抜きは重曹を使うか、たっぷりの湯で茹でます。煮物が定番で、だしをよく吸い込み、トロッとした食感が楽しめます。油との相性が良く、炒め物にも向いています。
保存方法
生のものは綿毛を取らずに新聞紙に包んで冷蔵庫の野菜室で保存(1~2日)。できるだけ早くアク抜きをしましょう。アク抜き後は水に浸して密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存(3~4日)。水は毎日替えます。長期保存する場合は、アク抜き後に水気を切って小分けにし、冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。天日干しにして干しぜんまいにすれば、長期保存できます。
→ゼンマイの詳しい情報はコチラ
こごみ

旬の時期
4月~5月(春が旬。山形、秋田、新潟などが主な産地。正式名称はクサソテツで、渦巻き状に巻いた若芽を食用にします。山菜の中でもアクが少なく、下処理が簡単なため人気があります。4月は柔らかく、独特のぬめりとシャキシャキした食感が楽しめる時期。栽培も盛んで、安定して流通しています)
主な栄養素
ビタミンE、ビタミンK、βカロテン、食物繊維、葉酸、カリウムが含まれています。山菜の中でもアクが少なく、クセがないため食べやすいのが特徴です。
選び方のコツ
渦巻き状にしっかり巻いているもの、茎が太く短いもの、鮮やかな緑色のもの、葉が開いていないもの、傷や変色がないものを選びましょう。葉が開いているものは成長しすぎて固くなっています。長さ10~15cm程度の若い芽が柔らかく美味しいです。持ったときにハリがあり、みずみずしいものが新鮮です。
おすすめの調理法
おひたし、胡麻和え、サラダ、天ぷら、炒め物、パスタ、味噌汁。アクが少ないため、サッと茹でるだけで食べられます。茹ですぎると食感が悪くなるため、1~2分程度で十分です。クセがなく、どんな料理にも合わせやすいのが魅力。マヨネーズやドレッシングとの相性も良く、サラダにも向いています。バターで炒めても美味しいです。
保存方法
濡らしたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(2~3日)。山菜の中では比較的日持ちしますが、鮮度が落ちやすいため早めに使い切りましょう。下茹でしてから冷蔵保存すると3~4日持ちます。長期保存する場合は、茹でたものを小分けにして冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。
→こごみの詳しい情報はコチラ
パクチー(コリアンダー)

旬の時期
3月~5月、9月~11月(春と秋が旬。静岡、岡山、茨城などが主な産地。タイ料理やベトナム料理に欠かせないハーブで、独特の香りが特徴。「香菜(シャンツァイ)」とも呼ばれます。ハウス栽培により通年出回りますが、4月は露地栽培のものが出回り、香りが強く柔らかい時期です)
主な栄養素
ビタミンC、ビタミンK、βカロテン、ビタミンE、カリウム、カルシウムが含まれています。独特の香り成分にはリナロールやゲラニオールなどが含まれています。少量で強い香りを放つため、薬味として使われることが多いです。
選び方のコツ
葉が鮮やかな緑色でピンと立っているもの、茎がしっかりしているもの、葉がしおれていないもの、根がついているもの(より新鮮)、変色や傷みがないものを選びましょう。葉が黄色く変色しているものや、茎が柔らかくなっているものは鮮度が落ちています。香りが強いものほど新鮮です。
おすすめの調理法
生食(サラダ、薬味、トッピング)、炒め物、スープ、カレー、春巻き、エスニック料理全般。生のまま使うことが多く、フォーやトムヤムクン、ガパオライスなどのトッピングに最適。サラダやサンドイッチにも合います。根の部分はスープやカレーの香りづけに使えます。加熱しすぎると香りが飛ぶため、仕上げに加えるのがおすすめです。
保存方法
根を切らずに、濡らしたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(3~4日)。または、水を入れたコップに茎を挿して冷蔵庫で保存すると長持ちします(1週間程度)。水は2~3日ごとに替えましょう。乾燥に弱いため、早めに使い切るのがおすすめです。冷凍保存も可能ですが、香りと食感は多少落ちます。
→パクチーの詳しい情報はコチラ
絹さや(さやえんどう)

旬の時期
3月~6月(春から初夏が旬。鹿児島、和歌山、愛知などが主な産地。えんどう豆の若いさやを食用にしたもので、薄くて柔らかいさやが特徴。「きぬさや」の名前は、絹のように薄く柔らかいことに由来します。4月は柔らかく甘みがあり、最も美味しい時期です)
主な栄養素
ビタミンC、ビタミンK、βカロテン、食物繊維、葉酸、カリウムが含まれています。緑黄色野菜に分類され、彩りが良く、料理の見た目を華やかにします。
選び方のコツ
さやが鮮やかな緑色で薄く平らなもの、豆の形がはっきり見えないもの、ピンと張っているもの、筋がしっかりしているもの、変色や傷みがないものを選びましょう。豆が大きく膨らんでいるものは成長しすぎて固く、さやが食べづらくなっています。触ったときにパリッと折れるものが新鮮です。
おすすめの調理法
炒め物、煮物、卵とじ、味噌汁、サラダ、天ぷら、彩り野菜として。筋を取り除き、サッと茹でてから使います。茹ですぎると色が悪くなり、食感も損なわれるため、30秒~1分程度で十分です。色鮮やかで料理の彩りに最適。炒め物や煮物の仕上げに加えると、見た目が華やかになります。
保存方法
ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存(3~4日)。乾燥に弱いため、密閉して保存しましょう。鮮度が落ちやすいため、早めに使い切るのがおすすめです。長期保存する場合は、サッと茹でて水気を切り、小分けにして冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。冷凍すると色と食感は多少落ちますが、炒め物や煮物に使えます。
→鞘豌豆の詳しい情報はコチラ
レタス

旬の時期
4月~5月、11月~12月(春と秋が旬。長野、茨城、群馬などが主な産地。ハウス栽培や産地リレーにより通年出回りますが、4月は露地栽培のものが出回り、葉が柔らかく甘みがある時期です。春レタスは冬レタスに比べて葉の巻きがゆるく、みずみずしいのが特徴です)
主な栄養素
ビタミンC、ビタミンK、葉酸、βカロテン、食物繊維、カリウムが含まれています。水分が約95%を占め、低カロリーな野菜です。シャキシャキとした食感が特徴で、サラダの定番野菜です。
選び方のコツ
葉の巻きがふんわりしているもの(春レタス)、持ったときに軽いもの、葉が鮮やかな緑色でみずみずしいもの、芯の切り口が白く変色していないもの、外葉がしおれていないものを選びましょう。重すぎるものは芯が育ちすぎて苦味がある可能性があります。芯の切り口が10円玉くらいの大きさが理想的です。
おすすめの調理法
生食(サラダ、サンドイッチ、ハンバーガー)、レタスチャーハン、レタス鍋、スープ、しゃぶしゃぶ、炒め物。サラダが定番で、ドレッシングとの相性が良いです。加熱する場合はサッと短時間で調理すると、シャキシャキ感が残ります。レタスチャーハンは、最後にちぎったレタスを加えて軽く炒めるのがポイント。鍋やスープに入れると、甘みが出て美味しいです。
保存方法
芯をくり抜いて濡らしたキッチンペーパーを詰め、ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存(1週間程度)。芯をくり抜くことで、葉に栄養が取られず長持ちします。使う分だけ外側から剥がして使うと鮮度が保てます。カットしたものはラップでしっかり包んで冷蔵庫で保存し、2~3日で使い切りましょう。
→レタスの詳しい情報はコチラ
パセリ

旬の時期
3月~5月、9月~11月(春と秋が旬。長野、千葉、福岡などが主な産地。地中海沿岸原産のハーブで、料理の彩りや付け合わせとして使われます。ハウス栽培により通年出回りますが、4月は露地栽培のものが出回り、香りが強く葉が柔らかい時期です。縮れ葉のカーリーパセリと平葉のイタリアンパセリがあります)
主な栄養素
ビタミンC、ビタミンK、ビタミンE、βカロテン、鉄分、カルシウム、食物繊維が含まれています。野菜の中でも特にビタミンやミネラルが豊富で、少量でも栄養価が高いのが特徴です。独特の香り成分にはアピオールが含まれています。
選び方のコツ
葉が鮮やかな緑色でピンと立っているもの、茎がしっかりしているもの、葉がしおれていないもの、縮れがしっかりしているもの(カーリーパセリの場合)、変色や傷みがないものを選びましょう。葉が黄色く変色しているものや、茎が柔らかくなっているものは鮮度が落ちています。香りが強いものほど新鮮です。
おすすめの調理法
付け合わせ、彩り野菜、サラダ、スープ、パスタ、炒め物、天ぷら、ソース(ペルシヤード)。料理の彩りや飾りとして使われることが多いですが、栄養価が高いため積極的に食べるのがおすすめです。みじん切りにしてパスタやスープに加えると、香りが引き立ちます。イタリアンパセリは生食にも向いています。天ぷらにするとサクサクで美味しいです。
保存方法
濡らしたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(1週間程度)。または、水を入れたコップに茎を挿して冷蔵庫で保存すると長持ちします(2週間程度)。水は2~3日ごとに替えましょう。乾燥に弱いため、密閉して保存します。みじん切りにして冷凍保存も可能で、料理に直接使えます(1ヶ月程度)。
→パセリの詳しい情報はコチラ
ニラ

旬の時期
3月~5月(春が旬。高知、栃木、茨城などが主な産地。中国原産の野菜で、独特の香りとスタミナ食材として人気があります。ハウス栽培により通年出回りますが、4月は露地栽培のものが出回り、葉が柔らかく香りが強い時期です。一度収穫しても根から再び伸びるため、年に数回収穫できます)
主な栄養素
βカロテン、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンK、葉酸、カリウム、カルシウム、食物繊維、硫化アリルが含まれています。硫化アリルはニラ特有の香り成分です。緑黄色野菜に分類され、栄養価が高い野菜です。
選び方のコツ
葉が鮮やかな緑色でピンと立っているもの、葉先までしおれていないもの、葉の幅が広いもの、茎が太すぎず細すぎないもの、切り口がみずみずしいものを選びましょう。葉が黄色く変色しているものや、茎が柔らかくなっているものは鮮度が落ちています。香りが強いものほど新鮮です。
おすすめの調理法
炒め物(レバニラ、ニラ玉)、餃子、チヂミ、お好み焼き、鍋、味噌汁、おひたし。加熱しすぎると香りが飛び、食感も悪くなるため、サッと短時間で調理するのがコツです。レバニラやニラ玉が定番。餃子やチヂミの具材としても欠かせません。生でも食べられ、薬味として使うこともできます。根元の部分も美味しく食べられます。
保存方法
濡らしたキッチンペーパーで包んでポリ袋に入れ、冷蔵庫の野菜室で保存(3~4日)。立てて保存すると長持ちします。または、使いやすい長さに切って密閉容器に入れ、冷蔵庫で保存すると便利です(2~3日)。長期保存する場合は、3~4cm程度に切って小分けにし、冷凍保存も可能です(1ヶ月程度)。冷凍したものは炒め物や餃子の具材に使えます。
→にらの詳しい情報はコチラ
春の山菜(ふき、わらび、ぜんまい等)は、アク抜き後の味付けで「素材の緑色」をいかに綺麗に残すかがポイントです。
濃口醤油だと色が黒くなってしまいますが、白だしを正しく使えば、家庭でも料亭のような美しい色合いに仕上がります。調理師が教える「白だし使い方の極意!調理師25年が教える失敗しないコツと人気レシピ」をぜひ参考にしてください。
4月 旬の野菜まとめ
4月は新緑がまぶしく、季節が春から初夏へと力強く移り変わる時期です。新じゃがやグリーンピース、そして山菜といったこの時期の野菜は、その「鮮やかな色」を活かすことこそが、最高のおもてなしになります。
プロの調理師としてアドバイスするなら、こうした繊細な色を濁らせないためには、濃口醤油ではなく「白だし」を賢く使うのが一番の近道です。特に、素材の色彩を美しく保つための「白だし使い方の極意!調理師25年が教える失敗しないコツと人気レシピ」や、春野菜を料亭のような色合いに炊き上げる「【白だし】煮物の色を綺麗に仕上げるコツ!調理師25年が教える黄金比」のコツを知っておくだけで、いつもの食卓がグッと格上げされます。
ただ、最後に一つだけ「プロの隠し事」を明かすなら、どんなに優れた白だしや技法を使っても、素材そのものの鮮度が落ちていれば、色はくすみ、香りは消えてしまいます。
特に4月の繊細な野菜を「本当に美味しい」と感じる状態で手に入れるのは、プロの目で見ても、近所のスーパーでは限界があるのが現実です。
私が自宅でも、現場と同じ「朝採れの香り」を再現するために唯一信頼しているのが、千葉の農家から直送される無農薬野菜のミレーです。収穫したその日に発送されるこの野菜たちは、白だしをほんの少し使うだけで、驚くほど色鮮やかで力強い味に仕上がります。
真鯛や初カツオといった旬の魚介とともに、最高鮮度の野菜で、この季節にしか味わえない贅沢をぜひ楽しんでください。
農林水産省:うちの郷土料理
農林水産省:aff(あふ) バックナンバー 2026年
農林水産省:これからが旬!たけのこで「春」を感じよう


