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国産唐辛子とは

国産唐辛子の生産量トップは栃木県

日本国内で生産される唐辛子のうち、栃木県が生産量で全国トップを誇ります。2018年のデータによれば、全国の16.4％が栃木県産。さらに、大分県や福岡県が続き、この上位3県で国内生産量の約37％を占めています。

地域のブランド

栃木県は辛味が強く香り高い「三鷹唐辛子」が有名です。福岡県では、国内で一番辛いとされる「熊鷹唐辛子」。大分県では「ホットパラソル」や「やまと紅」があります。

都道府県	割合	生産量
栃木県	16.4％	30.012トン
大分県	12.0％	21.96トン
福岡県	8.7％	15.921トン
東京都	7.1％	12.993トン
千葉県	6.0％	10.98トン

唐辛子は緑のままで食べることができる。生唐辛子は乾燥唐辛子にくらべて風味豊かであり、香り高い。
青唐辛子が赤く完熟してから収穫したものを、『赤唐辛子』と呼ぶ
一部の地域では唐辛子の事を「こしょう」と呼ぶ
「鷹の爪」とは唐辛子の品種のことである
健胃薬、凍瘡・凍傷の治療、育毛など薬としても利用されている

ネットで買える「国産」とうがらし

【福岡】熊鷹唐辛子（くまたかとうがらし）

熊鷹唐辛子は国産の唐辛子の品種で国産の中では一番辛いとされる。唐辛子の辛さを計る単位（スコヴィル値）では10万から12万5000とタバスコの58倍、ハバネロと同等の辛さ。辛いだけではなく香りが甘く、バランスのとれた味と評される「熊鷹」

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【栃木】三鷹唐辛子

国産唐辛子の約16％を占める三鷹唐辛子は実が厚く先端がとがっているのが特徴。八房系トウガラシは辛みが弱いがそれを克服し、辛みは強くなっている。

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八房唐辛子（やつぶさとうがらし）

葉の部分を葉唐辛子として使うこともできる「八房唐辛子」。果実がまとまって房なりするところから名づけられた。主に関東で栽培されており、辛すぎない程よい辛さが特徴。スコヴィル値は10万–35万。家庭菜園にされることが多い

国産唐辛子の旬と選び方

青とうがらし

①	②	③	④	⑤	⑥	⑦	⑧	⑨	⑩	⑪	⑫

赤とうがらし

①	②	③	④	⑤	⑥	⑦	⑧	⑨	⑩	⑪	⑫

国産の唐辛子は、夏から秋にかけてが旬の野菜です。青唐辛子は7月から9月、完熟した赤唐辛子は8月から10月に最も美味しくなります。
小さな唐辛子をつけて収穫したものは「葉唐辛子」と呼ばれ6月頃に収穫される。

生の唐辛子を選ぶ際のポイント
ヘタの状態：ヘタの切り口が変色していないものが新鮮です
色合い：鮮やかな色で、ハリとツヤがあるものを選びましょう。

乾燥唐辛子を選ぶ際のポイント
色合い：鮮やかな赤色で、変色や黒ずみがないものを選びましょう
形状：シワが少なく、全体的にハリとツヤがあるものが新鮮です
香り：香りが強く、カビ臭さや異臭がしないものを選びましょう

旬の食材を一覧表を確認したい方はこちら

◆月別◆旬の食材一覧表　～食材カレンダーまとめ～
https://japanese-food.net/seasonal-ingredients-table-2/

とうがらしの英語・漢字表記

Chili （Chilli）
Chili pepper
Hot Pepper
Hot Chili
Red pepper
Green chili pepper

唐芥子
唐辛子
蕃椒

　↓　↓　唐辛子の英語についてはこちらで詳しくまとめています　↓　↓

とうがらしの栄養と健康効果

唐辛子に含まれる「カプサイシン」は血行を促進（冷え性改善）、新陳代謝を活発（ダイエット効果）、胃液や唾液の分泌を促進（食欲増進）などの効果があります。
とうがらしの過剰摂取は胃腸の粘膜を傷つけ、下痢や胃痛を引き起こす可能性があります。個人の体質や健康状態に合わせて適切な量を摂取することが重要です。

ビタミン・ミネラルが豊富で食物繊維の含有量も多い。下記の表は唐辛子100グラムの含有量であり、乾燥状態の100グラムはかなりの量になるので現実的ではないので参考までに。

唐辛子（とうがらし）果実

栄養素	生	乾燥
廃棄率	9 %	0 %
エネルギー	72 ㎉	270 ㎉
水分	75.0 ｇ	8.8 ｇ
タンパク質	3.9 ｇ	14.7 ｇ
脂質	3.4 ｇ	12.0 ｇ
炭水化物	16.3 ｇ	58.4 ｇ
ナトリウム	6 ㎎	17 ㎎
カリウム	760 ㎎	2800 ㎎
カルシウム	20 ㎎	74 ㎎
マグネシウム	42 ㎎	190 ㎎
リン	71 ㎎	260 ㎎
鉄	2.0 ㎎	6.8 ㎎
亜鉛	0.5 ㎎	1.5 ㎎
銅	0.23 ㎎	0.85 ㎎
マンガン	0.27 ㎎	1.08 ㎎
ヨウ素	–	–
セレン	–	–
クロム	–	–
モリブデン	–	–
ビタミンA（レチノール）	–	–
ビタミンA（β-カロテン）	6600 ㎍	14000 ㎍
ビタミンD	–	–
ビタミンE（トコフェロールα）	8.9 ㎎	30.0 ㎎
ビタミンK	27 ㎍	58 ㎍
ビタミンB1	0.14 ㎎	0.50 ㎎
ビタミンB2	0.36 ㎎	1.40 ㎎
ナイアシン	3.7 ㎎	14.0 ㎎
ビタミンB6	1.0 ㎎	3.81 ㎎
ビタミンB12	–	–
葉酸	41 ㎍	30 ㎍
パントテン酸	0.95 ㎎	3.61 ㎎
ビオチン	–	–
ビタミンC	120 ㎎	1 ㎎
食物繊維(総量）	10.3 ｇ	46.4 ｇ

とうがらしの保存方法

生の唐辛子の保存方法

▼冷蔵保存
１唐辛子の水気をキッチンペーパーでしっかり拭き取ります。
２乾燥防止のため、唐辛子をキッチンペーパーで包みます。
３密封袋などに入れ、野菜室で保存

▼冷凍保存
１唐辛子の水気を拭き取ります。
２1本ずつラップで包みます
３密封袋に入れ、冷凍庫で保存します。

乾燥唐辛子の保存方法

完全に乾燥した唐辛子は、湿気を避けるために密閉容器に乾燥剤とともに入れ、冷暗所で保存。

まとめ

おすすめのネットで買える国産唐辛子３選を紹介しました。輸入物が多い中、栃木や福岡、大分などで栽培されています。国産で一番辛いといわれる「熊鷹」国産で一番はどんな辛さなのか？是非試してみてください。

唐辛子は、夏から秋にかけてが旬の野菜です。保存方法は乾燥させるのが一番使いやすく保存期間も長いのでおすすめです。
唐辛子に含まれる「カプサイシン」は血行促進や新陳代謝の向上に役立ちます。特に寒い季節には、体を温める効果が期待されます。

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