伊予柑 いよかん(Iyokan)

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伊予柑
 

伊予柑の旬

いよかん

3月|旬の野菜・果物 一覧表 おいしい野菜・果物
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食材でも春らしい野菜が出てきます。3月が旬の野菜は春キャベツ、土筆、青梗菜、パクチーなど
https://japanese-food.net/march-vegetables-and-fruits/
 

伊予柑とは ~解説

  • タンゴールの一種で「海紅柑」と「大紅みかん」の交配種である
    (タンゴールとは柑橘類の雑種の事を指す)
  • 産地は愛媛県(伊予の国)で名前はここから来たと言われる
  • 皮は厚く、艶のある濃いオレンジ色
  • 皮は手で剥く事が可能だが、厚い皮を手で剥くわずらわしさから敬遠されがち
  • 果肉は柔らかくジューシーで甘みが強い
  • 伊予柑は香りが高く、濃厚な味わい
  • 約9割が愛媛県産
 

良い伊予柑の見分け方

  • ヘタが小さい物が良い
  • 皮に張りと艶があるものが良い
  • 濃いオレンジ色の物が良い
  • 持った時に重く感じるものが良い
 

保存方法

  • 風通しの良い常温で保存する
  • 暖房など暖かい場所を避ける
  • 冷蔵庫で保存するときは乾燥しないように袋に入れる
 

主な品種群

  • 弥生紅(やよいべに)
  • 宮内いよかん
 

伊予柑を使った料理

  • サラダ
  • ジャム
  • ピール
  • ジュース
  • マリネ
  • ソース
  • ドレッシング
 

伊予柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

いよかん(生)

栄養素砂じょう
廃棄率40 %
エネルギー50 ㎉
水分86.7 g
タンパク質0.9 g
脂質0.1 g
炭水化物11.8 g
ナトリウム2 ㎎
カリウム190 ㎎
カルシウム17 ㎎
マグネシウム14 ㎎
リン18 ㎎
0.2 ㎎
亜鉛0.1 ㎎
0.04 ㎎
マンガン0.07 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.1 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.06 ㎎
ビタミンB20.03 ㎎
ナイアシン0.3 ㎎
ビタミンB60.07 ㎎
ビタミンB12
葉酸19 ㎍
パントテン酸0.36 ㎎
ビオチン
ビタミンC35 ㎎
食物繊維(総量)1.1 g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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椪柑 ぽんかん(Ponkan mandarins)

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ぽんかん
 

椪柑の旬

ぽんかん

1月の旬の野菜と果物: 日本の冬の味を楽しむ – Japanese-Food.net
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慈姑、黒豆、蓮根、大根、金時人参など。なべの野菜も旬を迎えます。
https://japanese-food.net/january-vegetables-and-fruits/
 

椪柑とは ~解説

  • ミカン科ミカン属の柑橘類
  • 原産地はインドのスンタラ地方
  • 日本での産地は愛媛(34%)、鹿児島(16%)、高知(9%)、宮崎(7%)、熊本(6%)
  • 収穫(11~12月)してから食べごろ(1~3月)になるまで貯蔵する
  • 日本での産地は主に暖かい地方
    (愛媛、鹿児島、熊本、大分、高知など)
  • 皮は濃い橙色
  • 触るとゴワゴワしているのは中の実と皮の間に隙間が出来ているため
  • 綺麗な形で色艶が良い物が美味しい
  • 形状によって高梢系と低梢系に分けられる
    「高梢形」サイズが大きく腰高で球形。果重は150~180g
    「低梢系」サイズがやや小さく扁平。果重は100~150g

味わい
独特の香りと甘味が強く、酸味は少ない
温州ミカンよりも甘さが強く濃厚

栄養
果皮の白い部分には動脈硬化予防の働きがあるビタミンPを含んでいる
果肉にはカリウム、葉酸、カロテン、ビタミンB1、ビタミンC、クエン酸などを含む

 

保存方法

  • 風通しが良く湿度がやや高い所。気温は3~5℃での保存が良い
  • ビニール袋に入れ冷暗所保存
    (皮から水分が蒸発していくので注意する)
 

主な品種群

  • 吉田ぽんかん(高しょう系)
  • 今津ぽんかん(高しょう系)
  • 薩州(高しょう系)
  • 太田ぽんかん(低しょう系)
  • 森田ぽんかん(低しょう系)
 

椪柑を使った料理

  • ゼリー寄せ
  • デザート
  • ジュース
  • ヨーグルトサラダ
  • ジャム
 

椪柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

ぽんかん(生)

廃棄率35 %
エネルギー42 ㎉
水分88.8 g
タンパク質0.9 g
脂質0.1 g
炭水化物9.9 g
ナトリウム1 ㎎
カリウム160 ㎎
カルシウム16 ㎎
マグネシウム9 ㎎
リン16 ㎎
0.1 ㎎
亜鉛
0.02 ㎎
マンガン0.09 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)110 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.2 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.08 ㎎
ビタミンB20.04 ㎎
ナイアシン0.2 ㎎
ビタミンB60.05 ㎎
ビタミンB12
葉酸13 ㎍
パントテン酸0.24 ㎎
ビオチン
ビタミンC40 ㎎
食物繊維(総量)1.0 g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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金柑 きんかん(Kumquats)

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金柑
 

金柑の旬

きんかん

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2月が旬の野菜は里芋、小松菜、水菜、ニラなどがあります。果物はみかん、林檎、苺などがあります
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金柑とは ~解説

  • ミカン科キンカン属の常緑低木の総称
  • 原産国は中国
  • 別名「金橘(きんきつ)」と呼ばれる
  • 温室、ハウス、露地の3つの栽培方法がある
  • 苦みと甘みを備えた皮ごと食べられる果実
  • 宮崎県産が7割をしめる
    (主に暖かい地方で栽培されている)
  • ピンポン玉よりも小さい一口サイズの果実で中心に種がある
  • 皮付近が一番甘味が強い

栄養
果皮には「ヘスピリジン」が含まれ、抗酸化作用がある
ビタミンC、E、カロテンなどが豊富
果実は咳や、のどの痛みに効果があるとされている
果皮中には少量のヘスペリジン(ビタミンP)、精油が含まれている

 

目利き

  • 艶があり、濃い色をしているものが良い
  • 表面に張りがあって重みのあるものが良い
  • つぶが大きい方が良い
  • ヘタが新鮮なものが良い
  • 表皮に傷や黒ずみのない物を選ぶ
 

保存方法

  • 収穫されてから一週間は常温で保存できる
  • ビニール袋に入れ、冷蔵庫で保存する
  • 金柑のヘタを取り、半分に切って種を取り冷凍できる
  • 蜂蜜漬けや砂糖漬けにする
 

主なブランド

  • たまたま
    (糖度16度以上・Lサイズ以上の大きさ)
  • たまたまエクセレント
    (糖度18度以上・3.3cm以上)
  • 春姫
    (ハウス栽培で糖度が16度以上)
  • いりき
    (鹿児島県薩摩川内市入来町の「温室きんかん」で生成りで完熟させ、糖度が16度以上)
 

金柑を使った料理

  • シャーベット
  • ソース
  • サラダ
  • ジャム
  • 甘露煮
  • 蜂蜜漬け
  • ドライフルーツ
 

金柑の栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

きんかん(生)

栄養素全果
廃棄率6 %
エネルギー67 ㎉
水分80.8 g
タンパク質0.5 g
脂質0.7 g
炭水化物17.5 g
ナトリウム2 ㎎
カリウム180 ㎎
カルシウム80 ㎎
マグネシウム19 ㎎
リン12 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.1 ㎎
0.03 ㎎
マンガン0.11 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)28 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)2.6 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.1 ㎎
ビタミンB20.06 ㎎
ナイアシン0.6 ㎎
ビタミンB60.06 ㎎
ビタミンB12
葉酸20 ㎍
パントテン酸0.29 ㎎
ビオチン
ビタミンC49 ㎎
食物繊維(総量)4.6 g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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エリンギ(Eringi Mushroom)

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エリンギ
 

エリンギの旬

エリンギ

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旬の野菜&果物&魚介類を月別に一覧表にしました。各月の主な行事や草木茶花、季語、古称も掲載。
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エリンギとは~解説

  • 原産はロシア、フランス、中央アジア
  • ヒラタケ科ヒラタケ属のキノコの一種
  • 原産地域では人気がある食用のキノコ
  • 1993年に日本で初めて人工栽培が行われた
  • イタリア、フランスなどに自生するキノコ
  • イタリア、フランスでの呼び名も「エリンギ」
  • ヨーロッパでは笠の部分が好まれる
  • 日本では歯触りが良い柄の部分を好む
  • 日本には自生していないので100%栽培物
  • 栽培物なので旬はなく、常においしい
  • 現在では大量栽培が普及したため、価格も手ごろな食材として人気

味わい
歯ごたえが良く食感はマツタケや加熱したアワビによく似ると言われる
エリンギには香りには乏しい
味付け・香り付けを施して調理される
歯ごたえを楽しむには縦に走る繊維と直角に切るとよい

 

エリンギの選び方

  • 色が白い物が良い
  • 柄の部分にしわがない物を選ぶ
  • 笠は開ききってない物が良い
  • 笠の裏のヒダヒダがまっすぐで綺麗に揃っているものが良い
  • 太くて弾力があるものが良い
 

エリンギの保存方法

  • 水気を嫌うので湿気や水気に注意する
  • ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存する
  • 食べやすい大きさに切って、軽く焼いてから冷凍保存できる
    (食感や味は劣る)
 

エリンギを使った料理

  • 焼き物
  • 揚げ物
  • 和え物
  • 酢の物
  • 炒め物
  • スープ
  • 佃煮
 

エリンギの栄養素 (食品成分表

可食部100g 当たり

エリンギ (生)

廃棄率6 %
エネルギー19 ㎉
水分90.2 g
タンパク質2.8 g
脂質0.4 g
炭水化物6.0 g
ナトリウム2 ㎎
カリウム340 ㎎
カルシウム
マグネシウム12 ㎎
リン89 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.6 ㎎
0.1 ㎎
マンガン0.06 ㎎
ヨウ素1 ㎍
セレン2 ㎍
クロム
モリブデン2 ㎍
ビタミンA (レチノール)
ビタミンA (β-カロテン)
ビタミンD1.2 ㎍
ビタミンE (トコフェロールα)
ビタミンK
ビタミンB10.11 ㎎
ビタミンB20.22 ㎎
ナイアシン6.1 ㎎
ビタミンB60.14 ㎎
ビタミンB12
葉酸65 ㎍
パントテン酸1.16 ㎎
ビオチン6.9 ㎍
ビタミンC
食物繊維 (総量)3.4 g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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橙 だいだい(Bitter orange)

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だいだい
 

だいだいの旬

だいだい

11月の野菜と果物ガイド – 旬の野菜と果物を楽しむ
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11月が旬の野菜もすっかり秋色に染まります。11月の野菜は自然薯や長芋、薩摩芋と言った芋類が旬を迎えます。
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だいだいとは ~解説

  • ミカン科ミカン属の香酸柑橘でインド、ヒマラヤが原産
  • 別名「回青橙(かいせいとう)」、「代々(だいだい)」
  • 実が木についたまま年を越すところから「代々栄える」として縁起物
  • 食用よりも縁起物として飾りに使われる
  • 正月の鏡餅や飾り用に使用されている
  • 冬に橙色に色付き、暖かくなると青くなり、何年も木から落ちない
  • 形は球形に近い
  • 表皮は厚く手で剥くのは困難で中には種が多い
  • 表皮に艶があり傷がなく重い物が良い

味わい
酸味と苦味が強いため、直接食するのには適さない
生食には向いてなく加工品にする
果汁は酸味が強く風味が良いのでポン酢の材料として使われる

 

保存方法

  • 新聞に包み冷暗所で保存する
  • 時間が経てば経つほど水分が抜けていくことに注意する
 

だいだいを使った料理

  • 橙醤油
  • ポン酢
  • マーマレード
 

だいだいの栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

だいだい 果汁(生)

廃棄率0 %
エネルギー35 ㎉
水分91.2 g
タンパク質0.3 g
脂質0.2 g
炭水化物8.0 g
ナトリウム1 ㎎
カリウム190 ㎎
カルシウム10 ㎎
マグネシウム10 ㎎
リン8 ㎎
0.1 ㎎
亜鉛
0.02 ㎎
マンガン0.02 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.1 ㎎
ビタミンK
ビタミンB10.03 ㎎
ビタミンB20.02 ㎎
ナイアシン0.4 ㎎
ビタミンB60.02 ㎎
ビタミンB12
葉酸13 ㎍
パントテン酸0.12 ㎎
ビオチン
ビタミンC35 ㎎
食物繊維(総量)
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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トレビス(Red chicory)

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トレビス
 

トレビスの旬

トレビス

12月|おいしい野菜と果物 一覧表|旬の野菜と果物
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トレビスとは~解説

  • 原産地はヨーロッパ・北アフリカ
  • 現在の主産地はイタリア
  • キク科の多年生野菜であるチコリの一種
  • 和名は「キクニガナ」、イタリアでは「ラディッキオ」、アメリカでは「レッドレタス」
  • 長野県では6~10月に収穫できるように栽培している
  • イタリア産、アメリカ産など輸入物が一年中流通している
  • トレビスと紫キャベツは別物
    (紫キャベツの芯は紫色、トレビスの芯は白色
  • 味は苦みがあり、葉は薄く柔らかい
  • 加熱すると苦みが増す
  • 栄養価はそれほど多くはないがバランスよく含まれている
 

トレビスの選び方

  • みずみずしく葉が乾いてない物を選ぶ
  • 綺麗な球体をしていて、しっかりと巻いているものが良品
  • 手に持った時に重みを感じるものが良い
  • 切り口が変色していないものが良い
 

保存方法

  • 乾燥に弱い
  • しっかりとラップに包み冷蔵庫で保存する
    (葉は繊細で乾燥に弱い)
  • 硬めに茹でて冷凍できる
 

主な品種群

  • ヴェローナ
  • チコリ
  • アンディーブ
  • ラディッキオ
 

レトレビスを使った料理

  • サラダ
  • 酢の物
  • 炒め物
  • リゾット
  • パスタ
 

トレビスの栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

トレビス(生)

栄養素
廃棄率20 %
エネルギー17 ㎉
水分94.1 g
タンパク質1.1 g
脂質0.2 g
炭水化物3.9g
ナトリウム11 ㎎
カリウム290 ㎎
カルシウム21 ㎎
マグネシウム11 ㎎
リン34 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.2 ㎎
0.06 ㎎
マンガン0.15 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)14 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.1 ㎎
ビタミンK13 ㎍
ビタミンB10.04 ㎎
ビタミンB20.04 ㎎
ナイアシン0.2 ㎎
ビタミンB60.03 ㎎
ビタミンB12
葉酸41 ㎍
パントテン酸0.24 ㎎
ビオチン
ビタミンC6 ㎎
食物繊維(総量)2.0g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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花椰菜 カリフラワー(Cauliflower)の特徴と栄養素

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カリフラワーの特徴と栄養素
 

カリフラワーの旬

カリフラワー

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1月は鍋の野菜も旬を迎えます。白菜や水菜、にらなど鍋によく合う食材が揃っているのも1月の野菜の特徴と言えます
https://japanese-food.net/january-vegetables-and-fruits/
 

カリフラワーとは~解説

  • アブラナ科アブラナ属の一年生植物
  • 和名は「花椰菜」「花甘藍」「木立花葉牡丹」「花キャベツ」
  • 10月~最盛期を迎える
  • 真夏を除き流通しているが旬は寒い冬
  • 一般的に白いイメージがありますが品種改良によりカラフルな品種がある
  • 加熱による損失の少ないビタミンCが豊富
  • 古くなるとすぐに色が悪くなる
  • 収穫時期をずらして全国で栽培されている
  • 切り口が新しく、ずっしりと重い物が良い
  • 大きいままで茹でると火が均一に入りやすく、崩れにくい
  • 蒸す(約2分程度)と栄養素の流出が抑えられる
  • 丸くて重みがあり、純白なものが良い
  • 球面の凹凸が少なく、なめらかなものが良い
 

カリフラワーのおいしい茹で方

  1. たっぷりのお湯に約2%の塩を入れる
  2. お湯にレモン汁や酢を少し入れると白く仕上がる
  3. 沸騰した湯に大きいまま約1分茹でる
    (余熱で火が通るので少し硬めに茹でる)
  4. ザルにあげ、そのまま冷やす
    (水にさらすと味がボケるので注意)
 

カリフラワーと相性の良い食材

 

保存方法

  • ビニール袋に入れ冷蔵庫(野菜室)で保存する
  • 保存期間は2~3日と短く、それ以上保存する場合は冷凍が良い
  • 冷凍するときは硬めに茹でて、水気をよく切って冷凍する
  • 小口にして冷凍すると使いやすい
  • ピクルスにすると長く保存できる
 

主な品種

  • ロマネスコ
  • カリフローレ
  • オレンジブーケ
  • グリーンフラワー
 

カリフラワーを使った料理

  • サラダ
  • 温野菜
  • ポタージュ・スープ
  • 炒め物
  • 酢の物
  • ピクルス
 

カリフラワーの栄養素(食品成分表

可食部100g当たり

カリフラワー(生)花序

廃棄率50 %
エネルギー28 ㎉
水分90.8g
タンパク質3.0g
脂質0.1g
炭水化物5.2g
ナトリウム8 ㎎
カリウム410 ㎎
カルシウム24 ㎎
マグネシウム18 ㎎
リン68㎎
0.6 ㎎
亜鉛0.6 ㎎
0.05 ㎎
マンガン0.22 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)18 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.2 ㎎
ビタミンK17 ㎍
ビタミンB10.06 ㎎
ビタミンB20.11 ㎎
ナイアシン0.7 ㎎
ビタミンB60.23 ㎎
ビタミンB12
葉酸94 ㎍
パントテン酸1.30 ㎎
ビオチン8.5 ㎍
ビタミンC81 ㎎
食物繊維(総量)2.9g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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葱 ねぎ(green onion)

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葱 ねぎ(green onion)
 

葱の旬

ねぎ

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旬の野菜&果物&魚介類を月別に一覧表にしました。各月の主な行事や草木茶花、季語、古称も掲載。
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葱とは~解説~

  • 大きく分けると2種類
    白ねぎ(根深葱)=主に白い部分を食用にする
    青ねぎ(葉ねぎ)=緑色の部分を食べる
  • 収穫時期によって「夏ねぎ」「冬ねぎ」と呼ばれる
  • 基本的に年中流通しているが旬は晩秋から春先
  • 薬効成分のある野菜
  • 薬味として使われる
  • ねぎの匂いの元は「硫化アリル」
    硫化アリルは食欲増進、消化促進、胃腸を健康にする効果がある
  • 肉や魚の匂い消しにも使われる
  • 古くから関東は白部分、関西は緑部分が好まれる

東日本と西日本
東日本は根深ねぎが好まれる傾向にある
→「ねぎ」というと根深葱を指し、その他は固有名詞で呼ぶ(アサツキ、九条葱など)
西日本は葉ネギが好まれる傾向にある
→「ねぎ」というと葉ねぎを指し、根深葱は「しろねぎ」「ネブカ」と呼ぶ

栄養
白い部分にはビタミンC、硫化アリルが豊富
緑の部分にはカロテン、カルシウムが豊富

選び方
根に近い部分が締まっているものが良い
葉と茎の境目がはっきりしているものが良い
弾力があって、艶があるものが良い

 

葱と相性の良い食べ合わせ

 

葱の保存方法

  • 湿らせた新聞紙(ペーパー)に包み、野菜室に立てて保存
  • 刻んだ葱を水にさらし、水気を切り密封容器に入れ冷蔵で保存
  • (水気をよく切り、密封容器の底にペーパーを敷くとよい)
    刻んだ葱を冷凍保存できる
 

葱の品種群

  • わけぎ
  • 芽ねぎ
  • あさつき
  • 九条ネギ(京葱)
  • 下仁田ネギ
  • 加賀ネギ
  • 千住ネギ
 

葱を使った料理

  • 薬味
  • 味噌汁
  • 焼きネギ
  • ねぎま
  • 鍋物
  • 煮物
  • 炒め物
 

葱の栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

葉ねぎ(生)

廃棄率7 %
エネルギー30 ㎉
水分90.5g
タンパク質1.9g
脂質0.3g
炭水化物6.5g
ナトリウム1 ㎎
カリウム260 ㎎
カルシウム80 ㎎
マグネシウム19 ㎎
リン40 ㎎
1.0 ㎎
亜鉛0.3 ㎎
0.05 ㎎
マンガン0.18 ㎎
ヨウ素1 ㎍
セレン1 ㎍
クロム2 ㎍
モリブデン1 ㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)1500 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.9 ㎎
ビタミンK110 ㎍
ビタミンB10.06 ㎎
ビタミンB20.11 ㎎
ナイアシン0.5 ㎎
ビタミンB60.13 ㎎
ビタミンB12
葉酸100 ㎍
パントテン酸0.23 ㎎
ビオチン1.7㎍
ビタミンC32 ㎎
食物繊維(総量)3.2g

日本食品標準成分表2015年版(七訂)から引用

 

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三つ葉 みつば(Janese-honeywort)

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三つ葉 みつば(Janese-honeywort)
 

三つ葉の旬

根みつば

切りみつば

天然みつば

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旬の野菜&果物&魚介類を月別に一覧表にしました。各月の主な行事や草木茶花、季語、古称も掲載。
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三つ葉とは~解説~

  • 原産は日本
  • セリ科ミツバ属の多年草
  • その名の通り葉は3枚付いている
  • 主な生産地は千葉、愛知、静岡
  • 香りが大事なので香りを失わないように調理する
  • 独特の香り成分は「ミツバエン」や「クリプトテーネン」
  • 自生しているものは葉が大きく、茎がしっかりして見た目が少し違う

味わい
彩や香りを楽しむ野菜
生で食べるとシャキシャキした食感が楽しめる

選び方
葉が鮮やかな緑色でみずみずしい物が良い
全体的にピンとしているものが良い
香りが強い方が良い
茎に艶がある方が新鮮です

栄養
カリウムやカロテンが豊富
香り成分には食欲増進、胃もたれを防ぐ作用がある
神経を落ち着かせ、ストレス解消に効果がある

 

三つ葉の保存方法

  • 痛みが早く長期保存に向かない
  • キッチンペーパに包み、ビニール袋に入れ野菜室
  • 保存時には根元のスポンジは外しておく方が良い
  • 乾燥すると香りがなくなるので注意
  • 生や茹でて冷凍できる
    生のままサッと洗い、水気を切って冷凍
    サッと茹で、冷水にとり、水気をよく切って冷凍
 

三つ葉の主な品種

  • 切り三つ葉=茎がやや太く、「葉セロリ」に似ている。主に関東で出回り、関西ではあまり見かけない
  • 根三つ葉=細く、牛蒡の先のような根がついている
  • 糸三つ葉=ハウスで水耕栽培されているので年中出回る
  • サラダ三つ葉
 

三つ葉を使った料理

  • かき揚げ
  • お茶づけ
  • 茶碗蒸し
  • 炒め物
  • 味噌汁
  • サラダ
 

三つ葉の栄養素(食品成分表)

可食部100g当たり

糸三つ葉 (葉)

栄養素茹で
廃棄率8 %0 %
エネルギー12 ㎉14 ㎉
水分94.6 g93.7 g
タンパク質0.9 g1.1 g
脂質0.1 g
炭水化物2.9 g4.0 g
ナトリウム3 ㎎3 ㎎
カリウム500 ㎎360 ㎎
カルシウム47 ㎎56 ㎎
マグネシウム21 ㎎18 ㎎
リン47 ㎎39 ㎎
0.9 ㎎0.6 ㎎
亜鉛0.1 ㎎0.1 ㎎
0.02 ㎎0.02 ㎎
マンガン0.42 ㎎0.48 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)3200 ㎍4000 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.9 ㎎1.3 ㎎
ビタミンK220 ㎍250 ㎍
ビタミンB10.04 ㎎0.02 ㎎
ビタミンB20.14 ㎎0.08 ㎎
ナイアシン0.7 ㎎0.4 ㎎
ビタミンB60.06 ㎎0.03 ㎎
ビタミンB12
葉酸64 ㎍23 ㎍
パントテン酸0.30 ㎎0.22 ㎎
ビオチン
ビタミンC13 ㎎4 ㎎
食物繊維(総量)2.3 g3.0 g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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根深葱 ねぶかねぎ(Nebuka-negi)の特徴と栄養素

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根深葱 ねぶかねぎ(Nebuka-negi)
 

根深葱の旬

ねぶかねぎ

10月|旬の野菜・果物 一覧表 japanese-food.net
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おいしい野菜が多い10月。秋と言えばキノコ類が旬を迎え美味しくなってきます。秋刀魚が美味しくなり、それに合わせるように酢橘やカボスなども出てきます
https://japanese-food.net/october-vegetables-and-fruits/
 

根深葱とは~解説~

  • 別名「しろねぎ」「ながねぎ」
  • 日に当たらないようにして、白い部分が多くなるように育てる
  • 関東では白い部分を好み、関西では緑の部分を好む傾向がある
  • 生で刻んで食べると、シャキシャキした食感と辛味を味わえる
  • 中国では体を温め、疲労を回復する薬用植物として珍重されていた
  • 旬は冬ですが年間を通して安定して供給される
  • カリウムやカルシウム、ビタミンC、カロテンなどが豊富に含まれる
  • ネギ特有の香りは硫化アリルの一種アリシンによるもの
  • アリシンは糖質のエネルギー代謝やビタミンB1の吸収にかかわっている
  • 低温の油で加熱する事でアホエンという物質が生成される
  • アホエンには強い抗酸化力があり、血液をサラサラにしてくれる
 

根深葱の選び方

  • 白い部分が締まっていて弾力があるものを選ぶ
  • 葉先まで濃い緑色で張りがあるものが良い
  • 滑らかでスジがなく、艶があるものが良品
  • 付け根がしっかりしていて、葉と茎の境目がくっきりしているものが良品
 

相性の良い食材

老化防止
疲労回復
豚肉
紫蘇
生姜
高血圧
動脈硬化予防
木耳
昆布
便秘予防薩摩芋
蓮根
 

保存方法

  • 乾燥しないようにラップに包むか、ビニール袋に入れ冷蔵庫で保存
  • 長い時は緑の部分と白い部分に分けてビニール袋に入れるとよい
  • 冷凍するときは3等分程度に切り分け冷凍する
    (小口に切って冷凍すると、アリシンが失われる)
  • 冷凍したものを使う時は凍ったまま料理に使う
    (解凍すると旨味や水分が抜けてしまうので凍ったまま切って使う)
 

主な品種

  • 千住ねぎ
  • 深谷ねぎ
  • 信長ねぎ
  • 加賀ねぎ
  • 下仁田ねぎ
  • 曲がりねぎ
 

根深葱を使った料理

 

根深葱の食品成分表

可食部100g当たり

ねぶかねぎ(生)軟白

廃棄率40 %
エネルギー35 ㎉
水分89.6 g
タンパク質1.4 g
脂質0.1 g
炭水化物8.3 g
ナトリウム
カリウム200 ㎎
カルシウム36 ㎎
マグネシウム13 ㎎
リン27 ㎎
0.3 ㎎
亜鉛0.3 ㎎
0.04 ㎎
マンガン0.12 ㎎
ヨウ素
セレン
クロム
モリブデン2 ㎍
ビタミンA(レチノール)
ビタミンA(β-カロテン)82 ㎍
ビタミンD
ビタミンE(トコフェロールα)0.2 ㎎
ビタミンK8 ㎍
ビタミンB10.05 ㎎
ビタミンB20.04 ㎎
ナイアシン0.4 ㎎
ビタミンB60.12 ㎎
ビタミンB12
葉酸72 ㎍
パントテン酸0.17 ㎎
ビオチン1.0 ㎍
ビタミンC14 ㎎
食物繊維(総量)2.5 g
「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」から引用
 

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